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推しがコラボするJリーグのチームってどんなチーム???というにじさんじリスナー向けのJリーグクラブチームの紹介記事

こんにちは、七部学(モスモスオ)です。

2022年3月2日、にじさんじ公式からとあるコラボイベントの発表がありました。

にじさんじリスナー兼Jリーグサポーターの私としては好き×好きでテンションが上がりすぎて仕事が手につきませんでした笑

しかし、「プロ野球のチームなら少しくらいは分かるけど、Jリーグのチームは分からないよ」という人は多いかと思います。

そこで今回は「推しがコラボするJリーグのチームってどんなチームだろう???」というにじさんじリスナー向けに簡単なJ1の18クラブの紹介をしていきたいと思います。推しがコラボ配信などをしている際の参考の1つになれば幸いです。

それでは北から順番に紹介していきます。


1,北海道コンサドーレ札幌

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北海道コンサドーレ札幌は札幌市を中心に北海道をホームタウンとしているチームです。ホームスタジアムは札幌ドーム。


チームの特徴としては

・攻撃的で魅力的なサッカーをしている

・若手からベテランまで幅広く活躍している

という点です。

監督のミハイロ・ペドロヴィッチ監督(愛称ミシャ)はポゼッションサッカー(ボールを回して試合をするサッカー)の第一人者であり、彼がコンサドーレの監督に就任してからは攻撃的で見ていて楽しいサッカーをするようになりました。また若手からベテランまで幅広い年代の選手が活躍しています。若きストライカー小柏剛(おがしわ つよし)、日本代表でも活躍した司令塔小野伸二(おのしんじ)といった選手たちがミシャ監督のもとで活躍しています。現在成長著しいチームと言えるでしょう。


注目選手:興梠慎三(こうろき しんぞう) 選手 年齢:35歳 ポジション:FW

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Jリーグでの通算ゴール数は159点というJリーグ屈指のストライカーです。今シーズン長く活躍した浦和レッズを離れ、コンサドーレ札幌を新天地として活躍しています。コンサドーレ札幌の試合を見るときは彼に注目してください。彼の特徴はゴールを奪うための動きを常にしていること。相手と駆け引きをしながら一瞬の隙を突いてゴールを奪う。まさにストライカーという言葉を体現した存在です。



2,鹿島アントラーズ

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鹿島アントラーズは茨城県鹿嶋市を中心に神栖市、潮来市、行方市、鉾田市をホームタウンとするチームです。ホームスタジアムは茨城県立カシマサッカースタジアム。


チームの特徴としては

・Jリーグ屈指のタイトル数を誇る強豪・名門であり選手やサポーターは鹿島アントラーズというチームを誇りに思っていること

・それゆえに勝つ事こそが一番大切であるという考えが浸透していること

この2点が大きな特徴です。

鹿島アントラーズは通算主要タイトルは20冠という国内最多のタイトルを取っています。Jリーグでも屈指の名門であり、選手たちは勝ってタイトルを獲ることこそ最上のファンサービスであるという考えがあります。サポーターもタイトルを獲ること目標として応援しています。鹿島アントラーズのサッカーは勝つことを最上としている。その事を念頭において試合を見ると選手たちのプレーの意味が見る側にも伝わってくるかと思います。


注目選手:荒木遼太郎(あらき りょうたろう)選手 年齢:20歳 ポジション:MF

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荒木選手は昨年19歳で10ゴール7アシストを記録し、クラブで初めて10代で2桁得点を決めました。その活躍が認められて2021年度のベストヤングプレイヤーに選ばれました。彼のプレースタイルはトップ下というチームの中心でボールを回し、周りを活かしながら自分も積極的にゴールを狙いにいくスタイルです。今シーズンからはエースが背負う背番号10番を付けており、名門鹿島のエースとして更なる活躍が期待されています。



3,浦和レッドダイヤモンズ

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浦和レッズ(レッドダイヤモンズ)は埼玉県さいたま市をホームタウンとするチームです。ホームスタジアムは埼玉スタジアム2002。よく日本代表の試合が行われているスタジアムです。


