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002 白雉


白雉

白雉(はくち) 650年−654年
飛鳥時代
別読み(びゃくち・しらきぎす)

デザイン:響雷レオ

身長・誕生日・性格

143cm
3月22日生まれ
目立ちたくないタイプ。
おとなしく真面目。

年号について

穴戸国(後の長門国)で白い雉が捕獲され、吉兆と考えた同国の国司は、これを孝徳天皇に献上しました。孝徳天皇はめちゃくちゃ喜んでお祝いをしてその流れで白い雉にちなみ年号を「白雉」に改元したといわれています。

飛鳥時代から平安時代にかけては、このような吉兆(縁起が良い出来事)が起こって改元することが多々ありました。「祥瑞改元」といいます。
白い生き物が捕れたとか、雲がめっちゃすげえとか、なんか珍しい水あったとかそういうので改元しちゃうんです。
まあ白い野生の生き物が珍しいのは今も変わりませんが、雲とか水とかそんなんで………なんて思ってしまいます。でも、それほど当時の人にとっては自然が未知の世界で恐れ多くて神の領域と繋がっていたのだろうと思います。今の人よりよっぽど感性豊かでスピリチュアルな生活をしていたんでしょうね✨

大化から始まった年号の制度ですが、大化に続く白雉の時代に孝徳天皇が崩御しても、改元が行われませんでした。定着しなかったんです。
次の年号は「朱鳥」ですが、この年号が制定されるまで32年の間が開いてしまいます。
一時中断して、復活。かと思えば、実はまた中断するんです。
これは、法律としてはっきり決まってなかったことが原因でもあるんですよね。「大宝」の時代に泣く子も黙る「大宝律令」が完成して、そこで初めて年号使おうぜって決まったのです。なので、大宝から令和に至る現在までは途切れることなく年号は続いています。


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