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もるすこすすてむ

すすてむの意味はシステムである。
発音のコツは歯が1本抜けた おじちゃんをイメージしながら「しすてむ」って言うのです

はっきりシステムって言うと、おこがましいかなと。そういう戦法です。いわゆる奇襲というやつですが、将棋の神にとってはほとんど全ての戦法は奇襲です。

もるすこすすてむは後手番の戦法ですので、
ひふみん愛でお届けします。
仮想敵国はコレ。

菜々河流と同じ敵です。
もるすこすすてむを採用するメリットは相手への心のダメージが大きいという1点に尽きます。

それではさっそく基本図。次の一手がもるすこすすてむの狼煙をあげる一手です。読めますか?のろしですよ。

「あーそれね」は厳禁です
わたしはこんな序盤見たことありません。世界初だと思います。それでいいんです!
 小学生の頃の将棋ブームを思い出してください。
毎日クラスの誰かが新戦法を編み出してました。そうやって将棋を楽しめば良いんです

ブラック企業戦士的視点から言わせてもらうと、この小さい頃の自由な発想とか、自発的に目標設定をして「楽しいドリブン」で道無き道を進んでいく推進力こそが人材としての価値です。

仕事と遊びに境界なんてありません。
仕事や勉強は苦しいこと。
遊びは楽しいこと。
このような固定観念をいつの間にか植え付けられていませんか?  
苦しんだからお金が貰える。そう思っていませんか? 断言します。違います。

楽な仕事のつまらなさを知ってますか?
遊びを突き詰めている時の苦しさを知ってますか? 
遊びも仕事も勉強も本質は同じです「苦しい」と「楽しい」の繰り返しです。

甘いとしょっぱいの無限ループを考えてみましょう。
人類であれば万人が共感できる永久機関です。
甘いもんは食わねぇって言ってるそこの男子! 
ぜんぜんカッコよくありません。
人類進化の歴史は糖質をいかに多く獲得できるかという戦いといっても過言ではあります。
甘いもん食べない系男子は置いときましょう。

なぜ甘いとしょっぱいが無限ループを引き起こすほどの快感をもたらすのでしょう?
1つ目の仮説は「甘いとしょっぱいが合わさったあまじょっぱいという味覚が至高である」ですね。
ただしこの仮説はすぐに棄却されます。なぜなら あまじょっぱいの代名詞である ぽたぽた焼を想像してください。
たしかにうまい。うまいけど、あれは袋に印刷されたおばあちゃんの知恵袋ありきのうまさではないでしょうか?
おばあちゃんの知恵袋を読みながらぽたぽた焼をお口の中でちゅぱちゅぱする。おいしい。
要するにぽたぽた焼単体では成立してないのです。たしかにおいしいけど臨界点を超えないですね。ゆっくりとした核反応です
無限ループを生み出すほどの爆発力はありません。
では甘いとしょっぱいを別の味覚として交互に楽しむことが核爆発の仕組みでしょうか?
これも違いますね。自明です。慈明かな?誰か村山せんせをターゲットにして、将棋Vのコンテンツを見たくなるようなサブリミナル効果が入った動画をアップしてください。
はにみちゃんあたりが得意かな?
おっといけね。少しだけ脱線しました。戻します。

なんでしたっけ、そうそう。
甘いとしょっぱいを別々に味わうというのは砂糖を舐める→歯磨きする→塩を舐める→歯磨きする→砂糖を舐める
これで体験することができます。苦行以外の何物でもないですね。

というこで結論に辿り着きます。甘いとしょっぱいのグラデーションのループなんですね。
これは仕事や勉強にも応用することができます。
シームレスな休み時間と授業時間! すなわち学級崩壊寸前のギリギリの状態です。頭文字Dで言ったら慣性ドリフトですねグリップ走行とドリフトが融合した たった1本のラインです。
破壊と再生を怖がらないことです。
なんの話しでしたっけ? 着地点が見えないので強引に話を戻します。