チームの特徴としては

・Jリーグ屈指のサポーター数と迫力ある応援をする

・智将リカルド・ロドリゲス監督の元、タイトル奪還を狙っている

ということです。浦和サポーターはJリーグの中でも屈指の動員数を誇りアウェー戦でも相手の本拠地を乗っ取り応援で圧倒することもしばしばあります。コロナ下の現在は観客動員数が制限されているので大迫力の応援を見ることはできませんが、YouTube等にも応援動画は多数あるので、興味ある方は見てみてください。今シーズンは智将リカルド・ロドリゲス監督の元、タイトル奪還を目指しています。ボールを回しながらも、一瞬の隙あらばゴールを狙うサッカーはゼロックススーパーカップでも昨年王者川崎フロンターレを大いに苦しめました。現在リーグ戦では苦戦が続いていますが、監督の手腕・選手の力で必ず持ち返してくるでしょう。


注目選手:小泉佳穂(こいずみ よしお)選手 年齢:25歳 ポジション:MF

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浦和レッズの攻撃の指揮を握る司令塔です。彼の両足から出されるパスは一見の価値があります。浦和にはキャスパー・ユンカー、江坂任(えさか あたる)といった優れたFWがいますが、彼らにパスを出すのが小泉選手です。最近ではゴールを決める意識も強くなっていて、ミドルシュートも決めています。日本代表候補にも声が上がるなど今勢いのある選手です。浦和の試合を見る際には、この司令塔に注目をするとより楽しめます。


4,柏レイソル

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柏レイソルは千葉県柏市をホームタウンとするチームです。ホームスタジアムは三協フロンテア柏スタジアム。


チームの特徴としては

・ベテランブラジル人監督、ネルシーニョ監督の指揮の元で多くのブラジル人がプレーをしている

・細谷選手を始めとした若い選手がどんどん頭角を表している

ということです。

柏レイソルの指揮官、ネルシーニョ監督は2011年に柏レイソルにJ1優勝をもたらしました。柏レイソルはドウグラス、マテウス・サヴィオといった多くのブラジル人の助っ人選手がいて、華のあるプレーを見せてくれます。勢いに乗った彼らを止めるのは至難の業です。また今シーズンは若い選手も増えており、彼らの活躍がチームに更なる勢いをもたらすでしょう。


注目選手:細谷真大(ほそや まお)選手 年齢;20歳 ポジション:FW

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柏レイソルのアカデミー出身の選手で、日本代表の酒井選手もここの出身です。細谷選手はFWで点を取る選手ですが、走力があり相手に圧力をかけてボールを奪ったり、上手く体を入れて相手のファールを誘ったり、味方からのボールを収めて前に運ぶなど、点を取る以外にも多くのタスクをこなせる選手です。点を取ることにも長けていて先日の横浜Fマリノス戦でもさっそく点を決めています。今シーズン、柏レイソルの未来を担うこの若きストライカーに注目です。


5,FC東京

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FC東京は東京都をホームタウンとするチームです。ホームスタジアムは味の素スタジアム。


チームの特徴としては

・アルベル・プッチ・オルトネダ(通称アルベルト)監督の元、攻撃的なサッカーを挑戦している最中ということ

・高校サッカーのスター選手、松木玖生(まつき くりゅう)がどれほど活躍できるか

この2点です。

FC東京は昨年まで長谷川健太監督の元、堅守速攻型のサッカーをしていましたが、今シーズンからはアルビレックス新潟で指揮をとっていたアルベルト監督を新監督に迎え、攻撃的な新しいサッカーにチャレンジしています。そして、今シーズン大注目されているのが、昨年の高校サッカー優勝校青森山田高校のエース、松木玖生(まつき くりゅう)選手です。この後で紹介しますが、多くのサッカー関係者が彼の活躍を期待し注目しています。


注目選手:松木玖生(まつき くりゅう)選手 年齢:18歳 ポジション:MF

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(写真手前の白いユニフォーム)

高校サッカーの強豪、青森山田高校のエースだった彼は昨年の高校サッカー選手権大会で4ゴールを決めてチームを優勝へと導きました。プロデビュー戦となった川崎フロンターレ戦でも、その技術の高さを披露しファンを沸かせました。特徴は高い技術とゴールを決めるセンス、当たり負けしないフィジカルの強さです。未来の日本サッカーを担う逸材とも言われており、彼にはサポーターだけでなくサッカーファンの多くが注目しています。


6,川崎フロンターレ

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川崎フロンターレは神奈川県川崎市をホームタウンとするチームです。ホームスタジアムは等々力陸上競技場。


