社会人になって一度も風邪で欠席したことがないことが自慢だった私。
無遅刻無欠勤も10年以上続くと、だんだん「この記録を破ってたまるもんか！」という意地も沸いてくる。
そんな私もたった一度、仕事中に熱っぽさを感じて終業時間ギリギリに早退したことがある。そのときのことが悔しく悔しくて、誰かが私が早退した日のことを話題に出したときには「ああ、あの忘れもしない3月1日のことですね！」などと言ってまわりをドン引きさせた。

仕事の仕方も、最後の切り札はなんといってもガンバリズム。「どうにか期限内に仕上げてやる！」という昭和仕込みのガッツは、いま思うと私の一番の商売道具だったのかもしれない。

ただ、育休があけて仕事に復帰したら、きっとこのやり方は通用しなくなる。それどころか、子の体調不良や諸々のトラブルなどでお休みをいただかないといけないことも増えるだろう。
「4月に入園しても、熱が出ただのなんだのでまともに働き始められるのは6月くらいだよ！」なんて話も先輩ワーママからよく聞く。

（仕事においては）迷惑をかけることが怖くて仕方がない私にとって、いかに図太くほがらかにいられるかが最大のキモになりそう。

社会人生活の新章がはじまるわ。