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#育児 記事まとめ

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妊娠から出産、子育て、教育についてなど、noteに投稿された育児系の記事をまとめていきます。
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2019年1月の記事一覧

いつも、あれが最後だなんて気づきもせずに

木に何羽止まってるんだよ、と思うくらいの小鳥のさえずりで目を覚ます。カーテンの隙間から、うっすらと光が差し込んでいる。夫はもう起きたようだ。片手を探り、スマホを取り寄せると時刻は朝の6時半。 手を伸ばせば届く距離に、娘が両手を投げ出して寝ている。 自由奔放という言葉がふさわしい寝相。クイーンサイズのベッドをほぼ占拠し、一緒に寝る私はわずかな隙間に追いやられるのが日常だ。 目を閉じて、静かな寝息を立てている。柔らかな前髪がハラハラと流れて、おでこが見える。 「寝顔は、赤

アレルギー予防。今わかってきていること、最近の研究結果を振り返る。

最近、アレルギーを予防することに関して、「できることはなにかありませんか?」というご質問をいただきました。 アレルギーの予防に関しては、過去さまざまな方法が試みられましたが、多くの方に推奨できるような方法はなかなか見つかっていませんでした。 そして最近になって、検討が急速にすすみはじめています。 その歴史を簡単に振り返ってみます。 ただし、それでもまだ確定といえることは少ないですし、多くが5年以内くらいの新しい話であることがおわかりになると思います。 でも、これから

わたしの仕事を奪わないで。

※ 無料で読むことができます。ただし最後に、定期購読マガジン読者限定の文章も書いています。  妻が僕に言った。 「わたしの仕事を奪わないで」  僕は壁にかかった時計を見上げながら、前に娘におっぱいをあげた時間を思い出して妻に伝えようとしていた。え〜っと、たしか夕食の少し前だったから、、という具合に。そんなときに毅然とした態度でピシャリと言われた。なんともまぁ、不意打ちであった。  このnoteでも書いているが、僕はいま、半分セミリタイヤ状態で娘の世話をしている。お風呂

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しまじろうと子育て

私の映画に関する事ばかりを、このnoteでは書こうと思っていましたが、そればっかりじゃ続かないと思ったので、映画じゃないことも書いて行こうと思います。(いや、すで映画に関係ない投稿してるよね?という声も遠くから聞こえてきますが…) 「しまじろうと子育て」というタイトルを見ると、しまじろうの番組や教材を通じて子育てをしているというイメージを持たれると思うのですが、私の場合は、しまじろうの番組や教材を「作って」子育てをしてきました。 ものすごく貴重な経験としては、子どもが保育

保育園に預けるという選択が寂しくて不安でどうしようもないママに捧げる

やや炎上も覚悟で、 #保育園受かった 人へのメッセージを。 Twitterのタイムラインで今年も「受かった」「落ちた」の言葉が踊った。一年前は私も大学受験以来の緊張を抱えながら、仕事中に鳴った電話を「すみません! 今日は保育園の発表で」とワンコールで取った。相手も同じく働くママだったので、無事に保育園に受かったことが分かると手を取り合って喜んだのだった。 旦那も私も自営業である我が家には、育休なんてものはない。なんとしてでも認可保育園に預けなければ生活が維持できず、そのた

やさしくして貰えたから頑張れる インフル明けの朝に

インフル明け、週の頭、久しぶりの保育園。 「ふえぇ……」 予想通り、息子が涙目でしがみついてくる。 先週、私が自宅で、息子が避難先の実家でインフルエンザを発症し、丸一週間離れ離れだったのです。 そうだよね、そうなるよね……。 私も離れがたいよ。 1週間ぶりに会えたのに、またすぐ離れるなんてね。 たっぷり日差しが降り注ぐあたたかな部屋で、私の足にひしと手を回す息子の力強さが愛おしい。 なりふり構わぬ泣き顔が、ちくりと痛い。 それでもくしゃくしゃの泣き顔も、

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疲れたときは、ちゃんと自分を甘やかす

なんだか、ちょっと疲れている。明確な原因があるわけではないのだけれど、園内で蔓延する娘のインフルエンザ感染に怯えながら、毎日取材や締め切りに追われ、夫が久しぶりの出張で家におらず、少し余裕のない日々だった。通常業務に加え(毎週更新の記事)に加え、大きな原稿の推敲も重なり(まだ手放せていない)、眠る時にもどこか追われているような焦りがあって、脳が休み切らず、いつもより早く目覚めてしまうこともあった(2時起きなので、いつもより早いってもはや0時、多くの人が寝る時間w。布団からは出

