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「れんげちゃんと私」Pre春弦サビ小説

あたしのママは魔法使いなんだ。知らなかった。
ねえ?れんげちゃん。

わたしは知ってたわ。
有名よ。

へえ、ママのこどものあたしは知らなかったのに。
どこで有名なの?

お花の世界よ。
ママはときどき自分のお店のケーキ屋さんでも魔法を使ってるもの。

ふうん…知らなかった…
でもまあいいや。
あたし、ママのおかげでれんげちゃんとともだちになれたから!

そうだよね。
わたしもルゥちゃんといっしょにいられるから、とってもうれしいよ。

⁂ ⁂ ⁂ ⁂ ⁂

ルゥちゃんが転んでひざをすりむいて泣いたらママが
「だいじょうぶよ。待ってて、ママの魔法」
そう言って、れんげの花冠ティアラを作ってかぶせてくれた。
ルゥちゃんの涙はすぐに引っ込んだ。
ルゥちゃんは(こんなすてきなものをかぶったあたしはお花畑のおひめさまだ)と思った。
花冠と別にママは少し選んでから一本のれんげをつんで、ルゥちゃんの胸ポケットに差してくれた。
「はい。ルゥのおともだちよ」
家に帰って胸ポケットのれんげを出してテーブルにおくと、それは本物そっくりのれんげのブローチになっていた。そしてこういった。
「ルゥちゃん、よろしくね」


それ以来、花冠がしおれてしまったあとも、ルゥちゃんとれんげちゃんは友達だ。



またしてもサビ小説という感じではないような…(;´・ω・)
このママがどの過去作のケーキ屋さんの人か
分かる人いるかな…(´∀`*)ウフフ

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