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「ワンダーラストのミッションは旅を通じて心の国境を越えること」

君の可能性
そんなもんじゃない
武田双雲

最近、voicyラジオで対談した、「ほりけん」こと堀江健太郎

「ミッションは旅を通じて心の国境を越えること、国境を越えた人と人の繋がりを一つでも多く生み出すこと」に共感シェア!これからも、応援したい仲間を俺にできることで応援する。
ほりけん「魂の叫び」が、一人でも多くの人の心に届きますように!

■資金調達の開始に寄せて:新コロで積み上げたものが爆散した堀江に何があったのかと、これから■
この度、新しいスキームを活用した事業資金の調達を開始することに致しました。
具体的な内容はリンク先でとても詳しく説明いただいているので、ここでは最近何をしてたのか、どうして資金調達をすることになったのかをお伝えしようと思います。
弊社ワンダーラストは、「旅を通じて人々の心から国境をなくす」というミッションを掲げ、その名の通り、日本人の国内旅行など見向きもせずにクロスバウンド(日本人海外旅行者 / 訪日旅行者)にこだわった事業を展開して参りました。想い先行で始めた部分も多く、苦しい時期ばかりでしたが、ようやく昨年開始した、訪日外国人のエンゲージメント獲得を日本国内の店舗・施設に提供するSaaS事業が爆伸びの兆しを見せてきたところにやってきたのが皆さまご存知、新コロです。
結果、これまでやってきたことは全て、と言っても過言ではないレベルで、跡形もなく吹っ飛びました。新コロで被害を受けた方に対するお上からのご支援の条件が「昨年同月比で売上3割以上減」って厳しくね?という話も聞こえて来ましたが、こちとら10割寄りの9割減です。それでも、雀の涙、とは言いませんが、猫の額ほどのご支援しか頂けませんでした。
そんな有様ですので、近い業界で一緒にお仕事をさせていただいたクライアントも何社、何店舗、何施設と倒産していきました。文字通りの「ゼロリセット」になりました。
休業を強いるだけとなった仲間たちも日を追うごとに去っていきました。(本人達を責める意図はなく、内部留保や新コロ禍でも給与を支払える仕事を創る意欲、能力を持てなかった自分の責任です。)もちろんこういった状況下でも上手く危機管理や市場の切り替えを行い乗り切った優秀な経営者の方も多くいらっしゃるので、この結果には自分自身の能力不足が多分に影響していることは疑いの余地もありませんが。
そんな現状に「現世ではもう、俺が社会に提供できる価値はないんだ」と現実から目を背けて塞ぎ込み、人生で初めて、おそらく「うつ」に近い状態を彷徨うことになりました。最後にやったゲームが初代プレステのFF7というレベルの人間が、20年の時を経てコントローラーを握りしめ、一切の労働意欲がないどうぶつとタヌキの財閥が暮らす島に逃げ込み、勤労という名の偽善に励むことで、なんとか自身の存在意義を保った日も少なくありません。
しかしながら、ユートピアというものは求めるだけでは手に入りません。どうぶつ達との生活で自分だけが搾取されている構造とこの世界で築きあげたものが虚構でしかないことに気付き、「これじゃ現世の方がよっぽどマシだ」と思ってふっと顔を上げると、そんな自分の状況を見て優しく声をかけてくれた仲間の支えもあり、かつて「新コロ」と呼んで蔑み忌み嫌っていたそれは、今では「コロちゃん」と呼ぶ程の愛おしさで、創業当初の理念を実現するチャンスを携えて微笑んでいたのです。
先述の通り弊社のミッションは旅を通じて心の国境を越えること、国境を越えた人と人の繋がりを一つでも多く生み出すことです。そしてコロちゃんは身体的な移動なくそれを実現する術を我々に与えてくれていたのです。そうです、zoomを始めとするオンラインコミュニケーションの普及です。「できること、あるじゃん」と思い立ってからは早く、社内の誰にも告げずに一人でこっそりとWebサイトを立ち上げ、これまでの人生の宝でもある世界中の友達に声をかけ、バーチャルツアー・オンライン旅行体験のプラットフォーム"CompathyGO"を開始しました。
既にバーチャル旅行と呼ばれるサービスは乱立していましたが、自分は創業当初の考えに基づき「現地の出身者が、参加者の母国語で提供する」、「(オンラインなんかで、自分の血肉とも言える旅の体験がリプレイスできる訳がないんだから)将来の旅をより豊かなものにすることをゴールにして、海外現地との繋がりを与える」ことをUVPとしたサービスとすることで自分自身の強みを活かし、勝負できるのではないかと考えました。
驚くほど、というと大げさですが、一人でひっそりと始めたところからまだ2ヶ月にも満たないこの事業は、気付けば20名超のツアーガイドさんがツアーを提供し、累計数百名を超えるお客さまにオンラインツアーにご参加いただいておりました。我武者羅に取り組んでいるうちに、当初の自分の予想を越えたスピードで成長していたのです。ツアー開催の都度お客さまから頂く「楽しかった!」「(全然興味のなかった)◯◯(国名)に行きたくなった!」というお言葉や、各ツアーの参加者の平均2-3割がリピーターの方で埋まる状況にも、自信を取り戻していくきっかけを与えてもらいました。事業の軸こそアウトバウンド→インバウンド、BtoC→BtoBとふらふらしてきましたが、創業時に描いたビジョンが強く心に残っていたこともこの時の自分を支えてくれたと思います。
コロちゃんのお陰で、ここを入り口として旅行先現地出身者の方と繋がり旅行プランニングサービスに発展させれば、もともと広げすぎていた創業当初のビジョン(旅を通じて現地の出身者と繋がることで人生や価値観が拡がる人を増やすこと)を、あと一足で実現できるところまで近づいたのです。
こうしてようやく、社会に対して提供できる価値が見つかったのも束の間、既存の事業の価値がほぼゼロになり、資産として認められない企業の現状は諸行無常ここに極まれりの状況でした。
ようやく夢が手の届くところまでやって来たのに、まだ誰にも見えない市場ということもあり、次のステージに進むためにはもう一つトラクションを積み上げたいところですが、自分一人のリソースではまだまだ時間がかかりそうなので仲間を増やそうにも、元手はスッカラカンといった仕上がりです。
資金を調達するにしても、エクイティではすっかりシード期まで"若返って"しまったことで株価が既存の株主の皆さまの目を丸くしてしまうような価格になってしまうでしょうし、デットではまだ誰も知らないこのバーチャルツアー/オンライン旅行という大海原の大きさや深さを"確かなエビデンス"に基づいて測るような業を強いられることは明白でした。
他にも様々な金策を講じてきましたが、こうした状況を踏まえ「リスタート」に向けた最良の選択肢として、今回はファンディーノさんを通じた「株式投資型クラウドファンディング」というスキームでの資金調達をさせて頂くことに致しました。
ここで調達した資金を活用することで多くの国の、多様なテーマでのバーチャルツアー・オンライン旅行体験を造成して参ります。そして将来の旅をより豊かなものにする「現地出身者との繋がり」を数多く生み出し、新しい旅行計画のプロセスと旅の定義を作って参ります。現在はパスポートを持たない/持てない76%の日本国民にも興味をもってもらえるくらい価値のある"旅"を創ることがゴールです。
また一方で、見聞きしている方も多いかと思いますが、世界的に観光産業に関わっていた方々や、海外で言語を活かして仕事をしていた方々は悲惨な状況に置かれています。直近では、CompathyGOのプラットフォームにより多くの海外現地の旅行代理店さんや失業した在日外国人の方にツアーガイドとして参加してもらうことで、少しでも多くの観光事業者を救いたいと思っています。観光とは、その国の光を観ること。異文化交流の灯台となるべく「光」を消してはならないのです。
もうここまでお読み頂いた心優しい貴女・貴殿にはお分かりかと思いますが、せっかくここまでお読み頂けたのでしたら、ついでに以下の方法などで、皆さんのお力をお借りしたいです。
これまで積み上げたものがゼロになったからこそ見えた景色があり、創業時の想いに立ち返ることができました。真剣に、世界中の観光産業に関わる方を救い、未来の旅人の体験や得られる価値を変え、地球の総幸福度を上げたいと思ってやっています。よろしくお願いします!

