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ジョンヒョン 24.04.08

誕生日当日にあげたかったのに間に合わなかった!

今日はジョンヒョンの35歳のお誕生日。
お誕生日おめでとうございます。
今年もこうして改めてジョンヒョンを思い出すことができて嬉しい。

私の誕生日があなたの喜びになるなんて
私が呼吸するだけであなたの喜びになるなんて。
なんて幸せな人生なのでしょう!

これは2016年4月8日のジョンヒョンのTwitterでのポスト。

間違いなくジョンヒョンの誕生日というだけで幸せな1日で、それは好きになってから10年間なにも変わっていない。

時は過ぎるけど、変わらないこともたくさんあるんだなあ。

さて、私は人生で一本だけアルバムを選べるとしたら迷わずジョンヒョンの第1集「BASE」を選ぶ。

これほど非の打ち所がない完成されたアルバムは他にないと思う。ドラマチックに展開された完全な構成で不足がないというか。足らないものがないと感じるほど満足感のあるアルバム。抽象的な言葉しか出てこないけど、本当に好き。

それにコンサートで「Deja Boo」を聞くのが大好きだった。数え切れないくらい聞いた。いつも少しずつ歌い方を変えてくれるのが嬉しかった。ジョンヒョンの歌の技術力と唯一無二の声が体感できる一曲。掛け声も楽しくて、ラップパートのアンニョンにアンニョン!って返すのがいつも楽しかった。

私は彼からたくさんのものをもらった。

私は本格的に音楽を好きになったのはシャイニーが初めてだったから、基礎的な音楽の嗜好はシャイニーとジョンヒョンがベースになっている。

ジョンヒョンのおかげで好きになった数々の音楽。例えばマイケルジャクソン、Journey、Billy Joel。

彼の、彼らの音楽やステージだけじゃない。

シャイニーとしてのジョンヒョンの生き様からもたくさんのことを教えてもらった。いつも新しいものを見せてくれたし、ひたむきに物事に取り組む姿勢に憧れた。夢は叶うということを教えてくれた。


そんな彼らを追いかけて、新しい自分に出会うこともできた。シャイニーのことで喜んだり、笑ったり、悲しんだり、怒ったり、焦ったりした。何かに対して一生懸命になれる自分がいることに気づけた。

他にも新しい価値観や考え方、自分との向き合い方を教えてもらった。特に、どうしようもなく悲しいとき、疲れた日にジョンヒョンは温かい言葉をくれる人だ。

何度、疲弊して帰ってきた夜に「The End of a Day」を聴いただろう。

君の その小さな肩が
その小さな両手が
疲れた僕の一日の終わり
温かい布団になって
お疲れさま
本当に大変だったね
~
君は僕の誇りだよ

温かいメロディーと慰めるストレートな歌詞、優しい歌声で自然と涙が流れる。美しい歌。


悲しいことがあった日にいつも「ため息」を聴いた。

あなたのため息
その深さを理解する事はできないけど
大丈夫です
私が抱きしめてあげます
本当にご苦労様でした

ジョンヒョンは誰よりも人の痛みに敏感だったから、こんな優しい詩が書けるんだろう。

そして、その優しい言葉にたくさんの人たちが救われてきたことを忘れないでほしい。

今日は5年間、心の中に閉じ込めておいた彼の死と向き合ってみる。

2018年12月のことは今でも心臓がザワザワしてしまうくらい鮮明に覚えている。

母と韓国旅行に来ていた。母が旅行期間に開催されたジョンヒョンのソロコンサートに行こうと誘ってくれたが、タイトなスケジュールだったため、次の機会にしようと断った。

彼が亡くなったのはその数日後だった。

本当に後悔してもしきれない。
「推せるときに推せ」なんて言葉もあるけど
まさか最後になるなんて思わなかった。

訃報を聞いてから、これでもかというほどたくさん泣いた。

ジョンヒョンは私にとって絶対的な存在だった。

シャイニーは元々、すごく忙しく毎日スケジュールをこなすグループだったし、韓国アイドルは毎日何の活動をしているのか明瞭にわかったから、スマホをひらけば会える人だった。YouTubeで今日の日付を検索すれば、新しい姿が見れた。

私が見に行けば必ずいる。
それくらい近くて、遠かった。

そんな絶対的な存在が、急に消えた。
何とも不思議な感覚だった。

もともと遠くの人だったから、ジョンヒョンが亡くなっても私の実生活には何の影響がなかったが、それがすごく悲しかった。

身内が亡くなったわけじゃない。会ったこともない(遠くから見つめたことしかない)ただの他人の死をそこから何年も引きずった。そして今もそれは続いている。

だけど、今は、こんな悲しみさえ少し愛おしく感じる。これからもこの気持ちを抱えて、ずっと一緒に生きていこう。

そして、あのときジョンヒョンに言えなかった言葉もここで言いたい。

お疲れ様でした。


最後に、

誰かを愛すると言うことはそれだからではなく
それにもかかわらずである。

私が人生で1番大切にしている言葉だ。
これこそが真に愛の本質だと思う。
「それにもかかわらず」。生きていると、そんなことばっかりだ。
人は人の足りない部分がかわいくて好きになる。

当時は高校生だったけど、歳を重ねるにつれてこの言葉をゆっくりと実感していっている。

こうしてジョンヒョンの言葉を理解できるようになっていくたびに、ジョンヒョンはある意味で、生きていると感じるよ。

時間が経てば、あなたには僕のような
歌手がまた現れるかもしれません。
あなたにとって僕が何番目の歌手に
なるのかわかりませんが、
僕にとってはあなたが一番目の友達です。
そして最後になるでしょう。

私にとってもあなたが最初で最後の友達。
たくさんのかけがえのないものたちを
私に与えてくれてありがとう。
目に見えなくても、ずっとここで輝くでしょう。


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