RPAの本を20冊読んでわかったこと~RPAは東洋医学的といえる~
どーも。きよともです。
RPAについて思う事をポツポツ書いてます。
RPAはDXの妨げになる
以前こんな記事を書いた。
RPAについて少し後ろ向きに書いたが、
今回はRPAが面倒な部分があるからこそ、生み出せるメリットに触れていこうかと思う。
RPAが面倒な理由
それは一般的にパッケージ化されたシステムではないから。
パッケージ化されたシステムであれば、導入した側は
マニュアルやサポートを使いながら、操作方法を身に着ければ良い。
操作手順は決まっているので、使っていくうちに自然と慣れてくる。
しかしRPAは違う。決まった操作手順は存在せず、
自動化する対象の業務フローによって、毎回作り方が異なる。
なんならRPAの知識だけでなく、現状の業務フローを理解する力や、
現状使っているシステムの知識も必要になってくる。
RPAのテキストとにらめっこしながら、
なんとなく使っていくうちに慣れていくなんて事がない。
しっかり本気で向き合い、本気で向き合う事が求められるので、
導入後にそこまでの負担は抱えきれず、思うように自動化が進まないといった事態になる。
負担がかかるが意味はある
ただ、
負担がかかる = 悪い
というわけではない。
業務を見直す負担は、よりよい業務フローへの変革や、
属人化を防ぐためのマニュアル化などに繋がるきっかけになる。
システムを見直す事はベンダーに丸投げをしていた事を脱却し、
今後の効率化に向けて、的確な要望を出していくきっかけになる。
システム構築する事は、システム的な考え方を身に着けたり、
エンジニア領域に触れ、デジタル人材の育成に繋がるきっかけとなる。
RPAは東洋医学であり、原因療法
これらを考えると、RPAの導入は、
導入後すぐに効率化・自動化になる即効性はないものの、
色んなものを見直し、スキルを身に着け、根本的な解決を目指す事ができるとも言える
薬を塗ってすぐ治るといった「西洋医学」的な療法ではなく、
原因療法で、時間こそかかるが根本的な問題を見つけ、治していく
「東洋医学」といった捉え方でDXを目指していけるのかもしれない。
ただその為には、以前の記事でも記載したように、
RPAに依存しないように、またRPAの導入そのものがゴールにならないように気をつける必要がある。
▼最後に
毎回ご案内してますが、、
RPAの本を色々と読んで一番良かったなと思う本をご紹介
「絵で見てわかる RPAの仕組み」という本
RPAの本は全体的に、
・RPAにおけるメリットやデメリット
・導入事例
・RPAの将来性
などが書かれている本が多いですが、
この本は「RPAとは」というのが体系的に書かれており、
絵での説明も多くわかりやすいです。
読みやすい割には情報の横幅が広く、
全体感を知るのにはとてもいいかなと思います。
RPAの本をまずは1冊読もうかなと思う方に
最初の1冊として非常にお勧めです。
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