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尾崎日菜子氏による『寄稿文』への感想と、アジア女性資料センターへの苦情。

以下に、尾崎日菜子氏による、アジア女性資料センター機関誌『F Vision 3月号』寄稿文 『埋没したものを掘り起こすーー千田有紀さんとの濃厚接触の果ての断片、または、これからも接触を続けるための手紙』への感想と、アジア女性資料センターへの苦情を記す。

冷静に書こうと思ったが、冷静にはなれなかった。
冷静でないまま、載せる。

FVision尾崎文を、青土社の【現代思想増刊号「千田有紀論考:『女』の境界線引きなおす】への反論のようなものとして読んだ。


文体が丁寧な口語体なので、つるっと読めてしまうが、内容が……、正直言って、セクハラでは?

※以下欄内は尾崎文より引用。
なお、引用文で記される二人称「あなた」は、千田有紀氏を指す。

あなたは「彼女たち」の不安を代弁する心優しい代弁者のようにふるまっておられますが、それでも、私にはあなたの柔らかな手が恐ろしくも感じました。(略)つまり、あなたはテキストを通じて「彼女たち」にトランス女性のペニスを目撃させもするのです。そして、それをあなたは、フェミニズム研究者の言葉として表出させもするのです。

千田教授が論考で何か言っても言わなくても、尾崎氏とそのお友達が勝手に自白してますね。
『チンコ、またにはさんで、「ちーぃっす」とかいって、女風呂に入ってんのやけど』と。
何故、他人に自ら行為の責任を投げるのか?
ついでに言うなら、千田氏はFeministだからFemaleを優先して庇うでしょう。当たり前です。

あなたは巧妙に忘れているように思えます。「彼女たち」(編注:生物学的女性)のペニスを見た時の実感に、ペニスを見つめられている当のトランス女性のリアリティを書き加えるのを。

「ペニスのある女性」の実態はペニスのある女性が記すのが筋では?
何でもかんでも生物学的女性のお世話を期待しないで下さい。それは男の振舞いです。

全裸状態で多くの人がトイレを共有するという滑稽な想定をするあなたですが〜

デマです。
千田論考に「風呂が全裸」である旨は書いてありましたが、トイレが全裸であるかのような記述はありません。

「私たちぬきに、私たちの身体の一部としてのペニスの意味づけをするのはやめてほしい」

「あなた」が引きなおそうとした女の線の内側に、すでに常に存在してしまっている私たちの身体感覚を無視しないでほしい」と、私はあなたに言いたいのです。

生物学的女性の同意抜きに、勝手に女の境界線の内側へ足を捻り入れる行為を、尾崎氏こそやめて下さい。『チンコ、またにはさんで、「ちーぃっす」とかいって、女風呂に入ってんのやけど』などという違法な行為を今すぐにやめて下さい。

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私たちのペニスは、私たちの多くが語ってきたように、私たちを不快にさせ、それがあるだけで自己肯定感を奪っていくような有害な器官なのかもしれません。

ペニス。同意に基づいたプライベートな環境で、 他人の同意を尊重できる人のペニスなら目視するでしょう。だがしかし、それは尾崎氏ではないし、見知らぬ誰かでもありません。

そうした最悪の私たちの器官は、新しい性器を作り直すための素材にしかならず、できるだけ早く切除しなければならないものかもしれません。

身体違和のある方々なら、自らの意思と希望に則って、医者と相談の上で、医療のケアを受けるでしょう。誰も強制してはいません。 
ジェンダーにしか違和が無いなら、生物学的性別の同性(♂)の戦場で戦ってください。わざわざ生物学的女性に八つ当たらないように。迷惑です。

私たちのペニスはかすかに痕跡を残しながら埋もれさせられてしまっています。

ペニスを股に挟んだんですね。分かります。
挟んだ主体は尾崎氏であって、他人ではないので、他人のせいするのはやめましょう。

恋人たちの空間やプレイルームの中だけで流通するエロティックなーーたとえば、時には愛おしさをもって誰かの手で包まれ、相手の肌門や腔にのみ込まれ、またある時には誰かの口腔内に喜びをもって入り込むようなーーペニスも、私たちにはあったのかもしれません。

エロ小説はエロ雑誌でやって下さい。ゾーニングです。
こんな文章を、二人称の「あなた」に千田教授を設定した上で書いていくその心は?
正直申し上げてただの害意、セクシャル・ハラスメントでしょう。

あなたは私たちとの接触を避けるのです。

当然、避けます。
ペニスのある人に「一緒に風呂入ろう」と言われて許せるのは、大抵の生物学的女性にとって、恋人や夫までです。
相手が教授であっても、公の媒体で堂々とセクハラ活動できる尾崎氏の特権性とは一体なんなのか?
答えは決まっています。
これは、千田教授が生物学的女性である故の侮蔑に他ならない。

 私たちのシスターフッドという土壌には、豊富であふれかえるような植生があったはずです。

シスターフッド。無い。全く無いですよ。
『ちんこ、またにはさんで、「ちーぃっす」とかいって、女風呂に入ってんのやけど』など発言する人物と結ぶ絆は無いです。
それは尾崎氏がトランスであるか否かは関係無い。尾崎氏をひとりの対等な人間と見做した上で拒否します。
ましてや、女の境界線を土足で踏み越える人物など、絶対に女の仲間ではあり得ません。

そのような発言の積み重ねで生物学的女性は既に怒り心頭。
尾崎氏が女湯へ侵入した場合、今までの遠慮と同情を切り捨てて通報するので覚悟して下さい。
現在の法律上、戸籍上の女性で無い者が女湯へ侵入するなどただの有罪行為です。

アジア女性資料センターは一体何処を向いているのか。
性犯罪がまともに裁かれないこの日本において、性加害発言を繰り返す尾崎日菜子氏に寄稿を許し、千田教授への性的嫌がらせを含んだ文章を機関紙へ掲載したアジア女性資料センターへ強く抗議します。

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