弥生賞ディープインパクト記念に改称されてから何年経ったのだろうか。いずれにしても、このレースを｢ディープインパクト記念｣や｢ディープ記念｣と呼んだことはなく、｢弥生賞｣と呼んでしまう習慣から抜け出すことはしばらくはなさそうだ。

予想と見解

◎ ダノンエアズロック
☆ シュバルツクーゲル
☆ シンエンペラー
☆ トロヴァトーレ

◎ ダノンエアズロック

本命はダノンエアズロックとする。
まだキャリア2戦だが、前走アイビーSの内容を評価する。
ホープフルSの予想記事のレガレイラの欄で｢勝ち馬ダノンエアズロックが前から32.7を使ってしまったら仕方ない。｣と書いたが、ほんとにこれは仕方なかったようで、同じくアイビーSで同じ32.7の脚を使っていたレガレイラはホープフルSで末脚を炸裂させ、牝馬ながらも勝利してしまった。
競馬は単純ではないことは重々承知しているが、単純にレガレイラよりも前(2番手)で競馬を進め、にも関わらず同じ上がり3ハロン32.7の脚を使えるのであれば、世代トップの力があると考えて間違いないはずだ。
また、レイチェルキング騎手については｢【騎手】芝2000で狙いたい騎手と弥生賞の騎手評価【データ分析】｣で触れたとおり。今週が最終週だがGII制覇のお土産を持って帰ってもらいたい。

☆ シュバルツクーゲル

キャリア2戦目として挑んだ東スポ杯は2番手から競馬を進めて2着。勝ったシュトラウス(モレイラ騎手騎乗)には完敗だったが、長い直線を最後まで粘ったのは評価でき、中山であればより際どい勝負まで持ち込めそうなレース運びと粘り強さだった。前に行きたい馬も少なく、展開を助けに出来れば面白い。

☆ シンエンペラー

とにかくフラフラと危なかっしい走りをしながらもその才能は一級品で、前走のホープフルもソラで他馬に迷惑をかけながらも2着を確保した。凱旋門賞馬の下とは思えない日本競馬適性を見せており、ここでも当然上位評価は必要。川田騎手は芝2000は信頼出来るが、中山芝が不安。

☆ トロヴァトーレ

ここまで中山芝2000で2戦2勝と当然この舞台への適性は文句なしだが、あとは力関係。ここまで2馬以上突き放しての楽勝で来ているので、重賞でも通じておかしくないとは思うが、葉牡丹賞組の力関係を見ると、その次走で好走したのは京成杯で3着のコスモブッドレ(葉牡丹賞4着馬)のみで、マイネルフランツ(葉牡丹賞2着馬)とレイデラルース(葉牡丹賞3着馬)はそれぞれ10着、11着と大敗。やや不安は残る。

買い目

単勝 9
複勝 9
馬連 9-3.5.6