親想記 両親の日
こんにちはのっぽです😄
ゴールデンウィーク中の1日を両親の日と勝手に決めて、1日過ごしました。
そんな、両親の日への想いを整理します。
親不孝だから
みなさん、親孝行してますか?
『両親の日』なんて、勝手に決めて行動するのは、実は自分が親不孝だから?
なんて考えたりします。
もっと普段から、いやいや昔から出来ることあったのにしてない自分。
そんな自分を奮い立たせるために、わざわざタイトルを掲げただけ。
そんな事を思う自分がいたりします。
『今やれる事をやる事が大切だよ』
こんなことを、もう一人の自分が囁きます。
自分をなぐさめるように。
そう、両親に対してだけでなく、全てのことに対して言えるのは、
『今やれる事をしっかりとやる』
これにつきるなと、しみじみ感じます。
両親よりも先に会った人
『両親の日』と言っておきながら、両親よりも先に会った人がいます。
それは父の両親、自分からみれば祖父母にあたります。
いや、祖父母だけでなく、父の姉(叔母)にも会って来ました。
というのも、先祖代々のお墓にまず行って来ました。
しかもシンプルなお墓参りではなく、お墓掃除をして来たのです。
代々のお墓は、実家の近くにあり、ずっと父がお世話をしてきたのですが、その父も施設に入り1年が過ぎました。
そんな中、2回目のお墓掃除です。
といっても大したことはしていないのですが、墓石をキレイに水で流し、周りに生えた雑草を抜く程度のことです。
そんな作業をしながら、微かに残る記憶を辿りながら、祖父や叔母を思い出したりしました。
ピーカンの天気の中、1時間程度、汗びっしょりになりましたが、なにか心はスッキリと爽やかな気分でした。
母の元へ
お寺さん(実家の近く)から自転車で30分弱。
母がお世話になっている病院まで自転車で行きました。
ピーカンでも、川沿いなので風が抜けてとても心地よかったです。
母は、ほぼ寝たきり。
飲み込む力が弱く、食事が取れないため点滴での栄養摂取。
すっかり細くなってしまい、30kgにも満たなくなってしまいました。
こちらの声は聞こえているようですが、言葉にするのも辛いようで、頑張って話そうとする姿が痛々しく感じます。
『大丈夫』
こんな状況でも、子供を安心させようとして、「大丈夫」と伝えようとする姿に母の生き様を感じずにはいられません。
しかし、
「目を閉じていいよ」と伝えると、目を閉じてしまう母、辛いんだろうなと思い、声をかけるべきが、見守ってあげるべきか、どちらも親不孝なのかと思い、何も行動出来なくなってしまいます。
そして、父と合わせてあげないと。
自分が出来る数少ない親孝行かなとも、思ったりします。
父の元へ
母の病院から、さらに自転車で30分。
3月からお世話になっている父の施設に到着しました。
別の施設にいた父ですが、スタッフさんへの不適切な行動など、問題行動があり転院させていただきました。
最近は、気持ちも落ち着いたようで、新しい施設では穏やかに過ごしているようです。
そんな父は、母に比べたら元気いっぱい。
『こっちが楽だから』
と、歩けるのに車椅子を使い出してから、スッカリ慣れてしまったのか、施設の中でも車椅子を乗りこなしている様子。
(トイレとかは歩いて行くので、まだいいかなと)
話もたくさんしてくれます。
といっても、ほとんどが質問です。
孫(僕自身の息子たち)の近況を聞いて来たり、母の様子を心配したりと、やはり一人の生活を寂しがっているのかなと感じます。
そんな質問も、だんだんとおかしな質問が増えてきました。
『〇〇(母の名前)さんは、なんでうちにいたんだ?』
『〇〇(僕の名前)は、オレの兄弟だよな』
ちょっと、衝撃のあまり返事が出来ない質問ばかり、そして僕の事を父のお兄さん(自分から見たら叔父)だと信じ込んで会話をしてくることもあります。
こんな会話が増えると、自分自身の存在を否定されている気がして、言葉に詰まってしまいます。
でも、そんな質問にも慣れるというか、仕方ないと受け入れられるようになると、少しは動揺も小さくなって来ます。
(でも、いまだに心ぐらぐら揺さぶられます)
そんな父もまだ元気なうちに、母の元に連れて行こうと思います。
35年後
自分が両親の歳になる、約35年後、自分は健康なのだろうか?
アラフィフになると、みんなが考える事。
みなさんは、どう考えますか?
寝たきりなのか、ボケてるのか、はたまた死んでるのか?
両親は、そんな事を考えろと、メッセージを投げかけてくれている気がします。
もちろん、考えても答えはありませんが。
答えではないけど、24歳と19歳になる息子には知っておいてもらった方がいいのかな?と考えたりしますし、もしかしたらそれが答えなのかもしれません。
『もしかしたら、オレもこうなるかもよ』
近々、長男を連れて行くので、しっかりと感じ取ってもらおうと思います。
まとめ
こんな事を考えるのは、普段の生活ではなかなか出来ないなと。
(それでは、ダメなのかもしれませんが)
そんな事を思うもゴールデンウィークや年末年始などは、貴重なチャンスなのかもしれません。
とはいえ、両親の元には、なるべくちょいちょい顔を出していきたいと思います。
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