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2023年は経営とデザインをつなぐ実践の1年 だったかもしれない

最近の活動やインプットをどんなアウトプットにつなげてるかnoteに書こうと思いつつ、ズルズルと大晦日を迎えてしまったので、ざっくりと今年の主な出来事をふりかえりつつ書いていきます。
2024年もここからさらに活動を広げていければなーと思っています。

MBAとTCLの修了

2年半通ったグロービス経営大学院を3月に卒業。
生活リズムが学びモードのうちに次は東京へ足を伸ばして多摩美の短期履修コース クリエイティブリーダーシッププログラム(通称 TCL)へ通い、こちらも無事修了しました。

グロービスMBAでの学びとTCL

この2つの学びはどちらも実戦的な知識を得られたこともありましたが、一番はなぜ自分自身が今この仕事をやっているのか志・Purposeを探求して言語化するプログラムだったので、僕の関心領域にも非常に近く肌に合ったものでした。
バンドマン時代から今につながるストーリーも自分自身の中で棚卸しでき、あの頃が原体験となって今があるとこれまで言葉にできていなかったことも言語化するきっかけとなって、自身の原動力が何かわかってきました。

そして、どちらも様々な業種のミドルマネジャーやエース格の次期リーダー層が参加していて、日々様々な困難に向き合いながら頑張っている飲み仲間ができたのが最高でした。


仕事面での変化

経営とデザインをつなぐデザイナーとなって、変革や創造といった抽象度も不確実性も高いものに挑んでいくカッコイイ人らの隣で一緒に夢や志を叶えていく力になりたいって常々考えていて、ちょっとずつ関わっている仕事でも変化が出てきたと感じています。

実際の仕事は地に足つけたものばかりだけど、それもコツコツと続けていけば間接的かもしれなけど社会を良くしていけるし、いつか世界も変えられることもあるんじゃないかと思っていたりします。

実務では営業的な動きが多いのでなるべくプロデューサーと名乗ってますが、自分の中で覚悟を決める意味も込めて2023年後半から少しずつストラテジックデザイナーと名乗るようになったのも個人的に大きな変化です。


インナーブランディング案件への参加が増えた

自社含め3つのクレド策定プロジェクトに関わった一年でした。
これまでも自社での理念経営の実践経験からクライアントのMVV策定やクレド策定に関わることはありましたが、半年〜1年かかるプロジェクトになるので1年中なにかしら関わってた気がします。

↓自社プロジェクトのプレスリリースが出たので追記しました。
実物のSK bookプレゼントキャンペーンもしてますので、気軽にグーグルフォームからお申し込みください!
https://forms.gle/fJeVMVLrfHrGFoTY7


他にも、周年を迎えたタイミングで自社の提供価値を歴史から棚卸しして再定義し直したり、次に向かうべき指針となるメッセージやストーリーをコンテンツとして作成するプロジェクトにも1年中なにかしら関わらせてもらっていました。

(ブランディングって言葉が人によって定義が曖昧だったり、抽象度も高かったりするので、最近あんまり使わないようにしてるんですが、上記のような案件のニュアンスを伝える際に楽なのでついつい使ってしまうのが最近のモヤモヤだったりします)


経営メンバーとしての当事者意識

執行役員としては2年目でしたが、2023年は世代交代で経営体制が変わっていたこともあり、実業務に関する業務執行などはある程度私のほうに任せてもらっていたこともあり、これまで数字まわりは売上のみ見ていたところから、会社全体の数字に関しても関わる機会が増えてきました。

MBAの授業で一番苦手だったカネ系科目は使うことがないだろうと高を括ってましたが、まさか今年こんなに使うなんて思いもよりませんでした。
苦戦しながらでもやっといてよかった。。。

ちなみにアカウンティングの先生がこちらの会計の地図のあとがきで登場してる松本先生という方で、図解して情報を捉えることを勧めてくれてなかったら今頃どうなっていたことか・・・
クリエイティブ系の右脳タイプでも会計が身近に感じやすくなる一冊です。


登壇の機会増加

MBA・TCLが落ち着いてからは、アウトプットを意識的に増やすようにしており、幸いにも例年よりいろんなところでお話しする機会をいただけました。

Designshipでの登壇
  • デザインカンファレンス Designship 2023 LT

  • 名古屋ウェブクリエイターコミュニティ WCAN 2023 Winter

  • 名古屋商工会議所 会員向けセミナー

一部登壇資料を公開してますのでリンクも貼っておきます。


点と点がつながる

2023年はさらに多くのことにチャレンジできた1年でしたが、これまでやってきたことが徐々につながってきたような手応えを感じています。

まさにスティーブ ジョブズがスタンフォード大学の卒業式でスピーチした内容のとおりで、一見無関係に見えるこれまでやってきたことを点と点でつなげて独自の強みや価値に変えていけると信じて来年も邁進していきたいと思います。

将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。

出典:日経新聞「ハングリーであれ。愚か者であれ」 ジョブズ氏スピーチ全訳」より

非公式の動画ですが、正月のお供によろしければどうぞ。
(スタンフォード大学がアップしてる公式動画もありますが英語のみです)

Stay Hungry. Stay Foolish.


成長はスパイラルアップ

よく使われる表現で聞いたことがある方も多いかと思います。
僕自身も登壇した際には何度か使ったことのある表現になりますが、成長ではぐーんっと直線的にのびることってあまりなくて、螺旋階段状で少しずつスパイラルアップで成長していくものです。

スパイラルアップのイメージ

例えば僕の場合だと、こんな感じ。
MBAで経営を体系的に学ぶ

自社の経営に参画する

自社でのデザイン経営実践経験をクライアントワークへ展開

TCLでデザイン経営を体系的に学ぶ

さらにそこで学んだ知識をクライアントワークや自社へ展開
(※イメージしやすいように極端に書いてます)

スキルが向上すれば、それに見合ったチャンスが与えられ、それによって関わる人が変われば新たな視座を得るきっかけとなる。
2024年もこのように相関関係のあるなかで点と点をつなげていきながら、新たな偶然の出来事も含めて点をさらに増やしていければなーと思っています。

ちなみに、数年前から事業化したいと言っている創業期や第二創業期でのデザイン投資にそろそろチャレンジしていきたいため、ファイナンス系の知識も強化していきたいなーと思っています。
(経験ある方いましたら、お話きかせていただけると嬉しいです)

以上、乱文ですが、読んでいただきありがとうございます。
2023年も大変お世話になりました。
とにかく目の前のことに精一杯だった2023年でしたが、振り返ってみると経営とデザインをつなぐ実践がはじまった一年だったのかな。
それでは皆様よいお年を。

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