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先週は雨で断念しましたが、、本日は出猟してきました!

初めて行く待ち場に、極狭道に急な山道。。
運転がめちゃくちゃ苦手、という猟をする以前の問題が山積している私ですが、なんとか昨日も行ってきました!笑

待ち場から見た景色。ライトのつけっぱなしに気が付きこのあと消しに行きました、、

○本日の猟果

今日は猪が1頭、およそ9.5貫のオスでした!

・1貫は3.75kg
・9.5貫 ≒ 35kg

内臓を取り出り出した後に池で冷やされている猪。
浸けている間はカラスやトンビやキジなどが狙っていて、鳴き声や頭数がすごかったです、、
分かりづらいのでアップも載せます。
わかりますか??

猟師はなぜか、猪の大きさを「貫」で表現します。鹿は特に使わない単位です。

江戸時代以前からの通貨で、1貫はちょうど、1000匁(100両)にあたる重さなのだそうです。
なぜ猪の重さに使われる単位なのか??
Google検索しても出てこなかったので、ChatGPTに尋ねました。

猪の重さを貫(かん)で表すのは、伝統的な計量単位の一つであり、狩猟や農業の文脈で広く使用されてきたためです。貫は日本の古い計量制度で、狩猟や農産物の取引で使われていました。現代では一般的ではなくなりつつありますが、歴史的な文脈や伝統的なイベントで使われることがあります。

ChatGPTに聞いてみました

とのことです。
もっと詳しく歴史がわかれば追記したいと思います!

ちなみに今日の猪は、勢子の止め刺しで捕れました!!


○1ラウンド目

・8:45 犬をいれる


1番高いところに登る待ちの人に犬をいれる時間を確認し巻狩りがスタート。

数分後、

「なかの(私)のほうに行ったぞ!」

えっ!!ついに、巻狩りで初めて撃つときがきた!!

GPSで犬の状況を確認して、すぐに撃てるように構える!

が!
何か犬が止まってる、、、
あれ?

どうやら猪が猟場のフェンスを破って外に出たらしい、と無線が入る、、

犬が猪にやられてしまう可能性もあるので、早く発見せねばと、勢子は破ったフェンスの箇所を見つけ出し、自らもそこから脱出!(さすがベテランの勢子!すごすぎる!!)

周辺の状況で、鉄砲を撃てるような場所ではなかったと、、なんと足を掴んで耳の裏を刺したとか!!

山の斜面を転がり落ちたとのことで、私も回収に行きましたが、シダで視界不良、薔薇の棘、急斜面の3重苦、、
こんな状況で、獲物と戦うとは、、

ーーー

簡単に書いていますが、野生動物をこのように掴んで刺すというのはとても危険な行為です。猪の牙や力強さ、俊敏さ、身体能力がすごく高い動物です。
犬との状況(噛みついているなど)や獲物との距離など、その時々の咄嗟の判断が影響します。 

ーーー
斜面の下から、猪をみんなで引っ張り出し、腹出し(内臓を取り出す)と、冷やすために水につけてしばらく冷やします。
およそ20分ほど浸けますが、このあと第2ラウンドが開始されたため、このまま放置しました。

最初の画像をもう一度

○2ラウンド目

・10:30 同じ待ち場で2ラウンド目を開始

回収する道のりで、猪の足跡や痕跡がたくさんあったため、同じ待ち場で2ラウンド目を開始しました!

が、谷を挟んでいたため、無線の通りも悪く、ひたすら寒い中を待つ2ラウンド目となりました、、

離れた別の待ち場に鹿が出たようですが逃げられてしまった、とのことでした。残念。

池から先ほどの猪を回収、車に積んで移動。
猟師の車には獲物を載せるためのトロ箱を常備しています。


○3ラウンド目

まだ時間があったので、場所を移動して3ラウンド目開始。

鹿は出たようですが、私の前には現れず、、
ひたすら待ち続けたラウンドでした。

待ち場からの景色

・17:30 終了、捕れた猪を持ち帰り、皆で解体


すでに内臓は出していたため、以下を行います!

・表面をバーナーで炙る(ダニとりのため)
・計量
・皮剥ぎ
・大ばらし
・枝分け
・食用に分ける
・(私は)皮を洗い、塩入れます

皆で協力して分けていきます。
早く私もできるようになりたいです!


私はこの時も剥いた皮をせっせと洗い、革にするべく腐敗を防ぐために塩を揉み込み、下処理しました!

塩を入れた原皮。下が頭です。


塩を入れた表面のアップ


昨朝、タンナーさんに持ち込みました!

塩の量を確認したところ、量はOK
だが、
肉面だけでなく、毛のついている表面にも塩が必要とのこと!汗

次回からは必ず入れると約束しました、、、

・19:30 解散、帰宅

帰宅後に分けたお肉を水につけ、血抜きの作業をしました!

この日も1日長かった!

○おわりに

ついに私の前に獲物が来るかとドキドキしましたが、また次回となりました、、

・今日の学び

・獲物が向かってくる際は、木の裏などで隠れて銃を構える。それから狙う体制に入り、待ち場からじっと動かない。
→猪は賢いので人間の動作に気がつく

・運転技術の向上(私の場合です、、)
→狭い山道、悪状況でバックで進むことも多々ある。四駆はすぐには入らない。
事前に入れる。

また来週も出猟したいと思います!

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