[メモ]UTAUのカスタマイズ

2021/10/05 長さの指定のキー割り当てをShift+L から Ctrl+L に変更した。その他スクリプトの内容を少し変更した。

キーワード:
UTAUプラグイン; キーボードショートカット; utauke; AutoHotKey;

utaukeを導入する

 utaukeはUTAUのキーボードショートカットを使いやすくするプラグイン。以下のブログ記事を参考にしてUTAUプラグインに追加した。

ちょっとUTAUを使いやすくする|雑多にしっとり
http://d.hatena.ne.jp/maruloop/20110429/1304087266

AutoHotKeyをインストールする

 utaukeに欲しいショートカットを追加するのに必要だったので、これもインストールした。先のブログ記事を参考に。

欲しいショートカットを追加する

 utauke.ahkをメモ帳などで編集して、AutoHotKeyに付属してたAhk2Exe.exeに渡せば自分用のutauke.exeが作れるようだ。今回欲しかったのは
 ・Shift+上キーで[選択部分を上に移動(U)]
 ・Shift+下キーで[選択部分を下に移動(D)]
 ・Ctrl+Lで長さの指定
の3つ。

 [選択部分を上(下)に移動]は[編集(E)]メニューの項目を選んで決定する動きをさせればよい。utaukeに同じ機能のショートカットが既にあったが、以下のブログ記事を読んでより簡単な方法があることがわかったので、参考にしてコードを追加した。既存のコードは重複を避けるために「;」でコメントアウトした。

AutoHotkeyでショートカットキーをカスタマイズ|テテのつぶやき
http://tete009.seesaa.net/article/198829104.html

 音符の長さの指定はCtrl+Eでプロパティを開けばできるが、それだけだとフォーカス(カーソルの位置)を「長さ」の項目に移動させる必要がある。フォーカスの移動はTabキーを8回押せばできるようなので、Ctrl+EとTabキー8回分をCtrl+L一発でできるようにすればよい(力技?)。※音符を右クリックして「長さ...」を選ぶやり方もあるが、難しそうだったのでやめた。

 結局、追加したコードは下記の通り。

; utauke.ahk

; 選択部分を上(下)へ Shift+上下キー
+Up::PostMessage, 0x0111, 31, 0, , ahk_class ThunderRT6FormDC
+Down::PostMessage, 0x0111, 32, 0, , ahk_class ThunderRT6FormDC
; 長さ Ctrl+l
^l::
  Send ^e
  Send {Tab 8}
  return

仕上げ

 utauke.ahkを編集したら、プラグインとして使うためにutauke.exeを生成する。AutoHotKeyに同梱されているAhk2Exe.exeを開いてファイルを選択してConvertする。出力先にUTAUがインストールしてあるProgram Files(x86)以下のフォルダを選ぶと管理者権限が必要だとかでConvertに失敗したので、とりあえずデスクトップにutauke.exeを出力してからUTAUプラグインフォルダにコピペした。

 これで、キーボードから手を放すことなく音程と音符の長さが調節できるようになった。

リンク

参考にしたブログ記事:
ちょっとUTAUを使いやすくする|雑多にしっとり
http://d.hatena.ne.jp/maruloop/20110429/1304087266
AutoHotkeyでショートカットキーをカスタマイズ|テテのつぶやき
http://tete009.seesaa.net/article/198829104.html

ダウンロードしたソフトウェア:
utauke
http://nwp8861.blog92.fc2.com/blog-entry-207.html
AutoHotKey
http://www.autohotkey.com/


スキをつけてもらうだけでもとっても嬉しいです。サポートをいただけたら、本を買いたいです。