前置きが長くなってしまいました。
リタイヤせずにここまで読んだ人は全体の20%ぐらいです。
そうなるように敢えて脱線しました。

この記事の主旨はV竜王戦でひとつでも多く白星を稼ぐことです。

私が所属している2組のトーナメント表はこんな感じです。

決勝トーナメント出場のためにはメイさん、アクセラくん、猫ちゃんを倒せばいいわけです。
2組からは2名が決勝トーナメントに進出できるはずです。たぶん。きっとそうです。たぶんね。ルールはちゃんと聞いてないから だいたい分からない。勝てばいいんでしょって思ってます。

ここで相手となる3人をプロファイリングししましょう。
まずはメイさん

メイさんはV竜王戦前に公開したこの記事を読んでいません!
この記事を事前に公開してもメイさん戦には何の影響もないんです!びっくり!
そして、本日の対局が終わったら読んでくれます。
そういう人です。将棋Vの良心です。メイさんはわたしより頭1つ分棋力が上ですが公式戦ではわたしが2戦2勝です。何が起こっているかと言うとわたしがメイさんの優しさにつけこんでいるからです。わたしは罪な女です。今回も優しさポイントを積極的に突いていこうと思います。負けそうになったらV名人戦の時みたいに駄々をこねます。

次にアクセラくん

アクセラ君はこの記事を読んでいます。脱線エリアも乗り越えて、まさにこの文章を読んでいます。
もるすこちゃんが何かを企んでいる。それは分かっているけど 罠にかかりにいこうと直進する人です。ゆだねてその先に面白いことがあればラッキーなんて思ってます。
でも実は「ゆだねる」とは少しニュアンスが違って、もうちょっと積極的です。下駄を預けるというか、もたれかかって指すぐらいのゆだね方ですね。
まあ、この記事を最後まで読んでしっかりと罠にハマってください。

最後に猫ちゃんです

電子猫ちゃんを倒すために新戦法を考えたと言っても過言ではありません。この猫と2度ほど対戦したことがありますが。最後のやられ方が詰め将棋になってます。終盤のどうしようも無い実力差ってありますよね。
あ。ちなみに電子猫ちゃんはこの記事を読んでいるかあるいは読んでいないかのどちらかです。
まあいけるっしょと思われてるとその人の行動が読めないんです。
だからこっちから動くしかないのです。強い人をハメるにはその強さを逆手にとるわけです。手が狭い局面だとほぼ必ず最善を指してくる。行き着いた先に見えずらい大逆転の一手を仕掛けとくわけですね~
ハッキリと差がついている状態で終盤に転がりこめばわたしにも勝機がある! 自分との戦いにしちゃえばいいんです。相手がプロであれAIであれ勝ち切れ将棋なら自分との戦いなんです!

はい。ということで基本図を再掲します。
(今まで再掲をサイカツと読んでいたことに気づきましたニホンゴムヅカシイネ)

角頭を守らない戦法は珍しくありませんね。
ここで▲2四歩は誰しも一瞬考えると思いますがそんなうまい話はないのです。
先が長いので割愛しますが、まあ角頭を守らない系のよくある罠でうまく切り返せます。

この戦法は後手3二飛車戦法を初手▲2六歩に対しても発動できないのか?という着想です。もちろん2手目に3二飛車を指すと負けます。角頭を守れないばかりか飛車のこびんという弱点も追加してしまい。ピカチュウにギャラドスを後出しするようなもんです。
そこで3三桂を指すともるすこすすてむのスタートです。相手はギョッとします。ブリちゃんじゃなくてもギョッとします。
腹が立つ人もいます今回の対戦相手3人はそんなチョロい相手ではありませんが、事前に実戦投入する中で何度か怒りを買うことがありました。怒りによるもっとも短絡的な行動が接続切れです。これで1勝。チョロいですね。たまに放置をする人もいます。2~3分放置してきてわたしがアプリを閉じるのを待ってるタイプですね。
頃合を見計らってしれ~と指してくるんですが、わたしの場合何分もずっと目を離さず待ってるのでノータイムで指し返します。
相手はまたギョッとします。一局で二度もギョッとしたら負けますよね。
持ち時間の差も開いてるので相手は程なく接続切れをすることになります。
チョロいですね。
接続切れや放置をしなくても怒りの感情を励起させることができればIQは半減することが科学的に証明されています(もるすこ調べ)