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①応援して下さい!
以下が今回の募集ページになりますので、ご支援や拡散など、お待ちしています!(具体的に何すればいいの?とまで思ってくださった方はDM下さい!この投稿は種々の難解な法律に縛られております)
②仲間を紹介してください!
不景気な話ばかりでしたが、目下バーチャルツアー・オンライン旅行事業は、参画を希望する旅行代理店さまのニーズの総量に対して社内のリソースが足りないことが一番の課題と言える程には順調です。下記のようなお仕事に興味をお持ちいただける方はぜひご応募を、知り合いに興味をお持ちいただけそうな方がいればぜひこの投稿を共有頂けたら嬉しいです。
・Webマーケター:https://en-gage.net/wanderlust/work_1007812
・ツアー企画・造成:https://en-gage.net/wanderlust/work_1007805/

③僕たちの創る新しい旅に参加してください!改善要望をください!
まだまだ提供しているツアーは少ないものも、どれもガイドを務める現地出身の個人の方や旅行代理店さまと議論を重ね、少しでも海外に行った気分が味わえ、その国との繋がりを感じられることを目指したツアーを展開しております。もしご興味を持って頂けるツアーがあればぜひ一度ご参加してみてください。そして、この旅の形をもっと良くするためのご意見をいただけたら幸いです。
④盛大に(SNS等、他の人と共有しながら)disって下さい!
コロちゃんに一回地獄に連れて行ってもらったので、もうあまり怖いものも思いつきません。かっこ悪い、頭が悪いことやってるんだろうなぁと言う理解こそあれ、自分にとっては唯一無二の選択肢でしたし、もう形振り構ってる余裕も時間もありません。
今はどんな形であれ我々のこと、我々のやっていることが一人でも多くの方に知ってもらえたら嬉しいと素直に思えていますので、disるのならぜひ!心の中で留めずにご家族、ご友人とのやりとりやSNS等で盛大にこき下ろしてやってください。叩くなら折れるまで、です。
「ほりけん」こと堀江健太郎

まずは、声を上げないことには気づかれない。決意と覚悟の言葉って、心に刺さるね。がんばれ、ほりけん。

人生は旅
着くまで楽しむ
福島正伸


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