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【161人規模大会優勝&シティリーグ全勝優勝】ルギアVSTARデッキ解説【全文無料】

1. はじめに

はじめまして。神奈川県を中心にポケモンカードをプレイしているなかねnattorey456)といいます。
非常に幸運なことに、2022年11月12日(土)に参加者161名で開催された第三回BIGMAGIC CSとその翌日11月13日(日)に参加者31名で開催されたシティリーグ2023 S1にて、ルギアVSTARを主軸としたデッキを使用して優勝することができました。

大会優勝の記念として、今回は自身が使用したルギアVSTARデッキの解説記事を執筆したいと思います。
もちろん全文無料です。(こういった記事を執筆するのは初めての経験なので、温かい目で見守っていただけると幸いです)
書いているうちにどんどんボリュームが出てしまったので、気になる部分だけでも読んでいってください!

2. 自己紹介

あらためて自己紹介をします。
神奈川県の川崎を中心にポケモンカードをプレイしているなかねnattorey456)です。
ポケカを始めたきっかけはポケモンゲーム実況者であるライバロリさんのポケカ開封動画をたまたま目にしたこと、だった気がします。
時期としては2022年初頭のスターバース発売直後でした。
最初に触れたデッキはドガスフーパファイヤーです。
自分より少し先にポケカを始め、すでにミュウデッキを組み上げていた友人をガチガチにメタっていました。
そこからポケカにどっぷりとハマり、近郊のジムバトルや自主大会に参加するようになりました。
しかし参加はするもののこれといった実績もなかったため、今回の大会結果には正直驚いています。

これまでカードゲームは幾つかのタイトルをプレイしており、主に「マジック:ザ・ギャザリング」と「デュエル・マスターズ」(デュエマ)を10代の頃に楽しんでいました。
最近は友人の影響で10年ぶりにデュエマに復帰し、ふたたびシールドを展開しています。
デュエマはポケカとはまた違った趣のあるカードゲームなので、よければYouTubeなどで一度プレイ動画を検索してみてください。

また、少し変わったところでは学生時代にポーカーのプロ(専業)を目指して2年ほど活動していました。
この時期の経験は自身のカードゲームに対するスタンスに影響を与えているような気がします。
私の自己紹介はこんなところです。
それでは記事の本題に移りましょう。

3. デッキ選択

冒頭で紹介した両大会はルギアVSTARが収録されたパラダイムトリガー発売から約3週間後に開催されています。
ここではその3週間の環境の変化に紐付けて、両大会にルギアVSTARデッキを持ち込んだ経緯を述べたいと思います。
なお、自身の思考結果を整理する意味合いが強いのでご容赦ください。

1週目:手探りの期間

ルギアデッキが前評判通りの大暴れ。
この時期のシティリーグ優勝のルギアのデッキレシピには現在採用されている見知ったポケモン達の他、画像のメタモンVMAXなど様々なポケモンがルギアの相方として採用されていました。

色違いの方が好き

また、それまで環境トップに君臨していたパルキアとギラティナは勢いを潜め、森の封印石を採用したミュウVMAXが再び台頭していました。

新弾発売のたびに強化されてないか

この時期は両大会でルギアを使用するか決めあぐねており、ルギアとミュウに勝てるようなデッキを探し、アルセウスを中心としたデッキやロストギミックを採用したデッキ、レジギガスデッキなど色々触っていました。
しかし、近場で開催されていた自主大会(※)に参加したことがきっかけでルギアの圧倒的なパワーを思い知ることとなりました。
自身の中である程度確度のあったロストギミックのデッキ↓を持ち込みましたが、
対面したルギアにボコボコにされてしまいました。

もうちょい煮詰めればなんとかなったかも

ルギアのプレイングが確立していなかったこともあり、当時の自分が想定していたルギアのゲームプランは実際のそれと離れたところにあったことが要因です。
そこからルギアを使用する方向で調整を始めます。

※みちびき杯:主に川崎で開催されている手頃な参加費でたくさん対戦できるベネな大会

2週目:パッケージの完成

この週の終わりにはポケカ四天王決定戦が行われ、四天王が使用したルギアデッキに搭載された、現在流行しているルギア+強力な非ルールポケモンパッケージが広く認知されるようになりました。
また、ムーランドVやウォッシュ水エネルギーなど、四天王が持ち込んだシークレットテクにTwitterが沸いていた気がします。