チームの特徴としては

・2017年、2018年、2020年、2021年にJリーグ優勝を果たしている近年最も強いクラブ

・いかに川崎の華麗なパスサッカーを止めるかをJリーグの各チームは対策を練り挑んでいる

ということです。「Jリーグで今1番強いチームはどこ?」と聞かれたら多くのJリーグサポーターが口を揃えて川崎フロンターレと答えるでしょう。華麗なパスサッカーで点を取る様はまさにJリーグ王者と言えます。日本代表にも、谷口彰悟(たちぐち しょうご)、山根視来(やまね みき)といった選手が選ばれており、旗手怜央(はたて れお)、三笘薫(みとま かおる)といった海外で活躍する選手も多数輩出しています。今シーズンのチーム目標は、リーグ優勝、ルヴァンカップ優勝、天皇杯優勝、そして悲願のアジアの頂点であるAFCアジアチャンピオンズリーグの優勝です。


注目選手:チャナティップ・ソングラシン選手 年齢:28歳 ポジション:MF

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「タイのメッシ」と呼ばれるタイ史上最高の選手です。昨年までコンサドーレ札幌にいましたが、今シーズンから川崎フロンターレへと移籍。タイの英雄が王者川崎でどれほど活躍するのかサッカーファンから注目されています。パス・ドリブルに優れ、彼の存在が今季の川崎のパスサッカーの鍵となるでしょう。


7,横浜F・マリノス

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横浜F・マリノスは神奈川県横浜市、横須賀市、大和市をホームタウンとするチームです。ホームスタジアムは日産スタジアム。


チームの特徴としては

・常に点を取りにいく攻撃的なサッカーで勝ちを取りにいく

・現王者川崎フロンターレを止める一番手である

ということです。横浜F・マリノスはかつて中村俊輔、中澤佑二といった日本代表選手がいましたが、その頃は堅守を売りにするチームでした。しかし、近年では常に点を取りにいく攻撃的なサッカーへと変貌し、見る人を沸かせるサッカーをするようになりました。その結果が現れたのが2019年のリーグ優勝です。現王者川崎フロンターレを止める一番手が横浜F・マリノスであり、今シーズンもその攻撃サッカーでJリーグを盛り上げていくチームと言えるでしょう。


注目選手:渡辺皓太(わたなべ こうた)選手 年齢:23歳 ポジション:MF

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攻撃的なサッカーを支える選手でダイナモと呼ばれる運動量でチームに貢献するタイプの選手です。直接得点に絡むことは少ないですが、自慢の運動量でボールを奪取したり、前の選手にボールを繋げるなどマリノスの攻撃サッカーを影から支える存在です。横浜F・マリノスには優れたアタッカーが多数いますが、彼らの活躍の舞台の下準備をしているのが渡辺選手です。


8,湘南ベルマーレ

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湘南ベルマーレは神奈川県厚木市、伊勢原市、小田原市、茅ヶ崎市、秦野市、平塚市、藤沢市、大磯町、寒川町、二宮町、鎌倉市、南足柄市、大井町、開成町、中井町、箱根町、松田町、真鶴町、山北町、湯河原町をなどをホームタウンとするチームです。ホームスタジアムはレモンガススタジアム平塚。


チームの特徴としては

・組織的なハイプレスと運動量を活かした守備

・若い山口智(やまぐち さとし)監督の手腕に期待

ということです。湘南ベルマーレは組織的なハイプレス(前からプレッシャーをかけてボールを奪う守備)と運動量を活かしたサッカーをします。ボールを奪ってから一気にゴールを狙いにいくショートカウンターも積極的に狙っており、強豪クラブもそれに苦戦することがしばしばあります。監督はかつて選手としてガンバ大阪やジェフユナイテッド千葉で活躍した山口智監督。コーチとしてガンバで経験を積み、昨シーズンの途中から湘南ベルマーレの監督に就任しています。堅守カウンターだけでなくポゼッションサッカーの要素も取り入れての新しい湘南サッカースタイルの構築にチャレンジしている彼の手腕に注目です。


注目選手:谷晃生(たに こうせい) 選手 年齢:21歳 ポジション:GK

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東京オリンピックでもゴールを守った東京オリンピック世代の守護神。彼の良さは何と言っても抜群の反射神経によるゴールセーブです。彼の活躍により、湘南ベルマーレや日本代表は何度もピンチをしのいでいます。若い世代では頭一つ抜けた存在であり、A代表にも呼ばれている期待の星です。湘南ベルマーレの試合を見る際には、この若き守護神が痺れるようなセーブを見せてくれることでしょう。


