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性欲食欲音楽欲

最近、生活が億劫だ。

掃除、炊事、洗濯、公共料金の支払い、社会人としての立ち振る舞い。全てがモンスターハンターの卵運搬クエスト並に面倒くさく感じる。仕事を終えて帰ってきて、死ぬほど空腹なのに飯を準備することすらままならない。

もういっそ、人間としての権利や尊厳を全て捨ててでも誰かに飼われたい。ペットになりたいと思う。

しかしそんなことを言いながら、(きったねぇおっさんに飼われるのはいやだ、どれだけエサや住まいを責任もって管理してくれるとしてもだ。できることなら『ぼっち・ざ・ろっく!』のPAさんみたいな黒髪美人お姉さんに飼われたい)みたいなことを思う、思ってしまう。社会生活からドロップアウトしたいと思うだけでも大層贅沢なのに、あろうことか性への渇望を捨てきれぬ愚かな人間ぶり。そりゃあ生きづらいわけですわ。そういえば以前ウチのバンドメンバーと上記の内容について語り合ってたら「でも去勢されるのは嫌ですよね」と。たしかに。あぁ、愚か。

一応年齢上、かつ社会での立ち位置上"大人"になって、大人としての立ち振る舞いの難しさに直面して辟易している。就職してもう4年くらい経つけどいまだに辟易してる。良い加減慣れろと思う。そう考えると、"大人"としてしっかり立ち振る舞いつつ僕などという大層面倒な性質をした人間を育ててくれた両親の凄さに気づく。頭が下がりすぎて地面についてしまう。冬の地面は冷たかった。

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(↑話題変わるよ!の線。通称『話は変わりますがライン』)

僕の職場の近くに小さなラーメン屋さんがある。ラーメンとミニサイズのご飯もの(チャーハンとか丼ものとか)がセットでなんと580円。
そんなお店に今日も昼食を食べに行ったところ、店員さんに「実は今日で閉店なんです」といわれた。

仕事でどうしようもなくイラついたときなどはついつい昼休みにそこに行ってたらふく食べて、ストレスを軽減したりしていた。職場で腹立つことがあっても(昼にラーメン行こう)と思えば乗り切れた。
とても悲しいし、さびしい。貼り紙などもなく、急に告げられたものだから本当に驚いた。

バンドの解散ライブというものに僕はまだ立ち会ったことがないが、こういう気持ちなのかなぁ、とラーメンを啜りながら思った。
退店時、いつもは「またどうぞお越しくださいませー」なのに今日は「ありがとうございました」だけだった。それもまたなんだか寂しかった。
昼休みの楽しみが無くなってしまった。つらいなぁ。

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今日リリースされたドミコのEP『異(上)』が凄まじく良い。全曲、過去にリリースされた曲のアップデートver.なので、是非皆さん原曲と聴き比べてほしい。化けまくってる。

ほかに最近聴いてる曲としましては、まず落日飛車の"Burgandy Red"。オリエンタルなシンセがたまらない。こういう曲ウチのバンドでもやりたい。そもそもこの『Jinji Kikko』のEPがまじ良い。"My Jinji"のくそ長アウトロが最高。最高なんだけど何故か最後がぶつ切りになっててそこだけ納得いかない。なんで?


最近は寝る前にCorneliusの"あなたがいるなら"を気づいたら再生しているレベルで聴いてる。
極限まで抑制されたサウンドなのに、めちゃくちゃエモーショナル。この語義矛盾を成立させてしまう小山田圭吾の手腕と、坂本慎太郎の歌詞。最高。

この曲が入っている『Mellow Waves』がまたとにかく名盤なんである。必聴である。

あとはZAZEN BOYSの新譜が、12年待った甲斐あるとんでもねぇクオリティだった。テレキャスをセンターピックアップでかき鳴らしたくなります。そして、唐揚げが食べたくなるアルバムです(何を言ってるかわからんと思うが聴けばわかります)。

そして去年リリースされて以来何度リピートしたかわからない、People In The Boxの『Camera Obscura』。これ本当素晴らしい。まごうことなき最高傑作です。不穏で、冷徹で、ダイナミック。こんな名盤をリアルタイムで聴ける喜びよ。


音楽の話してたら楽しくなってきたなぁ。楽しくなれるだけまだ良かった。

2月、色々ライブあります。おいおいTwitterなどで告知します。がんばりますのでみんな見にきてね。

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