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誰かの知らないギャラドスがいた机

初めて訪れた町を散策していて、ふと見つけたシャッターに描かれたイラストが良かった。懐かしさがあるこの夏の感じ。そういえば昔、何気なく流れてきたニュースで、自分が転校するまでの小学一年生から小学四年生の時期に通っていた小学校が改築されて新しくなった事を知った。古い校舎だったし同級生から「改築するらしいよ」という話は聞いていた。ニュース映像を見ると廊下も教室も新しくてピカピカで、今の時代の小学校!という雰囲気がひしひしと伝わってきた。

引き出しに知らない誰かのギャラドスのバトル鉛筆が入っていた理科室の机や、昼休みに怖い本を読んだ放送室や、『シンタのあめりか物語』という本が大好きで何回も借りて読んだ図書室もきっと新しく生まれ変わったのだろう。

夏の夜に体育館でホタルを観察しようというイベントが開催されて、ホタルよりも夜の学校に大興奮した記憶がある。

友達数人と夜の校庭を歩きながら話した。

あの夜は自分の記憶の中ですごくドラマチックに刻まれている。

友達といえば、ドラマ「わたしの一番最悪な友達」が良かった。バイト先の仲良い四人が検温したらみんな36.5℃でその場のノリで「36.5」というLINEグループが出来たとか、あるんだろうなーと感じるそういうリアルさがグッときた。他にも何か観ていたっけと昔メモした下書きを見ていく。「吉田粗品の選択」「お笑いエスポワール号」「Escape Answer 地図から消えた集落 西田村伝説」を観たのだけれど全部面白かった。どれも年末年始頃に観たものだ。あと「有吉弘行の脱法TV」これはテレビを持ってる有吉さんが立っている番組画像みたいなやつがめっちゃカッコ良かったし、番組自体もすごい面白かった。

あとだいぶ昔に放送されたものだけれど「あちこちオードリー」のオリエンタルラジオゲスト回がすごかった、中田敦彦さんが言った「才能のある人間から辞めてんじゃねぇか」という言葉と「オールナイトニッポンをずっと続けるは絶対やりたかった」という言葉に震えた。
色々と活動や発言に賛否両論や物議を醸してきた中田さんだが、中学生の頃にオリエンタルラジオブームが直撃した自分にとって、思春期真っ只中のあの頃にお笑い界を躍進するスター感を目撃してきた感動や興奮はやはり拭えない。
俺が好きだったオリラジが垣間見れてこの「あちこちオードリー」は感慨深いものがあった。

映画だと「ラヂオの時間」「ブルーアワーにぶっ飛ばす」がすごい良かった。「ラヂオの時間」の若者が偉そうな大人たちにやいのやいの言われながらもアイデアで一発逆転する展開、しびれた。「ブルーアワーにぶっ飛ばす」のあるきっかけで故郷に戻るロードムービー感がたまらなかった。あとやけくそになってカラオケを熱唱する夏帆さんがエモい。
アニメ作品「アンデットガール・マーダーファルス」も良かったな。

明日から4月、書かないままたまっていたことを書いて少しスッキリした。日に日に春らしくなって、コートなどを羽織らなくても平気でわりとラフな格好で散歩できるようになったのが嬉しい今日この頃、作品はまだ観てないのだけれど今さらながら「花の塔」という曲を初めて聴いて、めちゃめちゃ良くて今まで聴いてなかったぶんを取り戻すようにハマッて何回も聴いちゃってる。


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