「スキください」って書くべき?
この前「スキください」って記事を書いた。
すごくありがたいことに、この記事には普段より多いスキがついた。うん、嬉しかった。
それからというもの、しばらく僕の頭の中で討論が始まっちゃったんだよね。
今日はその様子を少し聞いてほしい。
こんなにスキがもらえるなら、これからも全部の記事の最後に「スキください」って書こうよ。
そしたらまたスキが増えてさ、嬉しいじゃん。
いや〜?
それは違うんじゃない?
最後にその文言を入れることで記事の雰囲気が壊れちゃうこともあるだろうし、それに、そんな風にしてスキをもらうのって、なんていうか、こう、だらしなくないか?
だらしないってなんだよ。別に悪いことしてる訳じゃ無いんだからさ。
結局「スキください」って言ったところで僕の記事が嫌いな人はスキつけないし、「いいなとは思ってるけどスキをつける習慣のない人」の潜在的なスキを引き出してるだけなんだから。やっぱり書こうよ。
いーや、書かないね。
僕は読み応えのある記事を書いて、読者に「スキを送りたい」って思わせたいんだ。「ください」じゃないんだよ。面白い文章を書きたくてnoteやってんだろ。
スキが欲しくてnoteを始めたわけじゃないだろ!思い出してくれよ!
なんだ、結局他人に対して下手に出るのが嫌なだけじゃんか。欲しいんだから素直に「ください」って言えよ。
プライドばっか大きくなって思考も凝り固まって、挙句そんな自分を子供っぽい理想論で擁護してるだけじゃん。
いいか、よく聞け。
お前がたった一言添えるだけで、お前の記事を読んで好意的な印象を持った人からのスキが増えるんだ。そうすれば記事の説得力も増すし、いろんな人に読んでもらいやすくなる。そしたらまたお前の文章に魅力を感じてくれる人にも出会いやすくなるんだ。
なんでそれがわからないんだよ。
プライドを守るのがそんなに大事なのかよ。
そんなのわかってるよ。
でも僕が求めてるのは、僕の文章に魅力を感じてくれる人が増えた、その結果としてのスキなんだ。「スキください」って書けば、確かに形として見えるスキの数は増えるかもしれない。でも、それは違うだろ。
僕はスキがほしいんじゃない。僕の文章を好きだと思ってくれる、その気持ちが欲しいんだよ!
馬鹿お前、反論になってねえよ。
その好きだと思ってくれる人に出会うためにスキが必要なんだって言ってんだろ。別にそのスキも不正で増やしてるわけじゃねえんだ。
合理的に考えろよ。
形として見えるスキっていうけどな、見えなきゃ無いのと一緒だからな。
それともあれか?お前の文章の良さは「スキください」って書く程度のことでなくなっちまうのか?
その程度の文章しか書けないなら、はなから「僕の文章に魅力を」みたいなこと抜かすなよ。
なあ、お前もそろそろいい歳なんだから、主人公気取って子供っぽい理想論並べ立てるのもやめろよ。
いろんな人に読んでもらうのと、お前のちっぽけなこだわり守るのと、どっちが大事かなんて分かるだろ。冷静になれよ。
いやだけどお前、その、いや、こう、な?
あるだろ、色々。
は?
反論ねえなら「スキください」って書いとくぞ。
いやお前、違うよ、いや、だからその、分かるだろ?な?
なんだよ。
だからその、「スキください」って書いてあるとゲンナリしちゃう人たちが一定数いるんだよ。
「そんなの書いてない方が正しい」って思ってる僕みたいな奴がいるんだよ。そんな僕みたいな奴、無視できねえだろ。
感情論かよ。
てかそもそもよ、僕の文章に好意的な印象持ったくせに、「スキください」って言われねえとスキも押さない奴が悪くねえか?
人に言われる前に自分でスキ押すべきだよなぁ?
それは、確かに。
好意なんていくら表現したって減るもんじゃねんだ。いいなと思ったら自分から動けよ!
人に言われるまでスキも押せないやつなんて、どうせ恋人に「抱きしめて」って言われなきゃ抱けないような、頓珍漢な奴に決まってんだ。普段から自分が抱きたい時に抱いてるだけなんだよ、どうせ。
なんかリアリティあるね。
経験談だからだよ!
いいかお前ら、ああ、これ読んでるお前のことだよ。よく聞け。
言われなくてもスキくらい押せ!
押せ!
いかがだったかな。
僕の中の騒がしい二人組が暴れてたみたいだ。聞き苦しかったらすまない。
ちょっと長くなっちゃったし、この辺りでこの記事はおしまいにするよ。
じゃあね。
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