 マナフィ「これでヤミラミも怖くありません」

一方で環境トップをひた走るルギアデッキへの対策も進み、ロストギミックをエンジンとしてアメイジングライコウを採用したデッキが対抗馬として一躍脚光を浴びていました。

11月6日(日)に80人規模で開催されたシティリーグで優勝したロストアメイジングライコウ

私はこの週ルギアというデッキタイプの中で試行錯誤しており、ミラーで優位にたてるルギアを探していました。
具体的に試していたのはマリィや雪道などを多投し、ルギアの特性アッセンブルスターに蓋をするような構築です。
バケッチャやロストスイーパーから自身で貼った雪道を割って先にサイドを
取るプランはある程度ミラーにおいて機能しましたが、流行し始めていた非ルール主体のデッキタイプにまるで勝率が見込めなかったため見送りとしました。

3週目:ルギアVS非ルール

週末に開催される大会直前の平日に、強豪プレイヤーであるはるnさんの記事が公開されルギアデッキはより洗練されることとなりました。
私自身も記事を購読し、プレイングの方針や各デッキタイプに対する相性を確認することが出来ました。
ルギアデッキのプレイングに関して手探りの状態の方は記事の購入をお勧めします。

そしてこの週のシティリーグ入賞リストは四天王決定戦で使用されたレシピを踏襲した構築が多く、持ち込まれたデッキの完成度が窺えます。
また、そうしてルギアデッキの構築が固まる一方で、その対策が非ルールポケモンでルギアやアーケオスの弱点をつき、サイドレースを優位に進める方向にシフトしていると感じていました。
具体的なデッキタイプとしては、
 ・前週から頭角を表していたロストアメイジングライコウ
 ・レジエレキでルギアの弱点を突くことができるレジギガス
 ・ライチュウやタルップルをメインアタッカーに据えたゾロアークバレット
がそのようなコンセプトを持っており、環境に増えることを予想しました。
そこで、そうした非ルールデッキに対して遅れを取らないルギアの構築を目指しました。
また、他のV主体のデッキとの殴り合いにおいては、ルギアは圧倒的に優位なパワーとスピードを持っていると確信していました。

4. デッキレシピ

そうしたデッキ選択の経緯があり、大会に持ち込んだレシピが以下になります。
両者の違いはやまびこホーン採用の有無です。
やまびこホーンはミラー後攻側の捲り手段、ジュラルドン対面での詰み盤面の回避を意識して採用しましたが使用する機会がありませんでした。
そこで、シティリーグではホーンをアーケオスの4枚目に変更しました。
安定性を少しでも上げるための変更でしたが、結果として正解だったと感じています。

BIGMAGIC CSで使用したレシピ
デッキコード:kVVf5k-HiWg3G-VFkfVF
シティリーグで使用したレシピ
デッキコード:MM3pyU-Q5uztH-yMMX3M

5. 大会当日のマッチアップ

BIGMAGIC CS

予選7回戦
5-2 13/161位

後:ルギア ○
後:ムゲンダイナ ○
後:ターボミュウ ○
後:ムゲンダイナ ○
後:フュージョンミュウ ✖️
先:ルギア ✖️
先:アルセウスプテラ ○

トーナメント
先:レジギガス ○
先:ロストアメイジングライコウ ○
後:ルギア ○
先:ロストアメイジングライコウ ○

シティリーグ

予選4回戦
4-0 2/31位
先:ロストカビリザ ○
後:ゾロアークバレット ○
先:ルギア ○
先:アルセウスジュラルドン ○

トーナメント
先:ルギア ○
先:ロストヌメルゴン ○
先:ルギア ○

両大会全体のデッキ分布はわかりませんが、勝ち切ることを目標にしていた非ルール主体のデッキ対面でしっかりと勝ちを拾えたことが優勝の要因の一つです。
また、シティリーグ当日は本当にじゃんけんが強かったです。
こればかりは運に感謝するほかありません。
先攻の優位性を存分に活かして押し切ることが出来ました。

6. 採用カード解説

ルギアデッキのコンセプトである、アーケオス2枚を展開して盤面を作るための安定感を念頭に、
・非ルールに対してサイドレースで遅れを取らないこと
・ジュラルドンなどの詰み対面を作らないこと
・ルギアミラーで役割を持てること

を意識し、1枚で複数の役割を持てるカードを優先して採用しました。

ポケモン

・ルギアV
3枚or4枚かは意見が分かれるところかと思いますが4枚
ルギアミラーの後攻において2枚目のルギアVを置けないことは致命的です。
キャプチャーエネルギーを重めに採用することも手ですが、ルギアの手貼りはオーロラエネルギーでアーケオスをトラッシュすることが出来る機会のため、Vの現物を優先しています。

