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島日記 読書の秋

急に冷え込んで、身体も気持ちも戸惑っている。
線を引いたような変わりかたも珍しい。
普通はもっと緩やかに寒くなっていくはずなのに。

島はもともと春秋が短いが、全国的にもそうなりそうだ。
過ごしやすい春と秋が、追いやられてほしくない。
ほっとひと息つける季節は貴重である。

読書の秋。
一年中読めるのだが、秋の夜長にもってこいの読書。
最近、夜に親しむことが少なくなってきた。
紙の本は目が疲れるし、電子書籍は買わないと読めない。

手元に残した少ない本と、少ない電子書籍、図書室、青空文庫、が私の本棚の全て。
作家には悪いが新しく購入することはほとんどない。
今まで、何より優先して本を買ってきたことで許してもらおう。

17歳で新人賞というニュースを読んだ。
普通は読み流すのだが、なんか気にとまった。
文芸雑誌は大きな図書館には揃っているが、島の図書室にはない。

考えるまもなく購入してしまった。
文芸雑誌だったらいろいろな作家も読めるだろうと、衝動買いしたことを後悔しないように言い聞かせている。

船が欠航続きでまだ手元に届いてないが、久しぶりに買った「新潮」
高校生の受賞作、どんな感じだろうか。

実はジョン・スタインベックの「チャーリーとの旅」が以前から読みたかった。
鹿児島県立図書館にもない。
絶版だから古本でも私には高いので長いこと躊躇している。
上乗せしてこちらを買ったほうがよかったのではと思ったりも。

みみっちいようだが、しょうがない。
自由に生きてきた代償だし、他にも必要なものがある。

最近エッセイで引用していた作家がいるので再燃焼している
愛犬と改造したトラックで古きアメリカ一周の旅


青空の気配
雨上がりの匂い
晴れ間は見えず一日もやっていた
赤トンボが増えた
センダンの葉が少しづつ落ちている
そううちまる裸になる
キバナコスモス
アメジストセージ
ゼフィランサス
ハイビスカスローゼル


今日も訪問くださってありがとうございます。

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