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GW暇すぎて散歩してた。

GW暇すぎ。

何の予定もない。

昨日も、今日も、明日も、何にもすることない。

YouTube見て、NBA見て、ゲームして、将棋指して、そんな一日を送っている。今日は将棋で9連勝したので気分がいい。三間飛車が強いのよ。「負けたらご飯食べよう」と思ってやってたらなかなか負けなくて、餓死しそうになった。


夕方くらいに僕は散歩に出た。

流石にずっと引きこもってるわけにもいかない。別に僕は引きこもっててもいいんだけど、未来の僕のために外に出た。多少健康的だろう。

ふらふらと散歩していると、僕は前を歩く40代くらいのおじさんに追いついた。そのおじさんは明らかに運動しそうな格好をしていた。体型もシュッとしてたし、おそらく普段からジョギングとかしてるんだろう。僕は「健康的だなあ」と感心した。

でもそのおじさんが歩くスピードは明らかに僕より遅くて、僕はすぐに追い越しそうになった。「この体型のこの格好のおじさんがこのスピードで歩いてるの珍しいな」とか思って追い越そうとした時、向かいから20代前半くらいのカップルが歩いてくるのが見えた。歩道が狭かったから、僕はカップルが通り過ぎた後でおじさんを追い抜こうと、歩くペースを緩めた。

向かいからやってきたカップルは、あまり仲が良さそうには見えなかった。

「GWの真ん中の夕方に喧嘩って嫌だな」とか思いながら二人を見ていると、どうやら彼女の方が機嫌を損ねているようだった。明らかに表情が険しく、肩にかけた鞄を両手で握っていた。

「隣を歩く彼氏も機嫌悪いのかな」と思って見てみると、彼氏は気まずそうな顔をして彼女と反対側、僕がいる方の空を見上げていた。

あー。よく見るやつだ。

こういう時は多分彼氏が何か言わないといけないんだろうな。と思いつつ、頑張れ!と思いつつ前を向くと、僕の前を歩いているおじさんがそのカップルの方を通り過ぎる瞬間までガン見していた。

いや、まあ、気になるのはわかるけどさ、やめときなよ。彼氏が見てるのこっち側の空だよ。ガン見してるのバレてるよ。

とか思いつつ、実際はこんな文章にするほどの時間もない内にカップルとすれ違い、僕はおじさんを追い越して行った。風が心地いい、初夏の夕方だった。


その後ひとしきり散歩して、家に帰る前にスーパーに寄った。

「お酒買っちゃお」

僕はお酒コーナーの前で何を買うか悩んでいた。正確には悩んでいたかも怪しい。僕はぼーっとお酒コーナーを眺めるのが好きだ。もちろん他の人がいるときはサッと取って逃げるけど、誰もいない時はよく眺めている。相当なアル中かもしれない。

今日もしばらくお酒コーナーを見ていた。すると商品棚の角から30手前くらいの男女が現れた。男は短髪でしっかりした体型をしていて、身長は高くないものの顔は割とかっこいい感じだった。女の人はあまり覚えてないけど、髪が綺麗だった。

男は割と大きめの声で「ここ淡麗あるっけ」と言って、冷蔵の棚の前を歩き始めた。僕が「ささっと買って逃げるか」と思い冷蔵庫の扉を開けようとした時、女の人が「こっちにあるよ」と、男がさっき見ていた棚を指差した。男は僕の前を通ってその棚に戻って行った。僕は彼にぶつからないよう一度立ち止まった。

その時、女の人が僕に「すみません」と言った。僕は彼女に軽く会釈した。その間、男は何も言わずにお目当ての淡麗を取っていた。


うーーん。

僕がさっさとお酒買ってればよかった話なんだよなあ。

人が来るまで眺めてるから文句言いたくなっちゃうんだよなあ。

今度から眺めてないで早く買お。

自責思考は世界を救うんだ。僕を救ってはくれないけど。



そんなことがあって家に帰った。僕が今日やったことはこれだけ。いやー、暇なGW。面白いことも特に思いつかないしな。

まあでも、今日一日暇すぎた割にはそれなりの分量書けたと思うので、この辺でおしまいにしましょう。

それでは。

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