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「cocorone」編集長・SNSデザイナーのとみこさん#noteクリエイターファイル

noteで活躍するクリエーターを紹介する#noteクリエイターファイル。今回は、フリーランスの“SNSデザイナー”とみこさんをご紹介します。

インスタメディア「cocorone」の編集長を主軸に、企業やメディアにおけるSNSのコンセプト立案から施策設計、発信方法までのディレクションを手がけるとみこさん。noteでは、有料マガジンとして「“SNSブランディング”の作り方」と「フリーランスの日常」を中心に投稿してくださっています。


最近では、まだ珍しいnoteを活用したPR案件にも挑戦してくださっています。

スターバックス店員からWEB業界への転身

大学1年時からスターバックスでアルバイトを始めたとみこさんは、大学3年時に就職活動をするもしっくり来ず、そのままフリーターとしてスタバで接客を続ける道を選びます。「人々の心を豊かで活力のあるものにするためにー」同社が掲げるビジョンに心を寄せ、大学卒業後も2年ほど(計6年!)、2店舗で、1杯のコーヒーから目の前のお客様の心を豊かに、活力あるものにするために、尽力してきました。

ところがある時、ふと、「目の前にいるお客様」という自身が与えられる影響力の小ささに気づきます。

「もっと一度に、たくさんの人々に、日々を豊かで活力のあるものにする素敵な瞬間の提案をしたいと思ったんです。当時は、Instagramが流行りだして、オウンドメディアも全盛期だったので、それができるのはWEB業界だ!と思い、スタバはスパッと辞めました」

スキルも経験も知見もゼロからWEB業界を目指したとみこさんは、厚生労働省が主催する職業訓練校のWEB制作コースに6ヶ月間通い、基礎からWEBを学びました。卒業後の進路として一般的だったデザイナー、ディレクター、エンジニアという肩書に対して、自分の適性がわからなかったけれど、“WEBクリエイター”という肩書で、念願のWEB制作会社に入社。そして、会社での仕事やSNSの個人アカウントを運用を通じて、”SNSデザイナー”という自分にしっくり来る肩書と出会います。

「会社で運営していたサイトへの流入を増やすために、Twitterの個人アカウントを立ち上げて、フォロワー数1万人を目指して試行錯誤をしました。その時の経験が今の自分の仕事に活きています」

noteが切り開いたフリーランスへの道

個人アカウントを育てたとみこさんは、一度会社を退職。その後、Twitterで知り合った人の紹介で女性向け動画メディアを運営している事業会社に入社。Twitterの可能性を感じると同時に、その知見をまとめたいと思い、当時自分が好きなクリエイターが多く活躍するnoteをその場所に選んだと言います。

「noteは、最初は好きなクリエイターさんたちの記事を購読するために使っていたんですが、みんながみんなを応援するあたたかな風土があって、書きやすそうだなあと、昨年の7月に記事を書き始めました」

とみこさんが本格的にnoteでの発信を始めたのはその半年後の今年1月。きっかけは、“SNSデザイナー”として、フリーランスで働くことを志したこと。

「もともと3年くらいしたら独立したいと思っていたんですが、結婚が決まって、無茶な働き方を改めたいと思っていました。そこで、本格的にフリーランスを目指して、noteは転職活動のつもりで書いていました」

実際に独立前から、noteがポートフォリオとなって、メディアから寄稿の声がかかったり、応募したメディアの面接で採用が決まったり。現在編集長を務めるcocoroneも当時編集長を務めていた最所あさみさんのnoteでその存在を知り、自ら応募したのだとか。note経由で、少しずつ個人の仕事が増えていったタイミングで、とみこさんはフリーランスに。ちょうどその頃、最所さんがフリーランスから会社員(NewsPicks)になったため、とみこさんがcocoroneの編集長に抜擢されたそう。

cocorone編集長としてもnoteを活用していきたい

独立して3ヶ月。とみこさんにとってnoteは「創作活動の拠点」になっていると言います。

「見切り発車でnoteの有料マガジンを始めましたが、熱量の高い人たちが集まってくれて、それぞれの得意分野が違うので、SNSの知見を共有できるいいコミュニティができていると感じています。note経由で友だちができたり、お仕事をいただけたりするので、ありがたいです」

現在とみこさんは、業務委託というかたちでcocoroneを運営するIDENTITY社に所属。東海地方と東京を拠点に、地域をデジタルマーケティングで支援するIDENTITY社は、フリーランサーがチームを組んで働くという業務スタイル。

「IDENTITY社でフリーランスがチームをつくって働くメリットを感じているので、自分が経験した働き方に関する発信もしていきたいです」

実際にcocoroneの投稿は、10人のフリーランサーがオンライン上で、インスタグラマーの写真を探す→写真に文字を載せてデザインする→テキストを執筆・編集する→「#(ハッシュタグ)」でグロースハックするという4つの工程を踏んで作られているそう。写真を自分たちで撮影するのは月5本程。オリジナル制作も大切にしているけれども、それ以上にユーザー(インスタグラマー)とつながりを持つことに目的があるのだとか。

現在、Instagramを拠点とするcocoroneは、「日常にある、素敵な瞬間を切り取る」をテーマに11月半ば頃にWEBメディアをローンチする予定。とみこさんは今後、cocorone編集長としてもnoteを活用していきたいと話します。

「cocoroneのWEBではInstagram同様、素敵な暮らしにまつわる記事を発信し、noteでは編集後記などを通じてなかの人たちの素顔を届けていけたらと思っています。企業や団体におけるnoteの活用方法に関する知見もためていきたいです!」

とみこさんはすでに「コーポレートブランディングに活かすためのnoteの使い方」をテーマにIDENTITY社に関連する3社合同でnote勉強会を開いてくださっています。とみこさんの周辺で、noteを活用する企業や団体の成功事例が生まれる日も近いかもしれません(と勝手に期待!)。

■クリエイターファイル
とみこ


インスタメディア「cocorone」の編集長。東京生まれSNS育ち、フリーランスの“SNSデザイナー”。SNSのコンセプト、施策設計、発信方法をディレクション。SNSマーケティング、写真のコツ、テーブルフォト、東京グルメを発信。写真はiPhoneX、SONY α7IIIで撮影。
note : https://note.mu/tomikotokyo  
Twitter : https://twitter.com/tomiko_tokyo

おすすめnote : cocorone編集部の佐倉ひとみさん
「日々のなにげないシーンをを具現化していくのが私は苦手なので、独自の視点で書かれたゆるいエッセイを読むのが好きです」byとみこさん



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