9,清水エスパルス

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清水エスパルスは静岡県静岡市をホームタウンとするチームです。ホームスタジアムはIAIスタジアム日本平、エコパスタジアムなど。


チームの特徴としては

・大型補強をしたが思うように結果を残せなかった昨季からどのように修正していくか

・実は富士葵ちゃんとコラボしていた

昨シーズンは東京ヴェルディやセレッソ大阪で指揮を取ったロティーナ監督を迎え、多くの選手を補強しての上位進出を狙っていましたが、結果が思うように出ずロティーナ監督はシーズン途中で解任となりました。後を引き継いだ平岡宏章(ひらおか ひろあき)監督はチームを立て直し無事残留へと導きました。今シーズンはライバルチームのジュビロ磐田がJ1に昇格してきたためチーム・サポーターもジュビロ磐田よりも上の順位となることは意識していると思います。

おまけですが、清水エスパルスはVtuberの富士葵ちゃんともコラボをしていました。

なので実はVtuberとのコラボは2回目になります。


注目選手:鈴木唯人(すずき ゆいと) 選手 年齢:20歳  ポジション:MF

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サッカーの強豪校市立船橋高校を卒業し、2020年に清水エスパルスに入団した彼は昨シーズンリーグ戦での活躍が認められA代表に追加招集をされました。彼の良さは卓越したテクニックで、課題だった決定力不足は徐々に改善され、相手にとって怖い選手へと成長しつつあります。今シーズンは早くも2ゴールを奪う活躍を見せており、エスパルスのエースとして大活躍が期待されています。



10,ジュビロ磐田

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ジュビロ磐田は静岡県磐田市をホームタウンとチームです。ホームスタジアムはヤマハスタジアム。


チームの特徴としては

・J1に復帰し、名門の栄光を再び取り戻せるか

・新監督と新しい選手で着実に勝ち点を積み上げていけるか

ということです。ジュビロ磐田は1997年、1999年、2002年にリーグ優勝をした名門クラブです。しかし近年はなかなか結果が出ずにJ2とJ1を行き来するチームとなっています。今シーズンのチームの目標としてはまずはJ1で結果を残し、かつての名門を復活させる第一歩となるか、そんなシーズンになっていきます。

チームの顔として長く日本代表やガンバ大阪で活躍した遠藤保仁(えんどう やすひと)選手や新しいエース候補として浦和レッズから移籍してきた杉本健勇(すぎもと けんゆう)選手がいます。彼らの活躍がジュビロの躍進には不可欠です。

注目選手:杉本健勇(すぎもと けんゆう)選手 年齢:29歳 ポジション:FW

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2017年、セレッソ大阪では得点ランキング2位となる22得点をあげた大型FW。浦和レッズでは思うような活躍を出来ず再起の場としてジュビロ磐田に移籍してきました。彼の特徴としては、187cmと長身でありながらも足元の技術にも優れているということが挙げられます。ヘディングなどフィジカルの強さを活かしたゴールなどをしつつ技術の高さでボールを収める、味方を活かすなどができる万能型ストライカーです。彼の活躍が今季のジュビロ磐田の順位に直結していると言えるでしょう。


11,名古屋グランパスエイト

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名古屋グランパスは名古屋市、豊田市を中心とする愛知県全域をホームタウンとするチームです。ホームスタジアムは豊田スタジアム。


チームの特徴としては

・堅守を売りとしていた去年から新しい監督で攻撃的にシフトしていく

・豊富な選手層をいかに活かしていくか

ということです。名古屋グランパスは昨シーズンまでイタリア人監督のマッシモ・フィッカデンティ監督のもと堅い守備を武器に戦うチームでした。代わりとして攻撃には人数を割けないので個人技のある選手を使うというのが、マッシモ監督のやり方でした。今シーズンから指揮をとる長谷川健太(はせがわ けんた)監督はガンバ大阪やFC東京で実績をあげてきた日本人でも指折りの監督です。長谷部監督は堅守はそのまま引き継ぎ、攻撃に手を加えていくでしょう。

名古屋グランパスは親会社がTOYOTAということもあり、Jリーグでも屈指の資金力があるクラブです。名古屋の選手層は厚く、元代表の柿谷曜一朗(かきたに よういちろう)、齋藤学(さいとう まなぶ)、現日本代表にも選出されている中谷進之介(なかたに しんのすけ)、稲垣祥(いながき しょう)など多士済々です。そんな優れた選手たちをいかに起用していくか、長谷川監督の手腕が注目されています。


