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夫婦で脱サラ。あなたは脱サラしたいという夫を支える?それとも説得して諦めさせる?

今回リクエストや質問を頂いた中で特に多かった項目5つを記事にさせて頂きます。5回に分けて記事を綴っているのでよろしければ第1〜5回目の下記記事より順にお読み下さい。

今回の記事は頂いた下記のリクエスト項目に触れさせて頂きます。
・いつのタイミングで夫婦で脱サラしたか
・大手を辞め独立したいと夫が言っており悩んでいます
・住宅ローンもあり小さな子どもが3人いて悩んでいます
・夫の挑戦を応援したい反面その選択をさせてあげられません
・会社を辞めたいと思い始めてますアドバイスが欲しい
・サラリーマンキャリアに戻る選択はありますか
・女性の働き方についての考えを知りたい

理想の世界をとるかお金をとるか?

「サラリーマンを辞めたい!と思い始めてますがそれと同時に稼いで生きていかなきゃいけないというジレンマにも苛まれます。」私の周りにも、辞めたいけどこれからのことが心配で辞められない人たくさんいます。夫の挑戦を応援したいけどこの状況で賛成してあげられない自分に悩んでいるという相談も友人からもよくされます。

そんな中なぜ私たち夫婦が脱サラしたのか。どんな心持ちなのか多く質問を頂きましたので参考になれば幸いです。

今考えても当時の私には築いてきたキャリアを捨てるという選択をすることが余りに辛くて泣いていたのを鮮明に覚えています。私は起業願望が猛烈にあるタイプではなったです。ただし、自分自身のキャリアをどうしていくかは明確なビジョンがありました。私が退職を決意した理由は出産と子育ての環境選択によるものからです。息子が14ヶ月のタイミングで学校の入学が決まっていたのでそれに合わせ仕事復帰予定でしたが、14時のお迎えに、年間4ヶ月の休暇と、どう考えても拘束時間的に以前のような働き方が出来ないという理由で辞める決断を下しました。夫は私のキャリアを全面的に応援してくれる人なので、勿論全てアウトソースすることも提案してくれましたが、やるからには全力で子育てがしたいという私にはアウトソースするという選択肢はなく、退職の決断を下すことになりました。

そして私と全く同じタイミングで退職した夫。夫婦同じタイミングのこの事例は稀だし、一般的に異様な光景かもしれません。夫は仕事に不満をかかえていたわけではないです。土日祝は完全に休み。休暇も取りやすい。お給料も悪くない。人間関係も良好。通勤はタクシー。それ以外何の問題もなく勤務していた。そんな夫がなぜ退職したのか。それは同じく息子の存在です。息子との時間が平日に全く取れていないことを後悔したくないという理由からでした。

そして、息子が入学したタイミングで夫婦揃って収入ゼロの状態になりました。むしろ毎月家計は赤字のマイナス計上です(笑)

もちろん家のローンも生活費もある。働いてもらえたらありがたい。時間ももらえたらありがたい。本音なんてもっともっとあります。正直、理想なんて上げたらきりがないです。

でも、最終的には自分の目指す理想の世界をとるかお金をとるかこの狭間で揺れるんです。夫と私は自分たちが目指す理想の世界を選択できる人間でありたいと強く強く思ったし、明日死んだら絶対に人生後悔すると思ったから、無収入になったとしても自分たちの目指す理想の世界をとった。そして夫に「自分の本当にしたい選択をして、仕事辞めていいよ」と言いました。

もしかしたらそのままの生活でも行けないことはなかったのかもしれない。しかし、一生のうちに子どもと過ごせる時間の衝撃的な数字に決意を固めました子供と過ごせる時間の7割が幼少期に既に終わってしまいます。このなんとも短い貴重な限られた時間を無駄にするリスクは私たち夫婦にとってはあまりにも大きすぎると思いました。時間にゆとりのある親になりたかった。子どもには私たち親が自由に伸び伸び生きている背中をみせたかったしその理想の姿が鮮明だった。一番の理由はやっぱり子どもでした。

一体どうやって実現したの?不安はないの?

とは言えお金に関して不安じゃないの?ってとこですよね。不安しかないですよね(笑)もともとお金やモノに執着がない人間ですが流石に生活できるかなと悩みましたし心臓がキューってなりました。

でも、自分の目指す理想の世界が私たちの目の前にあるんです。そんな夢みたいなこと宝くじでも当たったらねって、息子がもう少し大きくなったらねって、結局は人は、言い訳を並べてまた現実に戻ってましまいたくなる

お金への不安よりもそっちの可能性にかけたい思いが強った。できない言い訳を探すならできる方法を探したほうがいい。そして決断したら早かった。結局、止めているのは自分だから。悩んでるときは辛いけど決めたら気持ちがいいです。

夫婦で脱サラし一年半近くは無収入。貯金を切り崩して生活し、貯金切り崩し生活により、切り詰めた生活・・・なんてしていません(笑)稼ぎまくっていたサラリーマンよりも入ってくるものがないので支出は増えていく一方です。でも支出もギブもすべて投資。自分の目指す理想の世界に近づくための。だから、いくら出しても惜しくないんです。

脱サラし一年半近くは子育てに夫婦でどっぷり浸かりました。自分に向き合う時間を持ったことで、本当の自分がわかってくる人は多い。自分という可能性にかけてみたい本当の自分で生きてみたい。人生の再スタートを切りたい。明日死んだ時に後悔がないようにしたい。など、色んな思いが交差します。

私たち夫婦は各々の会社を経営することにした。そして、本格的に動き出した2020年から。創業後に待っている現実は想像していたよりもはるかに大変でした。創業後3年以内は不安定な状態が続いているケースが多いですが、この時期をどのようにして乗り越えるかが存続の鍵を握ります。創業後3年以内の苦境期を何とか乗り切ることができればその経験は経営者にとって大きな糧になります。各々で挑戦しているので、色々なタイミングは違いますが、私の場合は、息子が4歳を迎えかなり手離れをしたのでそのタイミングでかなり本腰を入れ始動。そんな創業期真っ只中の夫婦の挑戦はこれからも続きます!

ベストな働き方は試してみないとわからない

私のライフステージに、私の働きたい職種では、サラリーマンは適応できなかったので、起業という選択をし会社経営をしていますが、自分のライフステージに合った仕事があればサラリーマンに戻ってもいいと思っています。

自分のライフステージに合わせて働き方を選ぶということが重要です。現状就いている仕事と自分のライフステージが合致していて、仕事に満足している人は良い仕事に就いているといえます。自分の立ち位置で、自分にあった働き方を目指し、自分の環境をカスタマイズする。これは正直色々と試してみないと分からない部分も多いと思います。

子育てしながらの会社経営は、私の想像を簡単に超えていくほど壮絶で試行錯誤の日々です。試行錯誤を経て高い生産性を発揮できる体制を自分のライフステージに合わせカスタマイズできるような働き方を実現していきたいと思います。

私のフォロワーさんは家事や子育て、仕事にと毎日忙しいワーキングマザーが圧倒的に多いです。家事と育児と仕事の両立が大変に思う日もありますが、子どもが遊びも学びも笑顔で一生懸命楽しんでいるのを見て「私も頑張ろう!」という気持ちになります。そして頑張る皆さんの姿にも刺激を貰っています。お互いを尊重し切磋琢磨できる、志の高い存在であれるよう私も頑張ります。

読んでくれてありがとうございます! 頑張っているチームのみんなに夜食をご馳走しようと思います。