・アーケオス
こちらも採用枚数で意見が分かれる枠。
バーネット博士を採用することで3枚でも問題ないとは思いますが、複数の
サイド落ちがあった際に何も出来なくなってしまうことを嫌って4枚

・リザードン
アタッカーとしてのコストパフォーマンスが高すぎます。
アーケオスがいない盤面でも終盤に動かせる貴重なアタッカーです。
どのマッチアップでも使用します。

・イベルタル
VMAX対面の切り札。
このレシピではミラーでルギアVSTARとも戦います。
ミラー時に動かす際にはネオラントボスで呼び出されないよう育て方に気をつけてください。即起動がベストです。
また、ジュラルドン対面ではマスタードからいきなりVMAXが飛び出してくるため、ベンチに置く際は狙われないように気をつけましょう。

・ムーランドV

ザシアンよりも輝いてるよ

大会2日間を通してのMVPは間違い無くこのカードです。
ロストギミックを主軸としたデッキ対面では2回のワザ宣言で致命的なサイド差
をつけることも見込めます。
使用のポイントとしてはなるべく早い段階で投げつけることです。
流行の非ルールデッキは序盤からムーランドをワンパンする高打点を出しづらく、早いターンで着地することができればその分サイド獲得の期待が高まります。
一方でサイドを先行されている場合はテンポに変化のないサイド交換になってしまうことがほとんどなので、こちらのサイドが残り2枚のタイミングでのワザ宣言を目標にするのが良いです。

・ネオラントV
ルギアにおけるネオラントVの有用さは言わずもがなです。
非ルールを処理しつつエネルギーを維持できる八面六臂の活躍。
「はかいのさけび」イベルタルを連続で動かしてくるような対面では、おそらくアーケオスを処理できるカードが入っていないためこのカードだけにエネ加速するといいです。
2枚採用を試してみましたが、サイドから拾ってくることも十分できるため過剰だと判断し1枚

・クロバットV
先攻時の爆発力が格段に上がります。
ネオラントがルギアの足腰だとしたらクロバットは瞬足みたいなイメージです。(?)

・ノコッチ
レジギガスなどを重くみた結果の採用です。
非ルールがロストギミックのみになるようなら抜く候補
ネオラントのアクアリターン後に差し出す、やまびこホーンのケアなど終盤の盤面形成に役立つことも多いです。

・マナフィ
アメイジングライコウやレジエレキに好き放題されないように優先してベンチに出しておきましょう。
レジギガス対面ではマナフィとノコッチを揃えて場に出せるとベストです。

・バケッチャ
ボールからサーチできる対策の対策カード。
取り回しがかなりいいため抜くことはなさそうです。

トレーナーズ

・クイックボール
・ハイパーボール
ポケモンのサーチだけでなく、アーケオスをトラッシュに送ることもできるため4枚固定枠です。

・しんかのおこう
4枚目を採用するかかなり迷ったカード
ルギアVSTARをサーチすることもできるため、本来はアーケオスよりも採用枚数を増やすことが優先されると思います。
アーケオスのサイド落ちを嫌って3枚になりました。

・こだわりベルト
できれば3枚欲しい枠。
ミラーはルギアに貼る必要はなく、イベルタルから動かして相手のルギアVSTAR
の相手をさせることでなんとかなると思っています。
汎用性が高く優秀だけどなくなく2枚

・ロストスイーパー
邪魔になるスタジアムの除去やVMAXについたビッグパラソルの除去などとにかく優秀な一枚。
ルギアで1枚しか採用されていないグッズやスタジアムどうやって引くねん問題が議論されていますが、ゲーム全体を通して要求されるタイミングで採用有無を判断すればいいと考えています。
例として挙げるならばロストスイーパーの主な役割であるビックパラソルの除去です。
イベルタル等でパラソルのついたVMAXを取る事を念頭に置いた場合、ノコッチなどの非ルールを盾にしてターンを稼ぐことでサイドレースはなんとか間に合います
(ジュラルドン視点の場合、詰み盤面の形成を狙うならばアーケオスを優先して処理してイベルタルが即起動出来ないようにしましょう)
ルギアはプライマルターボによる山札圧縮、ドローサポートの使用によって山札をどんどん薄くすることが可能なので、このような要求のタイミングがあるマッチアップの場合はデッキ圧縮を意識して行うことでトップデックの確率を少しでも上げましょう
引けない時は引けないので諦めてください。
ただし、最近はこちらのターンに猶予のないデッキ代表であるミュウVMAXがイベルタル対策でパラソルを採用してきているため、枚数を増やすことを検討しています。