勝てますね。楽勝です。
ですが、今回の相手3人には感情に働きかけた作戦は通用しません。

この記事を書いている理由の1つに第二期竜王戦で奇襲戦法を指すけど許してねっていう弁解の意図もあるの ゆるしてね😘💕

そろそろアクセラ君も読むのやめたかな。
じゃあもう脱線しないで将棋のことだけ書きますよいいですね。

それでは基本図を再掲します。
基本図から一手も進んでないのにまた基本図を再掲した将棋記事はこれが世界初なのではないでしょうか。

考えられる相手の応手は
①2四歩
②7六歩
③4八銀
それぞれ見ていきましょう
まずは①2四歩ですが前述の通り割愛します。取られるはずだった桂が跳ねているし悪いことはないのですよ

②7六歩
これには飛車を振りましょう! 評価値的には結構悪いです。そんなの関係ありません。あなたはコンピュータですか?と言いたい。


振り飛車なんでね。囲いは美濃目指せばいいです。

どこかのタイミングで24歩突いてきたら同歩同飛車に桂跳ねて一気に殴り合いましょう
桂跳ねを防ぐ46歩には44歩とし同角には飛車ぶつけで中段をギュンギュン動かして最終的に25飛車とかそんな感じで荒ぶりましょう。
44歩に同角しないならさらに45歩とぶつけていって荒ぶりましょう
ざっくりとしてますがまあそんな感じです。
相手が角道を再度止める手と53桂を防ぐ手を両方とも指した場合は注意です。いよいよ飛車先が受からないので14歩か32銀指しましょう。それぞれ角の移動場所を作った手です。がんばれ*(°̀ᗝ°́)و
はい。勝負になります! 評価値的には劣勢だけど、気持ち的には優勢です。

③4八銀
基本図から1手しか進まないで戻る。すごいですね。


はい。ということでまた飛車先が受かりません32金と上がることになります。
もうこの時点で居飛車にスイッチです。だからシステムと名乗ってるわけです。どうどうと飛車先の歩を伸ばしていきましょう。
評価値的には劣勢です。気持ち的にもなんかもうよく分かりませんね。
桂跳ねが早くて最先端の感覚を持っていると胸を張って指しましょう。

まとめ
これがもるすこすすてむです。浅いですね。
よくもこんな浅い話を長々と書くなあと呆れたことでしょう。わたしにとって原稿用紙10枚な!なんてのは罰ゲームにならないんです。
対戦前に作戦を明言するメリットは大きいのです。ジャンケンするまえにパーだすよ。って宣言してるようなものです。
もうこの時点で勝負をコントロールしています。人間は相手が出した直前の手に勝つグーチョキパーを反射的に出してしまいます。それを知っているからじゃあ別の手を選ぼう。いやいやそこまで読まれていたら?などと技をかけられた方は考えることが山積みになってしまいます。
一方のわたしはぐーすかぴ〜と直前まで寝ていて脳みそを温存してるわけです。

いざ対局になったとき、何もしなかった時にもるすこすすてむが発動する確率は初手2四歩おじさん(だいたい強い)に遭遇する確率と同じです。けっこう低いです。
でももるすこすすてむを受けて立とう!と思ってくれたら確率が跳ね上がります。
そうなった場合わたしはもるすこすすてむを2~3日指しまくってる経験があります。対局相手はぶっつけ本番になります。有利ですね!
先手ひいたらもるすこ流横歩か角換わりで普通に勝ってやります!

だってほら見てよ。わたしはウォーズ初段だけど先手と後手でこんなに実力差あるんだから〜  

はい。以上でおしまいにします。
最後まで読んだ人は٩(๑•̀ω•́๑)ヾ(*´ч ` *) エライ
わたしがそのうち世界をぶち壊すので再構成するときに然るべきポストに付けてあげます。じゃーね😘💕

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