メンタル落ちたときはジタバタしない。
先月までの5週間、メンタルが死んでいた。
5月半ばに彼が住むドイツから帰ってきて遠距離がまた始まった寂しさと、仕事の疲労や将来の不安などもあって、メンタルがやられていた。
メンタルが不安定だとなにもかもうまくいかない。彼とはほぼ毎週のようにケンカしていたし、仕事もうまく行かず、仕事の一環であるSNSを更新する気にもなれなかった。毎日号泣して次の日の朝目がパンパン、平均睡眠時間は3、4時間、夜寝れなさすぎるので昼寝してなんとか正気を保つ日々。外出なんてまったくする気になれず、食糧を買う以外はほとんど家に引きこもっていた。
この状況をどうにか抜け出そうと思い、彼ともたくさん話し合った。友達にもたくさん話を聞いてもらった。仕事のやり方も見直した。いったんは良くなったように見えた。でも次の日にはまたメンタルが崩れ、彼と喧嘩が始まり、何もかもが嫌になる。仕事に支障が出る日々。本当にきつかった。
なんでわたしはこんなにも弱いんだろう。
なんでいつも喧嘩になっちゃうんだろう。
なぜ思ったように振る舞えないんだろう。
なんで普通の人みたいに働けないんだろう。
この期間、わたしはずっと「できない自分」に絶望していた。
けれどそんな日々に突然終わりがやってきた。7月になった途端に気持ちが切り替わり、今までかかっていたモヤのようなものがとれて、晴れやかな気持ちになれたのだ。
つい昨日までの絶望、疲労感と徒労感、未来に希望が持てない日々。それが嘘だったかのように、1日でガラリと変わったのだ。
その日を境に、それまで悩んでいたことが大したことのないように感じられるようになった。彼氏にずっと怒っていたことも、許せるようになった。思ったように振る舞えない自分も、どうでも良くなった。
だってそれがわたしだもん。仕方ないじゃんと開き直れた。
今振り返ってみると、地獄の1ヶ月ちょっとは、ずっと「こうしたいのにできない自分」をなんとかしようともがいていた。
こうなりたいのになれない。こうしたいのにできない。変えたい。変えてみる。でも変わらない。なんでわたしってこうなんだろう、、、という負のサイクルを繰り返していた。
今思うと、当時のわたしを苦しめていたのは、「できない自分」そのものではなくて、その「できない自分を認められない自分」だった。
認められないから、変わろうとする。でも変われない。その苦しみの中で、わたしの心は死んでいったように思う。
開き直った今思うのは、変わろうなんて無理だということ。少なくとも自分の意思では、わたしは無理だった。そうじゃなくて、まあ変われないよなあ、だってこれが自分だもんな、と早くから諦めてしまえばよかった。
なにをやってもうまく行かない、足掻いても足掻いても泥沼にはまっていくような感覚で、希望が見えない。心が死んでいくのが手に取るようにわかって、なにもやる気にならない、なにもしたくない。そんな時期って、誰しもある。
そんな時期に、あがいてみるのか、もうしょうがないと思って諦めるのか。どちらにしてもきっと、時間が経てばこの期間は抜けられる。いつかはわからないが、必ず抜けられる。
どうせいつか抜け出せるのだから、あがいても、受け入れても、結果は同じなのではないだろうか。今回わたしはなにをやってもダメだったので、次回同じような期間がやってきたら、もう何にもせずにボケーっとしてやろうかと思っている。
人生、いい時もあれば何もかもうまく行かないときもある。
でもそれが人生だから仕方ない。
そんな時期がやってきたとき、抜け出そうともがくのも、諦めて受け入れるのも自分次第。
どちらにしたって、道は開ける。
そしてそこを抜けた後の自分は、最高に晴れやかで、毎日が楽しいと再び思えている。
だから、どっちにしろ大丈夫だ。
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