マガジンのカバー画像

#エッセイ 記事まとめ

1,140
noteに投稿されたエッセイをまとめていきます。
運営しているクリエイター

2018年4月の記事一覧

サラリーマンより自営業のほうが幸福度が高いことと、人は好きなことしか熱中できないこと

※祝日は読む人が激減するので、個人的な話を。 橘玲の『幸福の「資本」論』がすごく面白かったので、僕に関係している箇所だけ、ここで紹介します。 まず、サラリーマンより、自営業の方が「幸福度」が高いそうです。 これ、自営業の方が、「やりがい」があったり「自分が好きなことができる」だけではなく、「時間(いつどれだけ働くか)」と「人間関係(誰と働くか)」を選べるから、なのだそうです。 人間は「親しい人との死別」より、ずっと続く小さな苦しみ、例えば「毎日の満員電車の長時間通勤」

有料
100

そのひと言から思いは継がれる。

なにも考えずにまず、「ごめんね」と書いてみる。 書けば、そこに続くことばが浮かんでくる。自分が「ごめんね」と思っていた人の顔が、浮かんでくる。言えなかった「ごめんね」を言えるのかもしれないことに、半分ほっとして、もう半分の胸がぞわぞわする。言うのかな、おれ、ほんとうに言っちゃうのかな。ほんとうはたくさんの「ごめんね」を抱えているもんね。ことばを継ぐ勇気が試される。 同じように冒頭に、「ありがとうね」と書いてみる。 こちらも、続きのことばが浮かんでくる。「ありがとうね」を

気持ちに名前をつけたい

友人の恋愛を見聞きしたとき、呼吸困難に陥ることがある。 と言っても、すべての恋愛に対してそうなるわけじゃない。そんな変態では断じてない。 友人の恋心が私の琴線に触れたときだけ、なんとも言い表せない気持ちが心に充満して「クーッ……!」となるのだ。 と言うと、だいたい「それ、どういう気持ち?」と聞かれる。 そして、みんな私の気持ちを言語化しようとしてくれる。 「こっ恥ずかしくていたたまれない感じ?」 「キュンキュン? ときめき?」 「切なくて胸が苦しいってこと?」 「萌

モバイルハウス元年到来。

どうも、荷台の夫 しうんです。 先週末2日間で、言葉を2ヶ月分喋りまくった夫です。 4/21-22日と土日の2日間に代々木公園で開催されたアースデイ東京で、旅する可動産のモバイルハウスが集まる村『モバイルビレッジ』の企画がぶじ閉幕しました。 アースデイ東京は毎年10万人もの人々が東京近辺から代々木公園を訪れ、地球について考え、行動する日。 そのなかで、たくさんの来場者が「モバイルビレッジ」に誘われて個性豊かな5台のモバイルハウスに驚き足を止め、モバイルハウスに入って試

昨日は下北沢と吉祥寺に行きました

※月曜日は日曜日の妻との行動を書いています。 昨日は下北沢で春風亭百栄さんの落語を見るため、お昼に下北沢に向かいました。 「なんか目に付いたカフェでサンドイッチでも食べようか」ということになり、ユージュアルというカフェで僕はパストラミサンドとアイスコーヒーを、妻はキッシュとティーラテを頼んで、¥2700でした。 お店、小さいのにスタッフ3人で回してて、「これは客単価に比べて人件費が高すぎるのでは。お客さん長居しそうだし、これで経営大丈夫かな」と気になってたところ、新しい

有料
100

noteを書いてから、僕は社外に”友達”が出来ました。

久しぶりに中学校の親友に会って、ハイボールと唐揚げをつまみながらたくさん話しました。帰り道の電車でふと、こんな感情を抱きました。 「これほどまでに気を使わず、笑いながら会話したのはいつぶりだろう?」大人になってから、何も考えずに内面的な話をしたのって久しぶりだなよなと。 ふと、会社員になってできた友達を数えてみた。なんだか大人になってみて、自分が思っていたよりも職場以外で気の許せる友達って作れてないなあと気がついた。 いや、社会人になって友達を作るのってまじで難しくない

ブスとメンヘラは金にならない文章を書け

ブスとメンヘラが高じて作家になった篠原かをりです。辛うじて文筆で生きていけるのではないだろうかと思い始めたくらいの泡沫作家ではありますが、心は一丁前に作家です。この夏に4冊目の本を出版しますが、自分で自信を持って作家と言えるようになったのは、noteで文章を書き始めたからだと思っています。ありがたいことにnoteのフォロワーが8000人を超えました。他のブログやSNSに比べてこじんまりとしたnoteでは、想像もつかなかった数字です。去年の暮れは2000人台だったと記憶していま

