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音楽を聴いていた日

今日はライブもレッスンも、大学も無いから1日音楽を聴いていました。

私にとっては珍しいことじゃなくて、ただぼうっと窓を開けて外気に触れながら音楽を聴くだけが『生活』という感じ!


5月最初の日は天気があまり良くなくて、それっぽい音楽をずっと聴いています。


音楽を聴いているとチバのことが嫌でも思い浮かぶ。

チバというのは、代表格でいうとTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTやROSSO、The Birthdayというバンドで活動していたチバユウスケさんのことです。

彼は昨年の末に亡くなりました。

私にとってチバは推しとか憧れという部類を超えていて、自分でも形容の仕方がわかりません。

ただ漠然と、どんなに嫌なことが起こっても「チバが居るからいいや」と思える存在だったんです。


10歳か11歳の時からチバの音楽を知っていました。

というのも、家族と行くカラオケで父が毎回のように歌っていたから、いつの間にか曲を覚えていたんですね。


物心ついて、ロックが好きだなと自覚してからミッシェルの曲を聴いたりなんだりして関心は深まります。

ロック好きからしたら、ミッシェルは必須科目というか、当たり前に通る道なんですよね。


だけど私はお父さんがカラオケで歌っていたThe Birthdayというバンドが特に好きでした。(その時にリアルタイムでチバが組んでいたバンド)


初めてチバを見たのは16歳の時。

家族と行ったフェスでThe Birthdayのライブを浴びました。

デカーーーーーーいステージなのに目の前で歌ってくれているような存在感があって本当に格好良かったなあ。

と思えば、ライブの合間に水筒に入れた焼酎を飲んでいて、"これが俗に言うパンクロックだ・・・・"と思ったりもして。


底抜けに自由に歌唱する姿が今でも忘れられません。


その日から、好きなバンドは星の数ほどあったけど、一番好きなバンドマンは?と聞かれると必ずチバと答えるようになりました。


音楽好きの同級生のお母さんと、夜な夜なチバとかミッシェルの良さについてメッセージを送りあったり、家族で夜ご飯を食べながらチバの映像を流したり、彼の音楽に触れる時間がすごく楽しかった!


本当にねーーー、渋くて格好良いんですよ。歌が。


尖ってて、真っ直ぐで、厚みがあって、まさにロックスターって感じで。


だけど同級生にチバを好きな人は全然居なかったな。

1番音楽に新鮮なアンテナを張っていた高校生の時期は少し寂しかったです。


女の子はお父さんに対して思春期とか多少あるんだろうけど、私はお父さんのおかげでチバを知れたから、こんな格好良い音楽を教えてくれるなんてサイコーの親父じゃん!って思ってたし、家族で行ったフェスでお父さんと走って向かったThe Birthdayのステージは楽しかった。


それに、学校に行きたくない日は『なぜか今日は』って曲を流して無理やり自転車に乗って。

流れるコードとチバの歌にやるせなさを感じつつも背中を押される日ばかりでした。


だから、私にとってチバは家族のかたちを深めてくれたり悩みや鬱々とした気持ちを一瞬で消し去ってくれたり、すごく大きくて道標みたいな存在だったんですね。


彼が病気で活動休止を発表した日、動揺はしたけれど「チバが死ぬわけないじゃん!」って思ってた。ロック好きのアイドルさんと楽屋が被った日とかも、そう話したし。


THEE MICHELLE GUN ELEPHANTは私が生まれる前から活動していたのに、私が大人になってもチバは歌ってるんだから絶対大丈夫って思ってました。


でもそうではなくなってしまった日から、本当に日常の基盤が崩れてしまって、今でもThe Birthdayの曲は聴けないでいます。


24日の主催ライブで出したオリカクはTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの『バードメン』、The Birthdayの『カレンダーガール』をオマージュしたもので、フライヤーもそれに寄せました。


でも会場BGMのプレイリストに、曲は入れられませんでした。チバの声を聴くのはとてもとても辛いから。


絶対的な存在が無くなってしまったその後は、こんなにも不安定なんだと驚いています。


こんなことをつらつら書いて何が言いたいのかというと、それくらい私の人生はチバに起因しているのでパフォーマンスもやっぱりロックに寄ってしまうのは必然で、、、ということです。


パンクだよ!ロックな歌い方良いよ!って褒めてくれる方もいて本当に本当に有難いのですが、yumegiwa last girlはストレンジでポップ。個性を出しすぎて調和を乱してもいけないので、自分のパフォーマンスを考えて考えて失敗して、そんな感じです。


でも褒めていただけてすごく嬉しい。今までアイドルはしてきたけど、そういう自分の中で拘りのあるパフォーマンスを最大限にできるのはyumegiwa last girlの音楽なので。


やっぱアイドル界のロックスターなりたいなー。カッコよくなりたい。チバみたいに自由に鋭利に唄いたいぜーーーー。


snsでは、きゅる♡とか載せてるけどパンクロッカーになりたいよ!!!!!!!!

(でも顔はきゅる顔なので好きになってください。)


天気と気圧と個性のない1日のせいで、センチメンタルなnoteになっちゃったけど、いつか私も君にとって揺るぎない存在になれるように頑張ります。

どれだけ大きいことを書いても言っても、結局その意志を続けなければ意味が無いからなー!灯火消さないことがだいじ!

チバに憧れて買った赤いセミアコもいつか弾くんだ。学生なのでグレッチには手が出なくてエピフォンだけど、、、、、、、





何事も、失ったと思うのではなくてそれくらい自分の記憶に強く残ってくれたと思って生きたいね。

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