〇〇達はシェアハウスに帰っている途中だった

車内にて...

〇〇:もう菜緒はほんと急なんだから

菜緒:だって陽子ちゃんと住んでるとかずるいじゃん

〇〇:ずるいとかないでしょ、だって家が職場なんだぞ(笑)

菜緒:でも天職なんじゃない？だって〇〇叔父さん家事全般得意だったし

〇〇:日向家がそういう家系だっただけ

陽子:だから〇〇さんの料理すごい美味しかったんですね！

〇〇:陽子ちゃんはいつも褒めてくれるからほんと嬉しいよ

陽子:へへへっ

菜緒:こら！姪っ子ももっと可愛がれ〜！

陽子:菜緒さんって本当に〇〇さんの事好きなんですね

菜緒:命の恩人でもあるしね、あっ陽子ちゃんに負けないから

陽子:へっ///

〇〇:菜緒、陽子ちゃんのことからかわないよ

菜緒:はーい

車を走らせて20分...

〇〇:ほら、菜緒着いたぞ

菜緒:え？立派すぎない？

〇〇:だろ、俺も始めて来た時の反応はまったく菜緒と一緒だったぞ(笑)

陽子:ほら、菜緒さん入りましょう！

菜緒:うん

菜緒:へぇ〜、ちゃんと綺麗にしてるんだ

〇〇:綺麗にするのが俺の仕事だからな

菜緒:忘れてました(笑)

〇〇:今からお風呂沸かすから、沸いたら先に2人はいっちゃいな

陽子:〇〇さんは何するんですか？

〇〇:ご褒美のハンバーグ作るよ！

陽子:やった〜

菜緒:しょうがないから菜緒も手伝うよ！

〇〇:やめて、菜緒には兄貴の血が流れてるからな

陽子:菜緒さんのお父さんってもしかして...

菜緒:不器用のカリスマだよ！

〇〇:そんな自信満々に言うな(笑)

陽子:じゃあ菜緒さん！お風呂沸くまでに部屋決めちゃいません？

菜緒:決めたい！

陽子:じゃあ2階行きましょ！

菜緒:うん！

〇〇:陽子ちゃん悪いけどそっちは頼んだ

陽子:任せてください🫡

陽子達は2階に上がった

菜緒:本当にこのシェアハウス広いね

陽子:そうなんですよ

菜緒:っで陽子ちゃんの部屋はどこなの？

陽子:〇〇さんの隣です！

菜緒:陽子ちゃんに先越されたか

陽子:〇〇さんの向かい側の部屋だったら空いてますよ？

菜緒:じゃあそこにしよっかな？

陽子:菜緒さん荷物はどうするんですか？

菜緒:そのうち届くと思うよ

陽子:ん？

ピーンポーン

〇〇:はーい

菜緒:多分来た

？？:菜緒ちゃんの荷物を持ってきました〜

〇〇:すいませーん、今行きまーす

ガチャ...

〇〇:すいません、わざわざって...兄貴？！

菜緒父:おう、久しぶりだな！

〇〇:ほんと久しぶりだよ

菜緒父:悪ぃな、急に菜緒がわがまま言ったみたいで

〇〇:びっくりはしたけど、大家さんが許可してくれたから大丈夫だよ

菜緒:もう、お父さん！来る時連絡してって言ったじゃん！

菜緒父:ごめんごめん、これ荷物

菜緒:ありがとう！

菜緒父:あんま〇〇に迷惑かけんなよ

菜緒:わかってるよ

菜緒の父は陽子の姿を見つけた。

菜緒父:あーっ！陽子ちゃんだ！初めて生で見た

菜緒:やめてよお父さん！はずかしいでしょ！

陽子:初めまして、4期生の正源司 陽子です！

菜緒父:知ってます！ファンです！

菜緒:ごめんね陽子ちゃん、私のお父さん生粋のおひさまなの

陽子:そうなんですね！

〇〇:兄貴おひさまなのか

菜緒父:〇〇お前もおひさまにならないか

〇〇:兄貴はいつの間に鬼になったの？(笑)

菜緒父:そんなことはいいんだ

〇〇:いいんかい！

菜緒父:じゃあ俺はそろそろ帰るよ

〇〇:えっ！もう帰るの？

菜緒父:まあ今日たまたま東京に来てただけだからなぁ

〇〇:そうか、また落ち着いたら遊びに来いよ

菜緒父:おう、陽子ちゃんも元気でな

陽子:はい！

菜緒父:菜緒は...いいっか

菜緒:なんでやね〜ん

陽子:こんな、菜緒さん初めて見た

菜緒父:まあ、またなんかあったら菜緒に電話するよ

〇〇:わかった、気をつけて帰れよ

菜緒:じゃあね〜

ガチャン...

〇〇:ふぅ〜、久しぶりだったな兄貴

菜緒:あっ、お風呂沸いたみたい

陽子:先、菜緒さんいいですよ！

菜緒:いや、この家では先輩後輩なしだから公平にジャンケンしよう

陽子:わかりました！

菜緒:絶対負けないから！

じゃんけんの結果...陽子が一番風呂だった...

菜緒:ふぅ〜、気持ちよかった〜

〇〇:ちょうどハンバーグ出来たよ！

菜緒:やった〜！

〇〇:陽子ちゃんが手伝ってくれたからスムーズに準備できたから良かったよ

陽子:いえいえ、毎日ありがとうございます！

菜緒:陽子ちゃんずるいぞ〜😡

菜緒:今度から菜緒が絶対一番風呂入る！

陽子:でも毎回じゃんけんするんじゃないんですか？

菜緒:変更！先輩命令！

陽子:あれ？さっきこの家では先輩後輩ないって...

菜緒:だって陽子ちゃんだけ〇〇叔父さんとラブラブなんてずるい〜

陽子:別にラブラブなんかじゃ///...

〇〇:陽子ちゃんはいつも手伝ってくれてたからね〜

陽子:ですね〜(笑)

菜緒:もう、いい！今日〇〇叔父さんと一緒に寝る！

〇〇:何言ってんだよ

菜緒:昔、一緒に寝てたでしょ

〇〇:そうだけど、菜緒も成長しただろ？

菜緒:ダメ？(上目遣い)

〇〇:その顔はずるいってぇ〜

陽子:〇〇さん負けちゃダメですよ！

菜緒:陽子ちゃんは邪魔しないで！

陽子:菜緒さんこそ姪っ子っていうずるい技使わないでください！

バチバチ...

〇〇:もう頭がおかしくなりそうだよ〜

to be continued…。