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村上タクタさんに聞く「豪快な趣味」の話(03)

編集者・ライターの村上タクタさんと、趣味を巡る対談をは第3回目に突入。

趣味に注力していくと、「世人では到達しづらい」世界に入っていくことは珍しくない。そして、そうした人々は我々が思っている以上にたくさん、いろいろな分野に存在する。今回は熱帯魚などの領域を通し、そんな人々の話をしていく。一方で、「濃い人」だけで市場は成立しない。趣味への入門には常に矛盾がつきまとう(全6回予定)


■水槽の硝酸塩濃度が「目でわかる」

西田:ちょっと話を変えましょう。

タクタさんはこれまで、いろんな趣味の雑誌を作ってきて、いろんな方に会ったわけじゃないですか。

その中で面白かった方のエピソード、すでにいくつか例が出ましたけど、これはすごいなという例って、どんなのがありましたか?

もちろんカネのかかり方もあるけど、人生のかかり方みたいなのもあるわけじゃないですか。

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