注目選手:仙頭啓矢(せんとう けいや)選手  年齢:27歳 ポジション:MF

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多士済々の名古屋グランパスの攻撃の指揮を握るのが仙頭選手です。彼は「リンクマン」という味方同士のパス交換を円滑に進める能力に長けており、味方からパスを引き出して前線へとパスを出しチームの攻撃を動かしていくそんな仕事をメインに行っています。彼のプレーは一見するとパスを繋いでいるだけに見えますが、いかに敵から厄介な位置でボールを引き出し、相手の守備を崩していくかという非常に頭を使うポジションを任されています。名古屋グランパスの新しいサッカーの要として彼には注目です。


12,京都サンガF.C.

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京都サンガF.C.は京都府京都市、宇治市、城陽市、向日市、長岡京市、京田辺市、木津川市、亀岡市、南丹市、京丹波町、福知山市、舞鶴市、綾部市、八幡市をホームタウンとするチームです。ホームスタジアムはサンガスタジアム by KYOCERA。


チームの特徴としては

・2010年以来12シーズン振りのJ1復帰となった

・J2から優秀な選手を補強しJ1に挑む

ということです。京都サンガは長くJ2を戦ってきて今シーズン久しぶりのJ1昇格を果たしました。湘南ベルマーレでも手腕を発揮してきた曺 貴裁(チョウ キジェ)監督は昨季から引き続き指揮をとります。J1を戦い抜くためにオフシーズンに大前元紀(おおまえ げんき)、上福元直人(かみふくもと なおと)などの実力者を獲得しました。J2で21点を取ったピーター・ウタカなど既存の戦力に彼らが加わる事でJ1を戦い抜く戦力は揃ったと言えます。戦略家・モチベーターとして優秀な曺 貴裁監督が率いる京都サンガは久しぶりのJ1復帰とはいえ、どのクラブも油断できない相手となるでしょう。


注目選手:上福元 直人(かみふくもと なおと) 選手 年齢:32歳 ポジション:GK

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徳島ヴォルティスから京都サンガへと移籍した実績豊富なGK。彼の特徴は何と言っても「神がかった」セービングを何度も何度も行いピンチを防ぐことです。今シーズン、京都サンガは何度もゴール前に攻め込まれていますが、ことごとく彼により防がれています。その活躍から「神福元」という異名がつくほど。優れたGKは「負け試合を引き分けに」「引き分けの試合を勝ち試合に」持っていくと言われるほど重要なポジションです。今シーズンの京都サンガを応援していれば何度も「神福元」を目撃することでしょう。


13,ガンバ大阪

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ガンバ大阪は大阪府吹田市、茨木市、高槻市、豊中市、池田市、摂津市、箕面市をホームタウンとするチームです。ホームスタジアムはパナソニックスタジアム吹田。ちなみに「ガンバ」はイタリア語で「脚」という意味です。


チームの特徴として

・2014年には三冠を達成した強豪クラブ

・今シーズンは片野坂新監督の元、新しいサッカーを構築していくシーズンとなる

ということです。

ガンバ大阪はかつて守備を捨てたかのような攻撃サッカーでJリーグを席巻しました。2008年、CWC(クラブワールドカップ)準決勝での当時最強クラブだったマンチェスターユナイテッドとの試合は今でもサッカーファンの語り草となっています。2013年には長谷川健太監督(現名古屋グランパス監督)が就任し、宇佐美、パトリックなどの優れた選手を活かし数多くのタイトルを獲得しました。そんなガンバ大阪もここ数年はタイトルから遠ざかっており、タイトルを獲るために大分トリニータで手腕を発揮していた片野坂知宏(かたのさか ともひろ)監督を迎えました。片野坂監督はかつて、ガンバでヘッドコーチとしても活躍していて、正に満を辞しての招集起用と言えます。

片野坂監督は優れた分析家としても有名で相手チームの研究を常に行い、自分たちの強みを活かしつつ、相手の弱点を突くという戦略で大分トリニータでも辣腕を奮っていました。今シーズンは片野坂監督の1年目という事でチームの基礎作りとなるシーズンですが、西の雄としてタイトルは本気で狙ってくるでしょう。


