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【自分メモ】季語で遊んでみるワークショップ参加記録②

自問自答ガールズの凛です。
今回はたくさんの自問自答活動の種を拾った「季語で遊んでみるワークショップ」の参加記録の続きです。

前回までのお話。↓↓

興味がないと思っていた「聴覚に関すること(ワード)」を大事にしていたり、何かひとつを選ぶときにどんな思いを込めているのかや選び取ることの重さを感じました。


エモアイテムに俳句を添える

このワークのメインイベント「エモアイテムに俳句(例句)を添える」までの心の動きを書いてみます。

①エモアイテム選び

このワークショップに参加するにあたり、エモアイテムを持ってくることになっていました。

自問自答ガールズとなってから、ひとつひとつのアイテムを楽しみつつ選び抜いてきたので当日身に着ける予定のもののどれを取ってもエモアイテムと言える状態のため、一つだけ紹介するならどれにしようか前日まで悩みました。

ガールズが集まるところに初めて参加するということで自己紹介のバッグ?
それとも、今一番力を入れているアクセサリー?
いやいや(当日着用予定の)服の方が分かりやすい?
たくさん悩み、迷った末に選んだ靴もいいな。

そのどれもが選ぶ前、選んでからのストーリーを語れるアイテムでnoteも書きました。
だから、敢えてまだnoteを書けていない手にしたばかりのアイテムに決めました。

エモアイテム:フエギア Xocoatl(ショコアトル)

この香水は、今年のテーマ「自分を大切にする」を象徴するアイテムとして選んだものです。

別のnoteで詳しく書く予定ですが、ざっくり説明すると「自分を大切にするために、自分が安らげる香りを選んだ」もの。
第一印象は「甘い!」でした。

季節の影響もあるでしょうが、濃厚な甘さを感じるものの嫌な甘ったるさではなくジンと染みる感じが心地よかったのです。

以前の香水のnoteで「甘さを求めていない」と書いていたのですが、思いっきり求めてしまったのも意味があるように思っています。↓↓


②エモアイテムに合う季語選び

この香水に合う季語は何かと考えたときに「甘い=春」という図式が浮かび春の季語にしようかと思いました。
けれど、せっかく冬チームにいるので冬の季語を合わせたいと思い直し、改めて歳時記を眺めたものの最初にピックアップした「ときめく季語」以上に合うものが見つけられず、これに決めました。

季語:冬麗(ふゆうらら、とうれい)

春の「麗か」を思わせる穏やかに晴れわたった冬の好天のこと。かなり寒さが厳しくなってから使われる厳冬の季語。

春夏秋冬を楽しむ俳句歳時記より

寒さが厳しい日々が続くなか、ほんのひとときでも暖かな日差しを感じたら心も体もホッとするだろうな。
今の私の状況と、この香水に期待するものを例えるならこの季語しかないと思えたのです。


③エモアイテムに添えたい例句選び

季語が決まれば例句(実例として挙げる俳句)探し。

これがかなり難航しました。
エモアイテム→季語と決めるうちにイメージした風景があったのですが、それに合う俳句がなかなか見つけられず、制限時間が迫って慌てました。

それで描いていたイメージを捨て、当初から気になっていたこの句に決めました。

例句:冬麗の事なき今を嚙みしめむ(相馬遷子)


ワークショップが終わってから改めてこの句を読み直してみると、今の心情と香水(エモアイテム)に込めた思いが的確に表現できているように思えるし、限られた時間の中でこの句に出会ったのはすごく運命的な気がしています。

発表(みんな違ってみんないい)

ワークショップの締めくくりは、みんなの前でエモアイテム紹介とそれに合わせて選んだ季語・例句の発表です。

発表は完成した順でした。
自分の順番がいつ回ってくるのかドキドキしながらガールズのエモアイテムや選んだ季語・例句を楽しませてもらいました。

お話が上手なガールズが多く、目を輝かせて楽しそうに語る姿やそのストーリーに引き込まれたし、選んだアイテムや例句にも「なるほど」と思わせる重み(その人らしさ)を感じました。

初めてお会いする人ばかりなのに、不思議と「その人らしいな」と思えたのです。

あれこれ悩んで時間いっぱい使って完成させたので、私の出番は後半でした。
人前に立つことに緊張して、言いたいこと(言おうと思っていたこと)が上手く言えなかったけれど、それもまた良い経験になりました。

俳句を楽しむにあたって、その俳句をどう解釈するかは問わないそうですが、私のエモアイテムと添える季語・例句について発表したかったことを記録しておきます。(ここまで書いてきたものの集合体です)

私のエモアイテムはフエギアの香水、ショコアトルです。
今年の私のテーマ「自分を大切にする」の象徴にもなっています。

この香水の第一印象は「甘い!」でした。
昨年末、職場の業務量や人間関係に悩まされている話を店員さんにしたときに「自分を癒す、甘やかす香りはどうですか」と勧められたもの・・・ではなく、そのアドバイスをヒントに選んだ香りです。

この香りを纏うと、漂う甘さにふわっと気持ちが緩みます。
そのイメージを季語「冬麗」に例えました。

冬麗は「冬の寒さを感じつつも太陽の光が明るく、晴れやかな様子を表す」季語です。
「冬の寒さ」をここしばらくの仕事の忙しさや人間関係に見立て「暖かな日差し」のように香水で癒すイメージが浮かんできました。

選んだ俳句は「冬麗の事なき今を嚙みしめむ(相馬遷子)」です。
この「今を噛みしめむ」から感じ取ったのは、厳しい寒さの中で生まれたひとときの暖かさを大事にする気持ち。
それは私がこの香水を選んだ気持ちにも通じていて、今ある環境(状況)の中で自分を大事することを忘れないでいたいと思うのです。

わたしにとってのこの香水は、そんな頼れる存在です。

さらに時間が経った今、この例句を読み直すと「事なき今」に目が行きます。

何でもない今、このひとときを噛みしめる
ほんの小さな幸せも大事にしていきたいです。


番外(目に留まった例句)

エモアイテムに添える句を探していたときに、目に留まった例句も紹介させてください。

冬麗の陽を載せ誰も居ぬベンチ(楠本憲吉)

この句から感じ取った風景が心に残りました。

脳内イメージ

冬の空気にさらされて冷たくなったベンチが日差しで暖まっている。
でも、その暖かさを享受する人がいない。
そんな冬の寒さと暖かさの対比が際立っています。


これからもこんな風に心に残る俳句を探して楽しんでみようと思います。
(自分で作るより、例句を眺める方が好きなようです)


番外(ガールズとの交流)

ガールズと交流の機会が持てたらいいなと思ってワークショップに参加したものの、うまく声をかけることもできず帰宅の途についたことは後悔しています。
頑張って声をかけてお茶とかご飯とかしながらお話してみたかったな・・・


緊張したし思い残すこともあったけれど、新しい視点を得たし何より楽しい時間を過ごせました。
とつきさん、一緒に参加された皆さん、本当にありがとうございました。

主催者のとつきさんがこのワークショップについて書かれたnoteはこちら。↓↓


当日の私の感想。↓↓
(自分なりに頑張ったことを記録しておきたくて、でもワークショップに参加したことは敢えてぼかして投稿)


ここまで読んでいただきありがとうございました。

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