【後世に残したい児童文学】『トム・ソーヤーの冒険』

マーク・トウェイン作。
冒険もの。
久しぶりに読み返し。
ペンキ塗りのエピソード、無人島、洞窟、インジャン・ジョー。
断片的だった記憶がつながる。

インジャン・ジョー、怖い。
長いこと「インジャン」を「インディアン」と読み間違えていたのは私だけ?

よく言えば、のびのびと自由なトム。
嘘をついたり、いたずらをする。
大人になった今だとポリーおばさん側に感情移入してしまっている。
育児と同じ。
こんなに心を砕いて育てているのになぜ悲しませるようなことをされるのだろう?
これは「子ガチャ」?
うむむ。

読み返して驚いたのは「もう死んでしまいたい」とトムがちょいちょい考えるくだり。
自分が死んでしまったら周りの人が後悔するに違いない。
この妄想、コドモの頃、自分もしたな。
みんなを心配させたい、というのは自己顕示欲?

まじない、呪文、冒険…
そういうものにワクワクしたなぁ。

ラストのお宝のシーン。
開示してしまうところがおおらか。
今だと危険すぎないか?と思う。


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