注目選手:パトリック選手 年齢:34歳 ポジション:FW

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愛称パトリックで知られるガンバ大阪のエースストライカー。ちなみに本名はアンデルソン・パトリック・アグウイアル・オリベイラです。

彼は189cm、82kgの屈強なフィジカルを活かしたパワープレーと優れたゴールセンスで幾度もガンバにタイトルをもたらしてきました。34歳とサッカー選手としてはベテランの年齢ですが、まだまだ身体も技術も衰え知らずで、今シーズンもその屈強な肉体は多くのチームのゴールを脅かすでしょう。そのパワーに注目がいきがちですが、相手の裏をかいてゴールもできる器用な一面もあります。



14,セレッソ大阪

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セレッソ大阪は大阪府大阪市、堺市をホームタウンとするチームです。ホームスタジアムはヤンマースタジアム長居。ガンバ大阪は大阪の北を拠点とし、セレッソ大阪は大阪の南を拠点として大阪を二分しています。セレッソとはスペイン語で「桜」を意味しており、チームカラーのピンクはそこからきています。


チームの特徴として

・かつては「破壊の鉄球とおなべのふた」と言われるほど攻撃特化のチームだったが、尹晶煥(ユン ジョンファン)監督、ロティーナ監督により堅守を作り上げタイトルを獲得した

・香川真司(かがわ しんじ)、乾貴士(いぬい たかし)、清武 弘嗣(きよたけ ひろし)など多くの日本代表選手を輩出している


ということです。セレッソ大阪はかつてあまりの攻撃特化振りに「破壊の鉄球とおなべのふた」「ザルッソ」とまで言われるほどでしたが、尹晶煥監督、ロティーナ監督と守備に定評のある監督を迎え守備改善に取り組み、結果として2017年ルヴァン杯優勝、天皇杯優勝の二冠を達成するなど「セレッソ大阪=ザル」というイメージは完全に過去のものとなりました。現在は小菊昭雄(こぎく あきお)監督の元、堅守と攻撃をバランスよく活かしたサッカーをしています。


注目選手:乾貴士(いぬい たかし)選手 年齢:33歳 ポジション:MF

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(写真手前のピンクユニフォーム)

今シーズン、セレッソ大阪のエースナンバー8をつけるのは日本代表でも大活躍をした乾貴士選手です。2018年、ロシアワールドカップ決勝トーナメントベルギー戦での弾丸ミドルシュートは日本を大いに沸かしました。そんな彼が昨シーズンの夏に古巣セレッソ大阪に帰って来ました。緩急ある変幻自在のドリブルで世界最高リーグ、リーガ・エスパニョーラで活躍した彼の存在はセレッソの大きな強みとなるでしょう。


15,ヴィッセル神戸

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ヴィッセル神戸は兵庫県神戸市をホームタウンとするチームです。ホームスタジアムはノエビアスタジアム神戸


チームの特徴としては

・Jリーグ屈指の資金力と多くの代表クラスの選手を誇る

・イニエスタという世界最高の司令塔がいる

ということです。

ヴィッセル神戸は楽天の代表取締役である三木谷浩史(みきたに ひろし)氏がオーナーをしているチームで神戸は彼の支えによりJリーグでも名古屋グランパスと並ぶ資金力のあるクラブとなっています。そんなヴィッセル神戸のシンボルとなっているのが、アンドレス・イニエスタ選手です。彼はスペイン代表とバルセロナで長く活躍していた世界最高のパサー・司令塔です。またイニエスタ以外にも大迫 勇也(おおさこ ゆうや)、武藤 嘉紀(むとう よしのり)、山口 蛍(やまぐち ほたる)、槙野 智章(まきの ともあき)、酒井 高徳(さかい ごうとく)など、日本代表で活躍した選手が多数在籍しています。Jリーグ屈指のタレント軍団、それがヴィッセル神戸の大きな特徴です。


注目選手:アンドレス・イニエスタ選手 年齢:37歳 ポジション:MF

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世界で最も強いクラブチームと代表チームで10年以上、替えの効かない存在として君臨し続けてきた。2010年南アフリカワールドカップの決勝戦で決勝ゴールを決めた男。バルセロナのサッカーを体現する存在。サッカー史に残る世界最高の司令塔。これでも彼の凄さの1%すら語れてはいません。

