見出し画像

5月1日:プールに行く

おはようございます

5月1日、GW休暇5日目。
ここまでダラダラ何もせず過ごしています。

ダラダラするのはいいことだと思っています。
朝起きた時幸せを感じさえします。ああ今日も自由だ!と

しかし、なんだか今回の長期休暇は幸福感が薄い。
ダラダラすごして英気を養うでも精神が休養するでもない。
あれもしてないこれもしてない、と焦るでもない
ただダラダラ過ごしているどころか、そのせいでさらに気持ちが落ちてしまいます。

ということで(どういうこと?)、昨日5/1はひとりプールに行ってきました。
唐突に思い立っての行動です。自分でもびっくりです。

地元のファッションセンターしまむらに水着を買いに行くも、3000円以上のものしかない。(しまむらに3000円以上の服って打ってるんですね)
気まぐれで行う行動にかける費用としては高かったため、890円のハーフパンツを購入。うん、水着に見えなくもないぞ

100均でスイムキャップを購入し、いざ出陣

車で10分ほどのところに市の運営する小さな運動施設があります。
そこにプールがあることは知っていたけど、近所過ぎて知り合いに会うのが嫌だなと思い、利用したことはありません。

でも昨日はどうしても何かに挑戦したい気分だったので迷わず突入。
1回320円。安い。

5コースに区分けされた25メートルプールと、お子様用プールがそれぞれ一つずつ。スライダーもありません。
メガネ外していたので良く見えませんでしたが、オジサンが2人溺れて…泳いでいました。

プールなんて子供に付き合っていったのが最後、5年ぶりか6年ぶりだと思います。
冷たかったらイヤだな、とおそるおそるプルプルと足を震えさせながら入水。もういちいちカッコ悪い

2人のオジサン、監視台のスタッフの視線を感じます。
コイツはどこまで泳げるやつなんだ?

気にせず犬かき開始。泳いでいるのか溺れているのか、必死に水をかきます。

なんだその程度か、と2人のオジサンとスタッフの時が動き出します。
(すべては妄想です)

村上春樹の小説には、主人公「ぼく」がプールに行くシーンがやけに出てきます。
主人公は高校生だったり、青年だったり、中年だったり。
彼らは心を無にして1時間ほど泳ぐ。水からあがり、ベンチで休憩。するとプールサイドで見ていた女性(既婚者)が声をかけてくる・・・そんなパターン。

ほんのちょっとだけそんな場面を期待しましたが、同年代のオジサンふたりがブヒブヒ水をかいているだけで、マダムは見当たりませんでした

泳ぐというか、水の中を歩いているだけ。ほぼそうやって1時間を過ごしました。途中 平泳ぎ2回と背泳ぎ1回挑戦し、見事25メートル泳げました。すごいすごい

村上小説の主人公たちはモヤモヤした悩みを抱えプールに来ます。
そして夢中で泳ぎ、頭をスッキリさせます。
僕はそんな風にかっこよくは泳げないけれど、その気分はわかった気がします。水中って脳を含めた体中を動かさないと前に進まないし、余計なこと考えてる余裕がない。
昨日プール水中で過ごした50分間は、ここ数か月では珍しくゴチャゴチャ考えない時間だったと思う。
終わった後の疲労感もいいですね

これから夏に向けて子供たちも増えてくるだろうし、昨日のような快適な環境ではなくなるのでしょうが、定期的に通ってみようと思えました。
仕事終わりにも行けそうです。
これで筋トレにもなれば万々歳。
ちょっとだけ楽しみが増えました。

ーーーーーーーーーーーーーー
夜23時すぎ、息子が学校のことを饒舌に話し始めました。
体育の授業でやっているストレッチを目の前で急にはじめ、こんなことしてるんだよ、これがきついんだよ、と。
あの先生はこうだ、この教室はこうだ、と。テンション高くいろいろと。

嬉しいんだけど、こういう時は要注意なのも知っています。何かあったのか。いや、何かあったのならまだいい。それは一過性のものだから。
何も出来事がなく、相対的にネガティブな何かを抱えているのが一番よくない。

風呂に入ろう、と誘いました。
風呂で、やはり「なんかさあ・・・」といって俯いて黙ってしまいました。
数日前、学校行きたくないと言ったときのパターンです。
彼は闘っている。
見守ることしかできない?
いや、それは僕の言い訳だ。
僕が彼に与えなくてはいけないのは「魚」ではなく「魚の捕り方」。
そう何度も決めたはずだ。
言葉にする知識や経験やスキルがないのなら、自分が行動で見せなくてはいけない。
挑戦すること。逃げてもいいこと。楽しんでいること。

プールに行く。そんな小さな一歩でもいいから、毎日何かを見せられる人間になりたい。
そう思った一日でした

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
~2000年頃20歳前後だった人達へ~
創作漫画『10年桜』
無料のKindle本です。是非ご一読ください
第一部⇩

第二部⇩



よろしければサポートお願いします!