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初級者モデラーお悩み解決 <その2>

全国のゲーム系専門学校生から募ったアンケートをもとにNAオンラインの講師がアドバイスするこのコーナー。(ん?コーナー?)

今回はその第二弾!初級者モデラーお悩み解決、その2!!
タイトルもそのままならタイトル画像もそのまま!

前回は初歩の初歩というお悩みが多かったですが、今回はもう少しつっこんだ内容でお送りします。

まずは具体的な内容から。

余計なエッジを増やしてしまうこと。とりあえず押し出し機能を使って作ってしまうこと。

MAYAのオペレーションに関するお悩みですね。はいはい、ありますあります。
最初のうちはついついポリゴンの割を増やしてしまいがち。そんなお悩みに対する講師の答えがこちら!

 A. 余分なエッジを認識できるならその場で削除。

ええ、その通りですとも。元も子もない回答ですが、ぐうの音もでない正論。
いや、そうじゃなくて!問題なのは必要なエッジとそうでないエッジの見分け方なのかなーなんて。そういえば、似たようなお悩みがありました。

形状をうまく捉えられない、ポリゴン数が多くなってしまう。

これに対する回答がこちら。

 A. どの頂点を使ってデザインを表現するかを考える。

そうです。講師曰く、つまりは頂点の配置とエッジの配置がすべてということ。正しい位置に頂点を置けばエッジも整い、きれいなとトポロジーの出来上がり!

しかしですよ。ここでまたもや問題。「正しい位置」ってどこやねん?

「正しい位置」というのは、表現したいものを再現できる頂点やエッジの場所のこと。それを言いかえたのが、下記のお悩み。

本物にできる限り似せて作るにはどうすればいいか

つまり、そういうことですよね。3Dであればデザイン画に忠実に作る、人型キャラを作るのであれば実際の人体に則して作る…それが再現。

じゃあ、そのためにすることは何やねーん!教えて、講師!

 A. 実物をよく観察してください。パーツとパーツの関係をうまくバランスさせれば似ます。

「似ます。」…言い切りました。断言しました。そう、これはもう、まぎれもない事実!

結論です。要は観察すること。もっと言うと、観察力を養うことに尽きるわけです。

観察力が身に付く

デザインを再現することができる

正しい位置に頂点やエッジを配置できる

無駄なポリゴンがなくなり、きれいなトポロジーになる

まとめるとこういうことですね。観察力は一朝一夕で身に付くものではないですし、また簡単に身に付くものでもないと思います。

モデリングを初めたばかりの学生さんにとって、海外アーティストが作るようないかついモデリングは大きすぎる目標かもしれません。

目標が大きすぎて自信がなくなってしまいます。

 A. 小さなことからコツコツとやりましょう。ペットボトルからでよいです。

どんな大きな目標でも、コツコツやっていくしかなですしね。
海〇王になるー!!って言ってる人も何だかんだコツコツやってますしね。

以前の記事で「3Dモデリングで最も大切なこと」について書きました。
内容はほぼ今回同様なのですが、行き着くところは「観察力」なのです。

モデラーを目指す以上、デザイナーを志望する以上、ここは最重要だと考えています。

そのことをみなさんに訴えるだけでなく、NAオンラインではこの「観察力」を鍛える講座も開設しているので、気になる方はチェックしてみて下さい。

講座について何かご質問があれば、TwitterのDMに連絡してほしいロン!

というわけで、何だかんだでひとつの質問を掘り下げた回になってしまいました。
お悩みはまだまだあるので、次回も乞うご期待!

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
ついでにスキを押してくれたら、書いている人の悩みが吹き飛びます。