最高に運の悪い息子の話が、最高におもしろかった

私の長男は、小学校3年生。 小学校には「係」というものがあり、全員に仕事が課せられている。 黒板係だの、掲示係だの、体育係だの、給食係だの。自分自身、小学校時代の係活動を思い出して、懐かしいものだ。 うちの長男は、1年生のときからずっと「保健係」になりたかったそうだ。でも、保健係は結構な人気で、毎回じゃんけんの争奪戦になる。 長男は、こういう「運試し」系のものがすこぶる苦手だ。ビンゴとかくじ引きとか、そういうもので良いポジションを得たことが一度もない。じゃんけんなんて

育児しながらフリーランスをはじめて半年、「子連れ出勤」はキツイのでやめました

#育児 #子育て #働き方 昨年の3月末に子供が産まれ、4月末に会社員を辞めて、5月からフリーランスになって半年以上が経った。子供は5秒ぐらい1人で立てるようになった。 相変わらず奥さんは忙しそうにしていて、このあいだもカンボジアに出張に行っていた。3日間ほどワンオペ体制だったので、ちょっと疲れた。 独立後の仕事についておかげさまで独立から半年、安定して売上を出すことが出来ている。僕が育児をしながら仕事をするという体制を保てているのも、クライアントの皆様の温かいご支援が

離乳食前にワセリンを塗る意味しってますか?

note、Twitter、インスタ、ブログで子どものアレルギーについてわかりやすく説明してくれている小児アレルギー科医ほむほむ先生から 離乳食を食べる前にする、とて大切なことを教えてもらえたらので是非小さなお子さんのいらっしゃる親御さんにシェアしたくマンガにしてみました(´▽`) ワセリンを塗る意味 追記マンガ離乳食のガイドが12年ぶりの改訂だったので(つかむしろ12年間変わってなかったのか…!とビックリした)先輩ママパパさんも是非、卵の開始推奨月齢が変わったことを覚えて

「お願い」ではなく「一緒にやる」ツーオペ育児へ

「ワンオペ育児」という言葉がすっかり定着して、私も夫が4ヶ月間出張続きで忙しかったので、当たり前のようにその言葉を使っていたけれど、ふと、そうではなかったかもしれない、と思う。 娘が0歳から1歳になる頃、夫は確かに家にはいなかった。でも、私が完全にひとりで育児をしていたかというとそうではない。 私はほぼ毎日LINEで娘の写真を添えて成長ぶりを伝え、夫はその度に反応した。夫と同じ現場で働く同僚から、夫が娘の動画を何度も見ているという写真付きの報告もあった。娘の1歳の誕生日は

子連れ海外ビギナーにささぐ!旅行準備の3ステップ

年末年始は、6歳娘、0歳息子(5ヶ月)を連れてバリとマレーシアへ行ってきた。6歳娘は、生後半年で海外旅行デビューを果たしていて、これで6回目である。 「子連れ海外」 慣れている人はちゅうちょせず行っているけど、ほとんどの友人知人からは「えーーもう行ったの?!」と驚かれる。 だから、子連れ海外、大丈夫?なにに気をつければ…というビギナーな方向けに、このnoteではわたしなりのポイントを紹介してみます! ちなみに、わたしは心配性なので「渡航先名(今回ならバリ)×0歳×子連

「子連れ出勤」を実際に経験した私が、思うことを書く。

政府が子連れ出勤を後押しするというニュース。この件でちょっと世間がざわついている。 ざわつきの内容はおもにワーママから発せられたもの(だと思う)で、ざっくり内容をまとめると、 ・子連れで満員電車乗って通勤なんてたまったもんじゃない ・子どもと一緒だと仕事に集中できない ・子どもを連れて行ったら会社の人に迷惑がかかる ・昼休みもゆっくり休めない ・在宅勤務を推進してくれたほうがよっぽどいい こんな感じ。 うんうん、わかる。私も、やってみるまでそう思ってたし、やってみ

赤ちゃんへの「注目」の使い方

赤ちゃんは大人が怒っているのに笑う。やってほしくないことをして叱っても、効いていない。でも、やめてほしい。どうすればよいのか。結論は「やってほしくないことに注目を与えない。そのかわり、当たり前にやっていることに注目する」ということです。 赤ちゃんの行動の目的赤ちゃんのさまざまな行動の目的のひとつは、他人から注目をしてもらうことであると言えます。他者からの注目によって、自分の存在が受け入れられていることをたしかめることができるからです。 ヴァスデヴィ・レディという研究者は、