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「理想の働き方」に正解はない。だからこそ、MOLはワークスタイルを“カスタマイズ”可能にした

こんにちは!株式会社Mobile Order Lab広報担当です。
今回は、Mobile Order Lab(以下MOL)の働き方、特に「仕事と育児の両立」についてご紹介します!

話を聞いたのは、実際に育休を取得し、現在子育てをしながらフルリモート勤務をしている宮崎 雅之です。MOLの「コアタイム無し×フルリモート」という働き方は、宮崎のライフスタイルにどのような影響をもたらしているのでしょうか。
MOLが大切にしている「働き方」に関する考え方についてもお伝えしていきます!


スタートアップ、起業を経て、MOLにジョイン

——まずは、大学時代からMOL入社までの経歴を教えてください。

大学1年生からとあるスタートアップで長期インターンシップを始め、UIデザインやコミュニケーションデザインを担当していました。大学で経営学を専攻していたこともあって、いつかは自分で会社を立ち上げたいという思いがあり、インターンシップには積極的にコミットしていましたね。

新卒ではそのままインターン先に入社。主にデザイン業務を中心に手がけ、6年ほどお世話になりました。

そして、同時並行でいくつかの副業をしており、その一つとしてqutoriという会社を共同創業したんです。この会社ではアートをレビューするアプリの開発や、コミュニティマネージャーの育成学校、ポップアップストアの監修事業などを運営していました。

——かなり幅広く活動されていたんですね。

そうですね。MOLに関わるようになったのはqutori立ち上げと同時期で、副業の一つとして業務に携わるようになったんです。アンケートやレビューの獲得を集客につなげるための『HERO』をはじめとして、社長の肥田と共に試行錯誤しながら、さまざまなプロダクトの開発を進めていましたね。その後、MOLにリソースを集中させるために一人目の正社員としてMOLに入社したのが2019年のことで、qutoriの役員は退任しました。

——現在、MOLではどのような役割を担っているのでしょうか。

現在の担当範囲は、「デザインに関わるすべてのこと」です。以前は事業/組織のあらゆることを全て自分でやらなければなりませんでしたが、採用が順調に進み、個々人の強みを発揮するための役割分担ができているので、現在は自分がプロとして価値発揮できるデザイン領域に注力しています。


「コアタイム無し×フルリモート」は、幸せを実現するための「手段」でしかない

——これまでの働き方についてお伺いします。学生時代から現在に至るまで、勤務スタイルはどのように変化しましたか。

インターン生、そして若手時代を過ごしたスタートアップでは仕事に熱中していたこともあり、カレンダーを意識して生活をすることはありませんでしたね。それに空いた時間には積極的に副業もしていました。

前職でも大活躍の宮崎

勤務スタイルが大きく変化したのは、子どもが生まれてからです。家族との時間を大事にしたいなと思うようになりましたし、以前は自分の身体のことはほとんど気にしていませんでしたが、働き過ぎて体調を崩してしまうと家族に迷惑をかけてしまうことになるので、労働時間をコントロールしなければならないと思うようになりました。

そう思うようになったのは、前職が家族関係を重んじる社風だったということもありますが、特に肥田の影響が大きいと思います。肥田は常々「お金を稼げばそれだけで幸せになるわけではなく、公私共に良い人間関係と健康が最も大事だ」と言っていますし、MOLの環境にもその考えが反映されています。その考えに影響され、現在のような働き方になったのかなと思いますね。

——勤務スタイルの変化に伴って、プライベート面で何か変化はありましたか?

育児や家族に対する考え方が変化したように思います。具体的に言うと、妻と話し合ったり周囲の意見を聞きながら、夫婦間や子供との理想的な距離感について考えることが多くなりました。

たとえば、ベネッセ次世代育成研究所が実施した調査では、産後の2年間で夫婦間の愛情、特に妻が夫を愛する気持ちは大きく冷え込むという結果が示されています。夫の育児や家事への関わり方に妻が不満を持つことが、こういった事態の引き金になるのだそうです。子どもが生まれてからの数年という時間をどう使うかによって、家族の将来が大きく変わる。自分の時間は、自分だけのものではないんだと感じるようになりましたね。

休日にお子さんと遊ぶ様子

——家族との時間も大切にされていることが伝わってきます。とはいえ「仕事」と「家庭」の両立に悩んでいる人も少なくないのではないかと思いますが、その秘訣があれば教えてください。

これは秘訣というより、MOLのワークスタイルによるものですが、やはり「コアタイム無しの、フルリモート勤務」であることは大きいですよね。

出社する必要がなく、自宅で仕事ができるので、育児をしながらその隙間時間で働くこともできます。たとえば私は「早朝」「保育園の送り前」「子どもが寝た」後に作業の時間を分散させながら、家族との時間を確保する日もあります。保育園の迎えは妻が担当してくれていますが、その後の夕食、お風呂、寝かしつけ、家事がワンオペにならないよう分担しています。

——長期的に見て、現在の勤務スタイルは持続可能だと思いますか?