彼の凄さは類い稀なパスセンスのゲームコントロールにあります。彼の出すパスには1つ1つにメッセージが込められています。日本代表の古橋亨梧(ふるはし きょうご)もイニエスタのパスを受け続け、ストライカーとして才能を大きく開花させました。ヴィッセル神戸の試合を見る際には、イニエスタ選手がどういうパスを出しているのか。それに注目しながら見るとよりヴィッセル神戸のサッカーが面白くなります。


16,サンフレッチェ広島

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サンフレッチェ広島は広島県広島市をホームタウンとするチームです。ホームスタジアムはエディオンスタジアム広島。


チームの特徴として

・現日本代表森保一(もりやす はじめ)監督のもと、2012年、2013年、2015年にリーグ優勝をしている

・今シーズンからミヒャエル・スキッべ監督が就任し、新しいサッカーを作っていく

ということです。サンフレッチェ広島は現日本代表森保一監督が率いた2012年から2016年の間に3回リーグ優勝をしています。森保監督以降はタイトルから遠ざかっていて、今シーズンはドイツでの指導歴が豊富なミヒャエル・スキッべ監督を迎えて、タイトル奪還の第一歩とすべく動いています。現在スキッベ監督はコロナによる入国制限の影響でまだ日本には入国できていません。サンフレッチェ広島の新しいサッカーの全貌が見えてくるのはスキッベ監督が来日する3月上旬以降となるでしょう。


注目選手:鮎川峻(あゆかわ しゅん)選手 年齢:20歳 ポジション:FW

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サンフレッチェ広島ユースから昇格した期待の若武者。彼のプレースタイルは足の速さを活かした裏への飛び出し、ゴール奪取です。裏への抜け出しとはDFの隙をついて相手DFよりも先に有利な状態でボールに追いつくプレーですが、鮎川選手は抜け出すタイミングを測るのが上手く、また足の速さもあるので、164cmと小柄ながらも一瞬で相手ゴールを脅かす存在となっています。課題はゴールを決める決定力でチャンスを確実に決めるようになれば、次世代の広島のそして日本のエースとなれるだけの才能があります。


17,アビスパ福岡

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アビスパ福岡は福岡県福岡市をホームタウンとするチームです。ホームスタジアムはベスト電器スタジアム。

チームの特徴として

・4年に1度J1に昇格して、1年でJ2に降格するという長年のジンクスを昨年ようやく打ち破った

・組織的なサッカーで強豪相手にも怯まずに戦う

これらが挙げられます。アビスパ福岡を説明する上で欠かせないのが「5年周期ジンクス」です。アビスパはかつて、2001年、2006年、2011年、2016年にJ1で戦いましたがいずれも1年でJ2に降格しています。しかし昨年、8位という好成績でリーグ戦を終えて長年のジンクスを打ち破りました。その立役者が長谷部茂利(はせべ しげとし)監督です。彼は組織的なサッカーと助っ人外国人の個人技を上手く組み合わせ、強豪クラブにも対等に戦い、王者川崎フロンターレを破っています。今シーズンも長谷部監督のもと堅い結束で戦います。


注目選手:ジョルディ・クルークス選手 年齢:28歳 ポジション:MF

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J1を戦い勝っていくためには、チームの組織力はもちろんですが選手個人の卓越した技術、個人技が必要です。クルークス選手はその左脚からスーパーミドルシュートを決め、昨シーズン大活躍しました。特にホームで川崎フロンターレ相手に決めたゴールはまさにワールドクラスと言えるゴールです。川崎フロンターレ相手に勝ち点3をとるゴールというのは非常に大きな価値があり、ここ大一番で鮮やかなゴールを決められる選手がいる事はアビスパにとって大きな強みです。今シーズンも彼の左脚はスタジアムを大いに沸かすでしょう。


18,サガン鳥栖

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サガン鳥栖は佐賀県鳥栖市をホームタウンとするチームです。ホームスタジアムは駅前不動産スタジアム。

チームの特徴として

・2021年に7位と躍進したが、オフシーズンに主力の大半を引き抜かれている

・川井新監督のもと、新しい選手たちとポゼッションサッカーに挑戦している

ということです。2012年にJ1に昇格して以来フィジカルと走力を武器としたサッカーでJ1を戦ってきましたが、近年はポゼッションサッカーへとスタイルを変え昨シーズンは7位と好成績を残しました。しかし、経営面の関係から主力のほぼ全員が他のチームへと移籍。2022年シーズン、モンテディオ山形でコーチをしていた川井 健太(かわい けんた)監督を新監督に迎えJ1を戦うことになりました。抜けた主力の代わりとして、大卒の有望な選手や垣田裕暉(かきた ゆうき)、宮代大聖(みやしろ たいせい)、西川潤(にしかわ じゅん)といった有望な若手選手をレンタル獲得し、主力の抜けた穴を埋めています。


