見出し画像

ブルガリアに来ています。なぜなら2019年は“ブルガリア×芸術文化”の年だから!

1月7日、ドバイ経由でブルガリアにやってきました。
ドバイ、上空から見ると魔都市感すごい。ファイナルファンタジーなの?スターウォーズなの?ダンジョンがはじまるぜ!?(※人工島です。高級なものがいろいろあります。つまり魔都市です)

さて気温20℃越えのドバイから、氷点下のブルガリア第2の都市プロブディフへやってきました。見てのとおり、寒いです。

人口38万。歴史は古く、6000年以上前の遺跡が残っています。また古代ギリシャやローマなどの遺跡もあります。古い劇場も多く、文学や芸術の都市としてブルガリアでもっとも文化的な都市で、国際演劇フェスティバル「スツェナ・ナ・クルストルト」やテレビ・フェスティバル「ズラトナタ・ラクラ」が開催されています。

ブルガリアといえば“ヨーグルト”が有名ですね。明治のステマですかね。まんまとさっそく買いました。はい。パケ買いです。

スーパーマーケットには可愛いヨーグルトが"脂肪分%表記付"で販売されています。さすがヨーグルトの国、脂肪管理までバッチリです!当然脂肪分が低いものから売れています。でもブルガリア初心者なので脂肪分より可愛いさ重視でいきたいです。ええ、パケ買いです!

  *

さて、当然ながらヨーグルトを食べにきたわけはなく(食べますけど)。今回ここにやってきた理由、それは……

プロブディフがEU(欧州連合)の一大文化交流イベントの都市として選ばれたから

です!

EUには『欧州文化首都』というプロジェクトがあり、毎年EU内の2都市が選ばれます。34年続き、日本からもボランティアが派遣されています。その2019年の開催地のひとつにブルガリアはプロブディフが選ばれました!

選ばれた都市はひらたく言うと「1年かけていろんな芸術文化イベントで盛り上がろうぜぃっ!」って感じです。過去の開催国では、音楽フェスやダンスフェスやらが開かれていました。内容はその都市が企画するので、情勢やら歴史やら伝統文化やらマンパワーやらいろいろなものを踏まえ、その都市ならではのアプローチで1年ごしのプロジェクトを行います。

概要については、欧州文化首都の日本関連プログラムを支援する「EU・ジャパンフェスト日本委員会」のHPから抜粋しますね↓↓

▼欧州文化首都 その発足とその後の経緯について
「真のヨーロッパ統合には、お互いのアイデンティティーとも言うべき、文化の相互理解が不可欠である。」というギリシャの文化大臣メリナ・メルクーリ(当時)の提唱により、1985年に「欧州文化首都」制度が発足。EU加盟国(当時EC)の文化閣僚会議で加盟国の中から1都市を選び、「欧州文化首都」として定め、一年間を通して様々な芸術文化に関する行事を開催し、相互理解を深める事となった。この制度には「政治的、経済的な条約や協定締結だけでは一つのヨーロッパの実現は難しく、統合実現には文化が重要な役割を果たす。」という各国文化大臣の考え方も込められている。

またこちらも、ちょっと古い&難しい記事(2016年)ですが詳しく書かれているのでご参考にこちらをどうぞ↓↓

とうわけで、まあ、文化オリンピックみたいな、万博みたいな感じだと思います。たぶん。

ヨーロッパではさまざまなアートイベントが各地でおこなわれているので、もしかしたら「あれ、これって欧州文化首都だったの!?」というものもあるかもしれませんね。

日本でも欧州文化首都にならい『東アジア文化都市』というのを実施しています。日本・中国・韓国の3ヶ国それぞれ1都市ずつが選ばれ、文化芸術イベントを集中的に実施するのです。2018年は日本は金沢市、2019年は豊島区だそうです。

話をプロブディフに戻します。

この1月の気温マイナスというド寒いなかここにやってきたのは、1/11〜13に欧州文化首都2019の“オープニング”があるからです。3日間、演劇やら音楽やらファイヤーイベントなどで盛り上がる予定です!

このオープニングを皮切りに、2019年は1年を通してストリートアート、演劇、音楽、コンテンポラリーダンス、人形劇などなどのイベントが企画されています。こちらに2018〜2019年にかけての欧州文化首都@プロブディブのざっくりスケジュール(日本語)がまとめられています↓

どんなプロジェクトが重ねられていくのか。いよいよ満を持してのオープニングアクト、間もなく開催します。街中にはいろんな場所にプログラムが置かれており、なにげなく入ったレストランにも欧州文化首都のプログラムがありました。

もはやテーブルセッティングの一部かのようです。……やる気だ!町ぐるみでやる気なんだ!!!

楽しみです!!絶対寒いけど!!

ちなみに2019年のもうひとつの開催都市はイタリアのマテーラ。世界中からダンサー・俳優・パフォーマーが集まるようで、もちろん日本でも募集されていました。こちらも楽しみです!

ではまたオープニングの様子はあらためて書きたいと思います。

最後に、こちらは夕食。ブルガリア料理じゃなくてトルコ料理のレストランです。ケバブ、うまっ!滞在中に太りそう〜(汗)でも幸せいっぱいです!

では……

Довиждане! ドヴィジュダネ!(さようなら!)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?