◎マイネルウィルトス

考察の3点を満たしている馬

①中山競馬場が得意な横山武J
②G2は近3走で2回馬券内。過去7回のG2挑戦で0-3-1-3
③前走はステイヤーズSだがスローの中山で3着。

雨が降ったのでよりステイヤー気質の馬を狙いたい気持ちもある。
今年で8歳になるとは思えないほどの状態の良さ。昨年ケガ明けで復帰してからも状態が落ちることなく走れている。
4Fの時計も出ているし、終い重きを置けばきれいに加速ラップも踏めている。ベテランなのに負荷をかけてトレーニングできているのは好材料。
軽ハンデなどでもないので、年齢さえ見なければ実力はG2で問題なく通用するレベルとみてよいだろう。

あと正直、今回はどの馬にも決め手がなく、困ったのでトリッキーなコースとジョッキーの相性も重視した。
中山で先行する競馬が得意で、脚を余さない競馬ができるタイプなので、ステイヤーズSからの距離短縮でも対応可能ではないか。
最内がちょっと気になるが・・・中山がホームの関東リーディングの横山武Jであれば騎乗ミスも考えにくいだろう。

雨が降る予報を加味するとステイヤー気質もあり、状態も問題なく来ている人馬の相性も考え、軸はこの馬から勝負。

○カラテ

冬の休み明けはこの馬の良いパターン。不良馬場も気にしないタイプであり、数が多いとはいえなトゥザグローリー産駒というのも面白い。
東京2400mのようなクラシックの舞台と求められる適性が変わるレースでは期待したいところがある。
G2以下のレースでは大崩れしないし、レース格の割には小粒なメンバーなら一発あっても。

▲サンストックトン

G2はちょっと大変かもしれないが・・・実力自体は高いと思っている1頭。
洋芝が合う戦歴だが、タフな馬場が合うとしたら雨は面白い。
ワールドエース産駒は芝2400m以上の成績が良く、実際の距離よりもタフな舞台設定ならば買ってみたい。

△アドマイヤハレー

間隔詰まってどうかとは正直思うが、データ買い。
種牡馬、騎手、厩舎から見るとコース相性が非常に良い。
馬自体も中山芝コースは経験が多いコースなので、慣れていない馬からすると地の利もある。
少し期待。

☆ショウナンバシット

鞍上が変わって乗り方も変われば面白い。
スタートよく出られれば、枠も相まって逃げる可能性まであると思っている。逃げればしぶとく足を使えるタイプであり、タフな舞台設定なのはシルバーステート産駒である点からも好材料だろう。
実力が足りているかは疑問符がつくが・・・展開利をみるならば小頭数の逃げ馬候補は抑えておきたい。

消：モリアーナ

気性的に２２００ｍは長い。重くなった馬場もストライドを伸ばして加速するタイプとしては合わない。牡馬混合戦として距離延長のG2は舞台設定が厳しいとみる。
調教でも抑えがきかず走ってしまった模様。スローになりそうな展開からもなだめて末脚に賭けるのも難しそうなので、今回は合わないと見る。
府中牝馬Sに出てきたら狙いたい。

買わない：ボッケリーニ

いつまでも走るタイプだが、勝ち切れないことが明白になってきた。
今回は想定からもかなり人気しそうであるが、ソラを使って勝ち切れないベテラン8歳馬を含めて勝負するのは分が悪いと見ている。
走ったら仕方ないが、いつかどこかで切らなければいけないのだとしたら、人気してしまう今回なのかもしれないな、と見ている。

買わない：チャックネイト

鞍上変わってどうかな？というのと、ずっと東京で使われていたことを考えると本質的には広いコース向きなのかなと。
日本競馬の経験が浅い外国人ジョッキーがトリッキーなコースに挑む点も鑑みて今回は軽視。