先日、元サッカー日本代表キャプテンの長谷部誠選手が現役引退を表明しました。驚きでしたが、よくここまでがんばったなと個人的には思います。40歳まで現役でできるって物凄いことです。そしてチームメイトやクラブからも信頼されており、人として模範となる存在だったと思います。日本人としても珍しい存在だったのではないでしょうか。

経歴

　まず初めに長谷部選手のことを知らない人もいると思いますので、簡単に経歴を伝えていきます。

日本で活躍したのち、海外のドイツリーグでプレーしていました。長い間、ドイツでプレーできたのもおそらくプレースタイルがドイツにあっていたのではないかなと思っています。あとは中堅チームに所属し続けたことではないでしょうか。それは良くも悪くも取れると思います。

適応力が抜群

　長谷部選手のすごいところは、人間性やリーダーシップ力、いちばんは適応力だなと私は思っています。プレー中はもちろんそれ以外のところでも他の選手より長けているなという印象があります。プレー中はキャプテンとして、プレーは熱く、頭は常に冷静で誰よりもリーダーシップを発揮してチームをまとめている姿が本当にかっこよかった。

日本代表でも海外でも監督はたくさん変わってきたけれど、各々の監督の戦術にうまく対応し、プレースタイルを変化させてきたところはサッカーしてきた身としては本当にすごいなと思います。しかも日本人監督以外にも外国人監督においても適応させてきた数少ない選手の1人です。

だからこそ、日本代表だけでなくドイツの所属クラブでもキャプテンを務めて来られたのかなと思います。日本代表では、W杯３大会連続キャプテンを務め、何よりも所属クラブでもキャプテンを任せられるのはすごいことです。
しかも日本人でです。まずは言葉の問題もありますし、世界を相手にしているので、信頼関係やリーダーシップ力などが監督・チームメイトからすべて認められた証。

そこに長谷部選手の人間性が出ているのではないかなと思います。謙虚さやみんなをまとめる能力、メンタルなど並大抵以上でなくてはならない。プレーで見せつけられるほどではないと思いますが、一所懸命さは伝えられていたと思いますので、そこは日本人らしいなと思います。（実際はどうだったかは分かりません。あくまでも私個人の見解です。）

そんな貴重な選手をもう見れなくなるのは残念です。日本だけでなく世界にも貢献してきました。

これからのキャリア

　引退してもドイツに残り続けて、次の道に進むのです。それは指導者としてです。これもまたすごいです。たいてい海外でプレーしてきた日本人は日本に戻ってプレーするか日本のチームで指導者等を選んでいる選手が多い印象です。ではなくドイツに残って指導者としての道があるのは、それだけ影響力があり、必要とされている証拠。いまだそんな日本人はいないと思います。

いずれは海外での経験を活かして、日本に戻ってきて欲しいですね。日本代表の監督やコーチ、またはJリーグの監督の座に就いて、日本サッカーを盛り上げていって欲しいです。

長い間、選手としてお疲れ様でした。これからは指導者の道としてサッカー界に貢献していってほしいです。