ドンキー日記 2018年2月

2月26日  アレンジの詰め。思い立って味噌ラーメンを食べに行って戻って歌詞を書き換えて歌って送信。これでかなりホッとした。あとは別曲の歌詞直しと、イントロを考える。 2月23日  ピース・ミュージックで『HOPKINS CREEK』アナログ盤のマスタリング。ここ数日でEQをやり直した24/96マスターはやめて、東洋化成から推奨されている24/48で、2010年にDATから起こしたミックス・マスターを使うことに。結果、コンプをあまり強くかけずに余裕のある感じでまとまった。中

わたしにレッテルを貼らないでください!

コミュニケーションは難しい。それは,きっと多くの人が実感していることと思う。 では,なぜコミュニケーションが難しいのか。 その原因のひとつに,他人を理解することの難しさがあるのではないかと感じている。 そして,他人を理解することを難しくしているのは「レッテル貼り」と呼ばれる現象だと思っている。 今日はこのことについて考えてみよう。 ーー 前提として,人のパーソナリティは本来複雑だというのがわたしの基本認識だ。 人の人格は生い立ちによって相当の影響を受けるし,その後の人生

「好き」が尊いなら、「嫌い」も等しく尊いはずだ。

 この世は幾分、「好き」が多すぎる。『~~、すごい好き!』、『めちゃくちゃ好きだなぁ、これ!』など。もちろんそれは尊いことであり、誰も嫌な気分にせず、むしろきっと幸せにしてくれる。ただ、最近、それに対して少しの疑問を感じている。  なるべく「好き」に囲まれて生きていきたいと思う。好きなものを食べ、好きなものを飲み、好きな場所に住み、好きな服を着る。好きな人と一緒にいられる時間はかけがえのないものであり、できれば失いたくない。  「好き」が多いのは至極良いことだが、近年、S

二元論で語らない覚悟、グラデーションのある世界

がんばらない。そう言い続けている。努力、情熱、成長はいらない。がんばらなくてもいいよ。と言うと、がんばっている人を否定するのか!というクレームが飛んでくる。よく考えてほしい。「がんばらなくてもいい」という言葉の中にがんばっている人を否定する要素はひとつも入っていない。同じように、努力、情熱、成長を否定したことは一度もなく、むしろ憧れすら抱いている。どうしてもがんばれない環境にいる人は無理をしなくてもいいよと言いたいだけで、ばりばりとがんばりたい人はそのままでいいと思う。 人

会話が苦手な私は、フランスパンの筆箱でアメリカ人の友達を作った

[読了目安: 2分] 会話を始めるのが苦手な人。 何か無難な質問をするまでは良いものの、そのあとの会話の続け方がわからず沈黙になってしまう人。 …私です。 そんな私がこだわりを持って使い続けているのが フランスパン型の筆箱。(ドン・キホーテで買いました) まさかこの筆箱が、留学先のアメリカに持ってきて一番役立ったものになるとは思っていませんでした。 この筆箱は、私が最初に挙げたような、コミュニケーションの悩みを2つの方法で解決してくれます。 ①みんなが話しかけて

父子家庭とはじめてのセーラー服

わが子もついに中学生か。普段の生活はといえばまったくもってお子様なのだけど、口喧嘩で言い負かされることも増えてきた。背も伸びてきて家の中にいるとやたらと大きく感じる。もう中学生だし。ということで中学校の入学式の朝を迎えた。ところがベッドの中で気分が悪いとうったえる娘。測ってみるとかなり熱が高い。想定していないできごとにてんやわんやしつつ、いや、僕の人生で想定できていたことなんてあったっけ。とにかく学校に連絡してみると、親だけでも来てくださいと言われる。わが子のいない入学式。入

週4日だけ働く

最近の働き方が良い感じになってきたので書いてみます。 じつは現在、株式会社DENDESIGNは自分1人にしています。最大5名ほどいましたが2018年1月からは事実上1人です。(エースの退職も一因ではありますが)5年間UI/UXの制作会社を経営してきた結果です。 1年前にコーチングを受けた際に「経営は極力せず、やりたいと思える仕事をする」「好奇心が湧き、まだ世の中にない新しい価値を産む仕事をする」 という結果に至っており(メンバーには本当に申し訳ない)自分の興味の矛先が経営