・崩れたスタジアム
スタジアム対策はもちろん、ミラー後攻時などに不要なVポケモンをトラッシュに送ることができる優秀な一枚。
こちらも求められるタイミングに猶予があるためギリギリ1枚の採用です。
スイーパーと崩れたは用途が広いので、邪魔なスタジアムの対策としてはバケッチャを先に使うことを意識しましょう。

・博士の研究
間違い無く一番強いドローサポートですが、中盤以降はエネルギーの巻き込みを嫌ってマリィなどを優先することが多いため3枚にしました。
ルギアデッキをプレイしている際に出くわす、序盤に手札に大量のエネルギーと博士の研究のみがあった場合ですが、エネルギーを切ってでも博士の研究を使った方がいい場面がほとんどです。
ネオラントやリザードンを駆使してなんとかゲームをしましょう。
アッセンブルスターを使用しないままゲームが終わってしまうのは本当にもったいないです。

・マリィ
ドローサポートとしては心許ないですが、山札にエネルギーを返すことができる貴重なカードです。
また、増加しているロストデッキの手札を流すこともできます。
マリィで負けました、と対戦レポートに書かせましょう。
非ルール対面では複数回使いたいため2枚

・セレナ
ドローサポートとしてはあまり期待できません。
アーケオスのトラッシュとVを呼ぶ効果を重視しての採用です。
最初は重めに採用していましたが、どんどん枚数が減っていき2枚に。

・ボスの指令
最強のサポートです。
非ルールの増加やミラーで準備しているリザードンなどを取るため、2枚以上欲しいです。

・バーネット博士
アーケオスを2枚落とせる最高のカード。
ネオラントからサーチすることで先攻で無茶ができるようになるカードという認識です。
中盤以降は全く使わないので1枚で十分かと思います。

エネルギー

・パワフル無色
山から直接使えるパワータブレットみたいなものです。
同一カード4枚制限のルールがもしもなかった場合、このカードだけは5枚以上採用すると思います。
当然4枚。

・オーロラ
万能有色エネルギー、手札をトラッシュする効果も噛み合い過ぎています。4枚
イベルタル、リザードン、ネオラント全てを運用するために必要な有色エネルギーが最低4枚なので+2枚程度を積んであげると安心です。

・ダブルターボ
1枚でもいい気がしますが、イベルタルを動かすためにも使うので2枚
入れ替え用のエネルギーとしても優秀なため、ツインエネルギー込みで3枚あると
プレイがだいぶ楽です。
非ルール対面でルギアからスタートした場合、優先してルギアに手貼りしておくことで次のターンにムーランドVを走らせやすくなります。

・キャプチャー
どの場面でも腐らないユーティリティ枠。中盤以降は適当な1エネ換算になることが多いので2枚で十分。

・Vガード
抜いてもいい1枚。
ミラーでのルギアVSTARはこのカードをつけていようがいまいがワンパンされると思った方がいいです。
ただしミュウなどの初速のあるVデッキには重宝します。
仮に抜いた場合はエネルギーではなく対策の対策カードを入れると思います。

・ツイン
リザードンやアーケオスが動かしやすくなるため1枚採用しています。
使い勝手は相当いいです。抜くことは無さそう。

・ウォッシュ水
四天王のシークレットテクカード。
現状はロストアメイジングライコウ専用の対策札になっているため、イベルタルを動かさないマッチアップではさっさと使っちゃいましょう。

・ハイド悪
効果が強いのでヒート炎より優先しての採用です。

不採用カード

・ライコウ

イラストめっちゃ好き

おそらく今回使用したデッキレシピの中で一番ツッコミがありそうな、アメイジングライコウの採用有無についてです。
ミラーでの役割と非ルール対面での役割を考えた結果不要と判断しました。
周知のとおりルギアミラーや非ルール対面でのマナフィの採用率は非常に高く、このカードの主要な役割であるサイドの複数取りが行えない盤面になることがほとんどです。
まずルギアミラーでの役割ですが、ルギアをワンパンすることを目的にした場合はリザードンやイベルタルで十分です。
これは他の雷タイプのポケモン(サンダー、ゼラオラなど)にも言えることで、他のマッチアップで役割が持てない場合は、ルギアデッキにルギアの相手をするためだけの雷タイプのポケモンは採用する必要がないと考えています。
また、ミラー後攻時にマナフィを優先して倒し、次ターンにライコウを動かしてサイド複数取りを狙うプランも相手のベンチにワンパンできるようなポケモンが必要です。
もしライコウを採用する場合はやまびこホーンを合わせて採用すると上記の盤面が作りやすくなるので良いかと思います。
そして、非ルールに対してのサイドレースの優位性の確保はムーランドVに軍配が上がるため、このカードは採用を見送ることになりました。

