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ことばがりがり

炎上という言葉が流行して炎上が当たりまえのように起こるようになった。こういう概念が生まれることでひん発する事例は数多くある。だからこそコンセプトや印象的なコトバを開発するぼくのような仕事があるわけで。炎上した原因の言葉のコメントって炎上しないなと思っていて、おかしいと思うことがある。
鎮静化したいまぶり返すのも申し訳ないのだけれど、先日あるタレントのSNSでの発言が炎上していた。なんとなくニュースで見た時から変だなと思っていて、モヤモヤをずっと抱えているのでニュースと自分の気持ちを考察してみる。とある妊婦さんの出産の不安に対して「旦那様に無痛おねだりするか」という発言だ。「旦那様」という表現に対しては、他人の夫婦をさすことばとして「奥様」「旦那様」は一般的な表現だと思う。それがまちがいだと言うのならば別案をだすことからはじめなければならない。あと「おねだり」に対して拒否反応を示している人はおそらく、「おねだり」をお金とか許可の印象で捉えてるからだと思う。おねだりは、要望を通そうと働きかけることなのでお金だけではないし、むしろ要望を通す相談の少し上の表現にあたる。ま、言葉の印象は捉え方によって変わるからむずかしいな。しかしながら相手の状況なんて知らないし、費用のことも含めて相談する必要はあるでしょ。もともといい言葉ではないのだけど、悪意のある言葉としては使われないことがほとんどの現在では元の意味とはニュアンスがことなると思う。
あとふしぎなコメントとして「なんで夫に相談しなきゃいけないんだ」みたいなのがあって、これが炎上しないのはなぜ?と思うのだけれど。出産は家族で取り組むものなのに相談さえしないのはそれもまた相手の状況を無視した発言。「なんで出産しない夫に許可をもらわなきゃいけないんだ」って、あなたに言ってないからね。不安だと伝えていた方に提案しただけだから。あなたに言われたようなテンションで話さないでほしい。
あとその後、模範解答が紹介されていて、多様性とはほど遠いせまーいひとつの方向につき進ませないでくれ〜。謝ったら謝ったで的外れとか言われて。批判がまず的外れな可能性はないかい?


最後までお読みいただき、ありがとうございます。今回は気持ちのよくない内容で申し訳ありません。

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