もちろん持続可能ですが、変化が必要だと思います。というのも、子どもの成長に応じて生活スタイルは変わり、それに合わせて勤務スタイルも変わるはずなので。

現在、子どもは保育園に通っていますが、小学生になれば通学や帰宅の時間が変わりますし、中学、高校と成長していくにつれて、生活スタイルは変化します。段々と一人で出来ることも増え、親の手を必要としないようになるはずなので、現在のワークスタイルが最適な期間は一時的だと思っています。

重視すべきは、「フルリモートでの勤務を持続可能にすること」ではなく、私を含めたメンバーとその家族が「幸福な生活を実現するためのワークスタイルとはどのようなものか」を模索し、常にそれぞれに合ったワークスタイルを柔軟に構築できることだと思っています。


一人ひとりの「違い」を認め、尊重し合う組織風土

——ワークスタイルは、あくまでも「幸せな生活を送るため」の手段でしかないということですね。とはいえ、フルリモートだからこそのメリットもあるのではないでしょうか?

そうですね。育児面でいえば、妻と子育ての悩みをタイムリーに共有できることは、フルリモートならではかもしれません。現在、子どもは2歳なのですが、生まれてからこれまでの間にも、子育ての悩みは変化し続けています。

たとえば、生まれてすぐのころは、「おっぱいやミルクがうまく飲めない」とか「夜、全然寝てくれない」という悩みがありましたが、その後「歩き始めて怪我をしないか」とか「ぶつかって転ばないか」という不安が大きい時期があり、現在はイヤイヤ期に入り、「日常的なあれこれを嫌がること」に向き合っています。

このように悩みや不安は変化するわけですが、子どもの近くにいるからこそ、その成長や注意すべきことの変化に気がつけるのだと実感しています。目の前の問題だけではなく、将来的なことについて一緒に考えるためにも、夫婦間で子育ての悩みや不安を共有することが重要だと感じていますね。

——MOLでは、一人ひとりがそれぞれのライフスタイルに合った勤務スタイルで働いていますよね。そのような環境の中で、効率的に働くために実践していることはありますか?

夕方から夜にかけて仕事をしているエンジニアがいたり、肥田やPdMメンバーなど朝方タイプも多いですよね。僕は子どもが朝早いので、22時には寝ています。こういった、個々人のライフスタイルに合わせて非同期でも連携できるように、手元の作業やMTGを動画撮影して共有することもあるんです。

というのも、私たちの行動指針(バリュー)の一つに、「Team Driven」があり、その一部として「相違理解」を掲げています。この言葉に込めているのは、「個々の間にある『違い』を受け入れよう」という思いです。一人ひとり違う人間なので、どうしても理解できないことってあるじゃないですか。ただ、理解できなかったとしても、その「違い」を受け入れることはできるはず。そういった考え方の体現の一例として、一人ひとりが自分に合ったワークスタイルで働くことを推進しています。

直近では、メンバーが増えてきたことで新たにジョインした人が「全員のことを理解するのに時間がかかってしまう」という課題もあります。今後はオンボーディング施策を実施したり、「相違理解」を前提としつつ、一定のルールやガイドラインを設けたりするなど、何かしらの施策を検討したいと思っています。


理想のワークスタイルと、組織としての成長を実現するために

——現段階で、それぞれがそれぞれのワークスタイルで勤務しつつ、組織として効率的に働くために実施していることがあれば教えてください。

大切なことは、それぞれが「いつ、何をしているのか」を共有することです。そのために、メンバーがそれぞれどんな動きをしているか分かるよう、全員でカレンダーを共有しています。あとは、SlackやNotionで効率的な非同期コミュニケーションを実現し、不要な会議を減らすことも意識していますね。

たとえば、以前は毎週金曜日にプロダクトチーム内の振り返りミーティングを実施していましたが、最近それを廃止しました。現段階ではチーム編成の変化も早いので「そもそもこの会議は必要なのか」といったことも含めて、メンバー間でコミュニケーションを取り、効率的に業務を進められる体制を構築しています。

現在は、週に2度、月曜日の朝と金曜日の夕方に全体でオンラインミーティングをする以外は、各自が必要に応じて集まるスタイルです。エンジニアに関しては、ほとんどミーティングはないかもしれませんね。とはいえ、対面コミュニケーションを軽視しているわけではありません。

たとえば、四半期に一回はキックオフとして全員がオフラインで一同に介する場を設けて、目線を合わせています。また、「最もパフォーマンスが発揮できる環境」で働くことを推奨しており、信頼関係を構築するためのコミュニケーション、多人数でのディスカッションなどが必要な場合はオフラインでMTGを実施する場合もあります。オフライン・オンラインの選択は業務や状況に応じて、各々の判断に任されていますよ。

オフラインでのワーク

——先ほど、「相違理解」という言葉が出ました。相違理解を促進するための施策などはありますか?

以前キックオフの時に、サービスデザインネットワーク日本支部に所属するサービスデザイナーのみなさんが考案した「DONBURI」というエンゲージメントツールを活用したワークショップを実施しました。これはあるお題に対する相手の行動を想像するゲームで、メンバー間で自己開示と他者理解のループをつくることを目的としたワークショップです。

他にもオフライン交流を促進する制度があります。新しいメンバーがジョインした際、既存メンバーとの食事費用を会社が負担する制度などです。多様な接点でお互いの信頼関係を築くことで、オンラインの業務も円滑に進められるようになります。

こういったさまざまな施策を講じながら、それぞれのメンバーが幸福な生活を実現すると共に、継続的な事業成長を実現できる組織を目指していきたいですね!

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