・ミラーにおける先攻後攻を逆転するカードについて

ジャッジに名前を呼ばれるワザ名ランキング第一位

ルギアミラーにおける後攻はお互いのデッキが順当に回った場合サイドレースを逆転することが非常に難しいです。
というのも、後攻側は1ターン目にルギアVを2枚盤面に用意しないといけない都合上、それらのポケモンが倒されるだけでサイドが4枚も取られてしまいます。
一方で、先攻側は後攻1ターン目にルギアが倒されないことがわかっているのでそれ以上Vポケモンを展開する必要がありません。
こうした先攻後攻の差を埋めるコンボとして、
 ・ゼクロムでルギアに260点を与えつつマヒ+チャーレムVのヨガループでエクストラターンを獲得
 ・ドラピオンVのハザードクローで特殊状態特盛+ガラルジグザグマできぜつさせ、サイドを複数取り

などの手段が考えられます。
これらのプランはTwitter上で一瞬話題になったため大会前日に少しだけ試してみましたが、確かに後攻側が捲ることができる一手だと感じました。

ですが、ルギアミラーにおいてこうした捲り手段が必要な場面が訪れる展開は少なく、あっけない展開でゲームが終わってしまうことが多々あります。
そこで当初想定していた非ルールデッキに勝ち切ることに主軸を置き、一定の安定性を添えてマッチアップ全体でみた場合の勝率を維持することを意識した構築になりました。

・いれかえ枠

とりつかいもレギュレーションDマークなんですね

両大会参加に当たっていれかえ札は採用しませんでした
そもそもいれかえ札を採用する場合グッズorサポートのどちらかを選ぶことになるかと思いますが、私はボール経由でネオラントからサーチすることが出来る分サポートでのいれかえを推しています。
しかし、単体のサポートとしてみた場合、とりつかいやふりそでを使うよりも他のドローサポートやボスを使いたいことがほとんどです。
また、直線的なサイドの取り合いを行う場合には現状のエネルギー配分でも逃げエネは確保できます。

そこで考えなければいけないのがルギアの弱点とも言えるマヒやねむりなどの特殊状態への対策です。
「ミラーにおける〜」でも紹介したようなカードたちに加え、小粒なデッキやパルキアデッキがフリーザーのワイルドフリーズなどを使用してくることが予想されます。

フリーザーがきんきゅうゼリー食べてるのちょっと可愛い

デッキ選択の項でも述べたとおり大会時点でのルギアへの対策は弱点などでルギアをワンパンすることが重視されていると感じていたため、デッキパワーが下がってしまうようないれかえ札は不採用となった次第です。
ですが、ルギアへの対策が移り変わりこれらの特殊状態を駆使して戦ってくるようなカードが環境に現れてくるようであれば、少なくとも1枚はいれかえ札を採用した方がいいかと思います。
ミラーでのゼクロムなどを意識するのであればチェレンの気くばりが最も強く使えるいれかえ相当のカードになるかと思います。
一方でフリーザーなどを見るのであればポケモンセンターのお姉さんの採用も検討できます。
どの対面を意識するかで採用カードを選びましょう。

7. おわりに

いかがだったでしょうか。
当初はあっさりレシピとマッチアップを載せるくらいのつもりでしたが、楽しくなってついつい筆が進んでしまいました。
ルギアの構築や各カードの採用基準について、読んでいただいた方々になにか発見があれば幸いです。

また、私は普段こうしたポケカに関する議論を行う相手がいないため、自分の立てた理屈が空回ってしまいがちです。
ですので、この記事を読んだ感想、意見などをTwitter宛にいただけると嬉しいです。
時間がある際になるべくお返事させていただきます。

最後に、普段一緒に遊んでくれる友人達に感謝を述べてこの記事の結びとしたいと思います。
ではまた。


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