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食パンと保湿、そしてバターロール

乾燥は美容の大敵、らしい。
あの石原さとみさんは、梅雨でも加湿器を何台もたいていると何かで読んだ。

「保湿の大切さ」を謳っている雑誌などを読むといつも思い出す。東京に引っ越してきたばかりのワンルームの部屋で、買いたての食パンを机に置いたままにしたときのこと。
ちょっと電話にでていたその隙に、食パンは水分が吹っ飛び、バッサバッサのカラカラになっていた。このとき室内の乾燥を目の当たりにし、「あぁ、これが自分の肌だったら…!?」と急におそろしく感じた。
以来いつも、化粧水や乳液を肌につけるときはパンにバターを塗るようなイメージで染み込ませている。今思えば私にとってはあのときの枯れた食パンが保湿に対してのギアを上げてくれるきっかけだった。

ただ、子どもが産まれたいまは満足に化粧水を塗る時間もなければ、(高速ズリバイで加湿器に突進するので)加湿器もつけられていない。

いかんせん、育児と美容の相性がわるすぎる。でも、子の顔や肌の保湿は毎日これでもかというほど丁寧にやっているので、私も母になったよなぁ〜とこのときばかりはしみじみと思う。
おかげで、子の肌はバターロールの表面みたいにピッカリツヤツヤ!
今はそれでいい、それがいいのだ。

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