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マンガ=人生/ネゴシエーターアキコ

去年10月のコミティアで「出張編集部」を初体験して以来、毎日マンガを描いています。11月からカウントするとして、4月がもう終わるので、かれこれ5ヶ月になる。これほど描いても飽きないってことは、私はマンガを描くのがよほど好きらしい。

以前は実に漫然と、気が向いたときに描いていました。数ヶ月描かないこともあった。マンガじゃなくて短編小説に取り組んでいた時期もありました。何かしら架空の物語を作るのが楽しくて、手段は何でもよかった。自分が楽しめて、それを少しの読者とシェアできることに喜びを感じていました。

去年の11月、私は商業漫画家をめざすことに決めました。出張編集部で褒められたからではありません。逆に私のマンガに足りない箇所を山ほど指摘された。自分では「読んで楽しいレベル」のマンガを描いているつもりだったけど、プロ編集者の目にはまったくそんなふうに見えていないのだと知りました。

これではダメだ。描くならきちんと腰を据えて、真面目に取り組まないといけない。腕を磨くのだ。プロにも通じるマンガが描けるようになるのだ!

そんな熱い思いが、なぜかふつふつと胸の奥から湧き上がってきました。

残りの人生をマンガに賭ける!

プロの漫画家になってやる!

そう決めて5ヶ月が経ちました。新人賞に応募したり、オンライン持ち込みをしたり、noteのマンガ企画に参加したり。30ページ前後の読み切りマンガを全部で5本描きました。ひと月に1本のペース。これは私が目標にしていた数です。真剣にチャレンジする期間をひとまず1年と設定し、ひと月1本、全部で12本のマンガを描くと決めていました。それを達成するには毎日描かないと、いまの私のスキルでは追いつかないのです。

プロデビューに通じるならなんでもやろうと、描いたマンガをあちこちの投稿サイトに公開しました。持ち込み企画にもエントリーした。そんな行動の結果として、様々な出版編集部から自分のマンガにコメントをもらったり、画面越しにアドバイスをいただく機会も得ました。それらはみな、いまの私の大きな糧になっています。

もうすぐ5月。マンガチャレンジはまだまだ続きます。とにかく描く。編集部に見てもらう努力をする。プロ漫画家として活躍するなんてずっと先のことかもしれないし、一生叶わない夢かもしれません。それでもやると決めたので、これからもマンガを懸命に描き続けます。

私の残りの人生を、マンガに捧げます。

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最後まで読んでくださってありがとうございます。あなたにいいことありますように。