見出し画像

育休中のスキルアップ、TOEICを990回受ける決意

オムツ、ミルク、お風呂、寝かしつけ…それらを毎日全力回転させる日々。ほんの数ヶ月で目をみはる成長を見せる息子と、少しくずつくたびれていく私。

もちろん一日一日はとびきり素晴らしいのだけど、いかんせん達成感というものがない。いや、そもそも育休中にそんなものが必要なのかというところにも疑問が残るけれど、コンサル系の会社で10年以上働いていたせいで、ただ毎日をしあわせに過ごすだけでは飽き足らない「達成感オタク」になってしまっていたのかもしれない。

育休中に何か「これをやった」と思えることを作りたい。(いや“育児”だろ、と冷静に考えると思うんだけれど)そんな思いを抱えながら子を寝かしつけて海外ドラマを観ていたとき「字幕なしで聞き取れるといいよなぁ」と、ぼんやり思った。そうだ、数年ぶりにTOEICでもチャレンジしてみる…?TOEICなら、やったらやっただけ結果に繋がる。毎日手探りの育児に翻弄され、手ごたえのあることを欲していた。しかも、単語を覚えたりするのは細切れの隙間時間(育児の合間)でもよさそう。

そんな深夜のテンションと自分本位なポジティブ思考で申し込んだTOEIC。受験まで半年くらいあるから大丈夫、と思っていたら…。暗転して「数ヶ月後」のテロップでも入ったのかというくらい、一瞬で受験日になってしまった。まだ通しで模試も解けていないのに。(本は買っていた)

夫にTOEICを受けるので半日息子の面倒をみていてほしいと言うと、「(とくに仕事で英語を使う訳でもないのに)なぜ?」と怪訝そうな顔をしていたが、快く送り出してくれた。子は最近、私の姿が見えないと泣くようになってしまい、泣き声を振り切って家をでるのに心が痛んだ。

そんなこんなで挑んだTOEIC。スコアはまだでていないけれど、正直まっっったく分からなかった。まず、リスニング。一瞬でも「あー、この単語は〇〇って意味だから…」と、考えを巡らしたら最後。その隙に音声が進んで置いてきぼりにされてしまう。リーディングは全然解ききれず。最後は「選択肢のA.B.C.Dを、ばらして色を塗っておくか、揃えて塗っておくか、どちらが正答率高いかな」という英語力とまったく関係のないことを考えるのに時間をかけてしまった。

でもまあ、全然勉強できていなかったのだからこれは当然の結果だと思う。育休中の勉強は明確な目的がないとやはり継続が難しいと身に沁みて思った。ただ、成果が何もない訳じゃない。今回のスコアはぼろぼろだろうけど、隙間時間に単語アプリを解くという学習習慣が身についたのと、「また受験したい」というリベンジ欲が得られただけでもよかったと思おう。
何より育休中は「子を健やかに生かす」という最大ミッションを抱えているのだからあせりは禁物。今、例え0点だったとしても(0点は存在しないけど)1点ずつ上げてこ!「990回受験して満点を目指すぞ」くらいのおおらかな気持ちで。(と、自分を慰めている今)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?