こんばんわ。最近また眠れなくなってきています。
10月中旬頃になり、ようやく涼しくなってきたからか、多少体調も良くなってきました。
食欲も少しずつでてきて…というか反動で過食気味になってしまいました。
何を食べても美味しくて、食べても食べても食欲が満たされないのです。
別の意味でストレスを感じているのでしょうね。困りました。食費が…。
なるべくお米を食べて、もやしで嵩増しして空腹を満たしていますが、すぐにお腹が鳴ってしまいます。

ここ数日、何故か親父のことをふと考えることが多くなってきました。
今年に入り体も弱ってきているらしく、もう長くは無いそうです。
とはいえもうすぐ80です。十分長生きな方かと思いますが。
典型的な農家の長男で、短気で口下手、子供の頃から殆ど怒られた記憶しかありません。
冬の雪が降る日に玄関から外に放り投げられた事もあります。
口より先に手が出るタイプ、小さい頃の記憶で母親が泣きながら「ああいう大人にはならないでね…」と言っていたことが脳裏に焼き付いています。
椎間板ヘルニアを患っていたこともあり、暇があれば腰のマッサージを捺せられていました。嫌で嫌でしょうがなかったですね。
それもあって普通の人よりはマッサージが上手らしく、友人や当時付き合っていた彼女などによく褒められました。
「仕事にすればいい」と言われたこともありましたが、嫌々やっていたこともあり断固拒否していましたね。

ただ、可愛そうだなと思うこともありました。
地球温暖化ということもあり、最近は田舎も気温が高くなり、冷害などなくなりました。
子供の頃は長らく夏場気温が上がらず、農作物、特にお米に実が入らないことも少なくありませんでした。
酷いときは全く収穫できず、農家なのにお米を配給されていた年もありました。
土日もなく、早朝から日が暮れるまで必死に働いてもお金にならない。
そんなこともあり、本来なら体を休めなければならない冬場にも、生活のために出稼ぎに出ることが殆どでした。

親父が頑張ってくれたから、専門学校にも進学させてもらい、就職もすることが出来ました。
結婚もし、子供も生まれ、人並みに家庭を持つことも出来ました。
分譲マンションも購入し、ここまではとりあえず順風満帆だったのですが…様々な事が重なりうつ病を発症してしまいました。
今でこそうつ病は少しは認知され、会社などでもフォローされる体制ができつつありますが、当時は「怠けてる」「休んでもいいけど給料払えないよ」など全く取り付く島などありませんでした。
会社も家族も何もしてくれなかったので、辛いのに自分で調べ、休業・傷病手当金・自立支援医療など申請して、少しはお金が貰える、お金がかからないように対処しました。
「どうして？病んでるから休まなければならないのに」
専業主婦だった妻、同居していた妻の母親もようやく重い腰を上げ、働きに出てくれました。ただ、家にはお金を殆ど入れてくれませんでしたが。

お盆、正月も帰省できず、実家とも殆ど電話でのやり取りだけでした。
実際に目の当たりにしなければ、うつ病とはどういうものか、理解できないと思います。
それでもお米や野菜など送ってくれたり、時にはお金も助けてもらったこともありました。
親父も隠居し、兄貴に代を譲ったこともあり、その頃には電話口の声も少し柔らかくなってきていました。
しかし、うつ病は良くなることはなく、仕事復帰しては再発を繰り返すようになっていました。
夜勤のアルバイトにシフトしても、仕事はキツく、結局長続きすることはありませんでした。
そして堪忍袋の尾が切れたのか、妻の母親が離婚を切り出してくるのです。
実家に電話をかけて「離婚だ！」と騒ぎ立てました。恐らく実家に何とかしてもらいたかったのでしょう。
そして親父の決定的な一言で私の家庭は崩壊します。「出ていけ！」

助けてくれたのも親父ならば、とどめを刺したのも親父でした。
配偶者が精神疾患を患っている場合は離婚してはいけないことになっているのですが、離婚届けもあっさりと受理され、正式に離婚となりました。
そこからは転落の一途、うつ病は悪化、統合失調症まで併発し、幻覚・幻聴・突発性難聴にまで悩まされ、全く動けなくなりました。
味覚・嗅覚もおかしくなり、食べることすら出来ないので、急激に痩せ細り、更に動けなくなりました。
当然、近所のコンビニやスーパーにも行くことも出来ません。デリバリーを頼むなんてお金もありません。
忘れもしない、2023年8月13日、遂に預金残高が0円になりました。
冷静な判断などできるはずもなく、詐欺や稼げない副業にも騙され、全てを失いました。

正直な話、今現在、なぜ少しだけでも食べられるようになったのか、わかりません。
ただ、状況が変わったかと言われれば答えは「NO」です。
大量に置かれていった荷物も整理することが出来ず、収入も殆ど無く、支払いも滞り、生活保護・自己破産へ向け、まっしぐらです。
誰も助けてなどくれません。また自分で何とかするしかなくなりました。
「結局、ゆっくり休めないじゃん」

「このまま死んでしまうんじゃないだろうか？」と思いながら床につき、翌朝「まだ生きてるな…」と思う毎日です。
生きることもままならず、死ぬことすら出来ない。