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今年の抱負

いつの間にか年が明けていました。
社会の色々な事件を考えると、あまり年が明けたことを喜ぶことが出来ないので、「あけましておめでとう」とは積極的な意味では言いづらいです。

ただ、これまでお付き合いしてくださった皆様に対しては、ご挨拶をしたい。今年もよろしくお願いします。

昨年は、初めて海外に行ったり、会社を作ったり、新しい出会いがあったり、恩師と再会したり、色々なことがありました。

今年は、何が起きるのか。
あまり考えず、余裕を大事にしながら、粛々と日々を過ごしつつ、その時々のタイミングで起きた出来事を味わっていこうと思っています。

ただし、最近になって心境の変化が起きつつあります。
それは、今まで培ってきた知識や経験を結び合わせて、アウトプットをしていきたい。そんな気持ちが強くなっていることです。

その心境の変化を突かれたな、と思ったのは、次の本でした。

西部邁さんと黒鉄ヒロシさんの対談本です。
僕は西部邁さんの本が好きで、時々買っては読んでいたのですが、たまたまこの本はkindle unlimitedでレンタルできたので、年末年始に読みました。

この本の2章で、西部さんがこんなことをおっしゃっていました。

たとえば本を読むということは、自分について執行猶予することですよね。こういう考えもあるんだったら、もう少し考えてみようかと、決断を遅らせているわけです。
ある日、本を読んでいると、そうかプラスAの考えがあるのかと知り、翌日ほかの本を読むと、そうかマイナスAもあるのかと知る。そうすると自分の頭でプラスとマイナスをどうしようかとなりますでしょう。モラトリアム、執行猶予状態に追い込めば追い込むほど自分の中の選択肢が増えて、野放しにできなくなるんですよ。
そうすると、不思議なのは、モラトリアムに自分を追い込めば追い込むほど、決断を迫られてくるんですね。

もはや、これまで 経綸酔狂問答

これだ、と思ったんですね。僕の今の心境はこれだ、と。

少し前までは、僕はおそらく執行猶予の状態だったんだと思います。
そうかプラスAもマイナスAもあるのか、ということを知ることが楽しくてたまらなかった。

しかし、今はそれで満足できなくなりつつある。それは、決断を迫られている状態なのではないかと。プラスとマイナスをどうしようか、と葛藤しはじめている。

おそらく、今の僕はその葛藤に耐えられなくなっている。
こういうことをやりたい、という思いより、アウトプットせざるを得ない、という状況になってきているんだと思います。

追い詰められて耐えられなくなった結果、僕が何をしでかすのか。
優しく見守っていただければと思います。

面白いことができるといいな。書いたからには何かしら始め。
それが僕の抱負です。


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