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伊勢二見浦の2度と戻らない旅

昨日、旅から帰ってきました。
オザケンこと小沢健二氏のツアーの合間に観光。
という贅沢な推し活旅。

5/1 名古屋公演、名古屋宿泊
5/2 伊勢神宮外宮、二見浦宿泊
5/3 伊勢神宮内宮、二見浦宿泊
5/4 大阪公演、大阪宿泊
5/5 大阪公演、大阪宿泊
5/6 帰宅

伊勢 二見浦の夫婦岩

伊勢神宮や二見浦の夫婦岩のあたりを散歩していて。
20代30代の頃は当たり前にまた来ようって想ってたけど。
今回は、
ここにまた来ることは、もうないのかもしれない。
という可能性の方を少し考えた。

人生の後半に入るのは、未体験ゾーン。
未来が広がっていた若い頃にはなかった感覚が来る。

南風を待ってる 旅立つ日をずっと待ってる
”オッケーよ”なんて強がりばかりをみんな言いながら
本当は分かってる 2度と戻らない美しい日にいると
そして静かに心は離れてゆくと

小沢健二「さよならなんて云えないよ(美しさ)」

これはオザケンの若い頃の歌ですが、
今この瞬間を歌うことばや
一瞬、老後の未来を見に行ってしまう歌詞が好きで。
今回の旅は、2度と戻らない場所かもしれないと、思い始めた旅でした。

どんな瞬間も、同じ瞬間はないというのは頭で分かってても
なかなか日常では実感がわかない。

旅は、日常を離れて、
この瞬間が一期一会だということを、
改めて、感じさせてくれる。

二見浦の宿のおかみ(おばあ)には、
もう会えないかもしれないなあ。。。

チェックインをしたら
「お茶も持っていかれんで、ごめんね。」

近くに夜ご飯食べられる店を聞いたら
「お酒強いほう?」
「はい。ちょっと」
「強そうに見えるねえ」

ただいま、と飲んで帰ってきたら
「お酒飲んだ?」
「はい。飲んできました」
「顔がぽっと赤いねえ。かわいらしいねえ(妻に対して)」
「惚れ直すよねえ(私に対して)」

そんな、気さくでかわいらしいおばあおかみとの出会いがありました。
ありがとう。

伊勢 二見浦 麻野館別館いろは

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