注目選手:中野伸哉(なかの しんや)選手 年齢:18歳 ポゼッション:SB

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サガン鳥栖はユース・下部組織が非常に強く、多くのプロを輩出しています。中野伸哉選手はそんな鳥栖ユースでも屈指の逸材です。16歳11か月15日でJ1のリーグ戦をデビューしています。彼の特徴は状況判断力の高さです。SB(サイドバック)というポジションは守備に攻撃にとたくさん走り回るポジションです。中野選手は的確なタイミングで攻撃参加しクロスをあげる、ピンチをいち早く察知してボールをカットしてピンチを未然に防ぐ。これらの判断を的確に迅速にこなすことができます。一見するとソツなくプレーしているだけに見えますが、18歳という若さでこれらのタクトをこなす事ができるという事が彼の強みです。手薄な左SBということもあり、将来の日本代表にも期待される俊英です。


いかがでしたでしょうか。以上でJ1を戦う18チームの紹介を終わります。今回のコラボがにじさんじにもJリーグにもプラスになることを願い、締めの言葉といたします。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


おまけとしてサッカー用語の簡単な解説を下に書いています。分からない単語が有ればお使いください。



おまけ(サッカー用語解説)

サッカーのポジションの説明

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この図を見てもらうと分かりやすいですが

11 FW(フォワード):点を取るポジション

6〜9 MF (ミッドフィルダー):FWにパスを出しながら自らもゴールを狙うポジション

2〜5 DF(ディフェンダー):相手の攻撃を止めるポジション

1 GK(ゴールキーパー):ゴールを守る最後の砦、GKの活躍次第で試合は大きく変わる非常に大切なポジション

ここからさらに

4,5はSB(サイドバック)というサイドの攻守を担うポジションになっています。


サッカーのスタイルの説明

サッカーのスタイルには大まかに言うとポゼッション型と言ってパスを回して「ボールを保持するスタイル」とカウンター型と言って「ボールを奪ってから手数をかけずにゴールを狙う」スタイルの2種類があります。

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(参照サイト https://www.football-lab.jp/summary/team_style/j1/?year=2021&data=24)

これは2021年度の自陣でのボールを回した時のデータですが、これを元にに2022年の現在、J1のチームをこの2つに無理やり分類するならば

ポゼッション型

コンサドーレ札幌、浦和レッズ、横浜Fマリノス、ヴィッセル神戸、サガン鳥栖

カウンター型

FC東京、サンフレッチェ広島、湘南ベルマーレ、鹿島アントラーズ、アビスパ福岡

バランス型(ポゼッションとカウンターを使い分ける型)

清水エスパルス、川崎フロンターレ、ガンバ大阪、セレッソ大阪、名古屋グランパス

この図には載っていませんがJ2のデータでは京都サンガはカウンター寄り、ジュビロ磐田はポゼッション寄りになります。

※ただこれはあくまで私の大雑把な分け方ですし、今シーズン多くのチームが新監督のもとでサッカースタイルを変えるでしょう。このチームはパスを回すのが得意なんだ、このチームは守ってカウンターが得意なんだという判断材料の1つくらいにしてもらえたらと思います。


サッカー用語の解説サイト

https://activel.jp/football/eRG4A

こちらのサイトが分からない単語を調べやすいかと思います。サッカー用語の解説もしようかと思っていましたがさすがに多くて大変なので…笑


Jリーグのチームの所在地

画像39

(参照 https://aboutj.jleague.jp/corporate/wp-content/themes/j_corp/assets/pdf/stadium/stadium_2021.pdf)

2021年度のものですが、Jリーグのクラブの所在地が分かりやすいので引用しました。実は今多くの地域にJリーグのチームはあります。今回のコラボでJリーグに興味を持った方はぜひ地元のチームの観戦に行ってみてください。日常では味わえないワクワク体験ができますよ!!!

(現在各クラブはコロナ対策のため入場者の制限をしています。スタジアムに行く際には公式サイトでコロナ対策を確認し、観戦対策をして観戦に行きましょう)




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