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#育児 記事まとめ

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妊娠から出産、子育て、教育についてなど、noteに投稿された育児系の記事をまとめていきます。
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2019年7月の記事一覧

思いどおりになんて育たない : 反ペアレンティングの科学

私の子どもの育て方は正しかったのか。子どもたちの人格形成に私はどんな影響を与えたのか。それを振り返ってみて、私はこうした疑問自体が不適当だったと強く感じている。 出典:「思いどおりになんて育たない : 反ペアレンティングの科学」(アリソン・ゴプニック著) 先日、娘は病院で「チックですね」と言われました。 最もベーシックな「頻繁に目をギュッとつぶる」という症状が出ているのですが、チックはストレスに起因すると言われています。 ーーー もうすぐ3歳になる娘と生活している私は

4歳さいごの冒険『はじめてのおつかい』

「わたしは、はじめてのおつかいいつ行くのぉ?」 寝転がりテレビを観ていた娘が言った。 ふうん。おつかいねぇ。まだ早いんじゃない?大量の洗濯物を畳む手を淡々と動かしながら、「それじゃあ、赤ちゃんのミルクを買ってきてもらおうかなー」と、私は受け流した。 すると、がばっと起き上がった娘。「分かった!」と満面の笑みをこちらに向けている。 しまった、やってしまった・・。 のんきな声で『はじめてのおつかい』を口に出した娘だが、その心うちはいたって真剣だったのだ。こわがりの長女に

家を飛び出してしまった夜の話

双子が生まれてからはや3年がたちました。生まれたばかりのことを考えればそれはもうめちゃくちゃ楽にはなってきています。そんな時期ですが、先日はじめて我慢できなくなって家を飛び出すという事件が起こりました。 正直はずかしいし、あまり書きたくないという気持ちもあるのですが、自分への戒めも込めてそのときの感情を忘れないうちに書いておきます。 家を飛び出したきっかけ直接のきっかけはお風呂上がりのドライヤーでした。最近双子はお風呂上がりのドライヤーを僕にかけてもらうのが嫌なようです。

ママはえらいよ

三人産める個体だった2019年4月2日に3人目となる男の子を出産しました。1人目、2人目が帝王切開だったので有無を言わさず帝王切開でした。 産むために入院したのは、令和の元号が発表された直後で、記念に号外をもらいました。次の日に産んで、あっという間に3ヶ月。今日で産まれてから112日経ったらしい。もう彼は首がほとんど座り、目が合うとよく笑い、すくすくと育っています。 私はというと、産んですぐは外出こそできないものの、仕事は途切れることなくさせてもらっておりました。完全遠隔

【たんたんと、絵本の記録を vol.3】娘2歳6ヵ月/『おとうさん・パパ・おとうちゃん』など

さあさあ、今回もたんたんと。 今回も夫の図書カードとあわせて計15冊くらい借りた絵本の中から、我が家でよく読まれた5冊を。 無意識に、前回とりあげていた作者さんの作品をまた借りていたことに、借りたあとで「ああ!」と気づいたり。 いままでのように何気なく、借りては返して……を繰り返していただけだったら、あまり意識することはなかったかもしれない。でもこの『たんたんと、絵本の記録を』シリーズを書き始めてから、ひとつひとつの作品にしっかりと意識が向くようになったような気がする。

10分でひとは変われる。朝の10分散歩が1日の心と体の変化にもたらすもの。

時間がない。 この言葉で、これまでどれだけのことをあきらめてきただろう。 やりたいこと、やらなきゃいけないこと、できたらやった方がいいこと…山ほどある。 3人目の育休中の私が今、1番やりたいことで、やらなきゃいけないことで、やりがいとなっているのは「子育て」だ。 けれども、子育ては24時間365日ノンストップ。 6歳、3歳、8ヶ月の3人息子たちは、それぞれの年齢ごとの可愛さがあるし、個性爆発で生まれた時から今までずーっと愛すべき存在であることはまちがいないけれど、そ

幸せと離婚が背中合わせの産後。僕の家庭を守った一冊の本。

親になることが、こんなに大変だとは思わなかった。 正確に言えば、親になることも大変だが、親をやっていくことがめちゃくちゃ大変だ。自分に子どもができると、自然とすべての親をリスペクトできる。あぁ、あの窓際のオッサンも父親やったのか凄いな…と見る目が変わるくらい。 今年の夏、高木家には3人目が産まれる。はっきり言って希望よりも不安のほうが大きい。僕も妻も親が遠く離れて住んでいるなかで、本当にやっていけるだろうか。あまりにも些細なことでケンカが起きやすいから、僕はこれ機に禁酒し

ニラたろう

「なんだこのタイトル」という今回の記事ですが、子育てのお話です。 6歳の息子が、小学校入学から1ヶ月ほど経った5月の出来事。 毎晩、お茶を1杯飲み、トイレに行き、布団に入って寝るというお決まりのルーティーンだった息子。 ある日を境に、布団に入ってから寝るまで間に4〜5回トイレに行くようになりました。 数日様子を見ていたのですが、相変わらずトイレに行きたがる息子。 さすがに「おかしい」と感じ調べてみると、息子とよく似た症状を見つけました。 【心因性頻尿】 精神的不安や

ぶっちゃけ妊活日記 vol.3 / 自然の理

 旦那さんを見送ったあと、玄関周辺に散らばった白い砂を箒とチリトリを引っ張り出してせっせと片付けた。あの真っ青な海、そしてラッコ…現実の出来事なのだろうか?どうやって行って戻って来たのだろう…夢じゃなかったの!?  ピロリン!と電子レンジの音が鳴った。  遅めの朝食を用意してソファの前の床にクッションを引いて腰をおろした。「いただきます」と呟くと、「ピ!」と飼っている文鳥の鳴き声がした。なぜかわたしがごはんを食べると、文鳥も一緒にごはんを食べる。かわいいやつだ。  テレビ

「オヤカク」ってなんでするんだろう。親の気持ちをまじめに考えてみた

先日、Twitterに見慣れぬ言葉が流れてきた。 「オヤカク」 内定者の親に対して、企業が入社してくれるかを確認することをそう呼ぶらしい。発信元のNIKKEIさんによると、中小企業ではオヤカク(親確)は当たり前だとか。 10年ほど前、私が人事の仕事をしていた頃も、似たようなサービスがあった。それは、親の反対で内定辞退にならないよう、親を招待して説明会を行うという内定者フォローだ。 オヤカクの裏側には、二十歳を過ぎた子どもの決定に、親がいくばくかの主導権を握っていること

次の野望はなんですか? と聞かれて答えられなかった

昨今の台湾ブームも相まって「今度こういう仕事をやることになった」「また面白い台湾案件の相談があった」とわくわくしながら旦那に報告することが増えた。 我が家の旦那といえば、常に仕事のことやキャリアのことで相談に乗ってくれる非常に重要な存在なのだけど、そうした報告をしたときに「ええやん、30代はそういう仕事でやっていけそうやな」と言われた。そしてぽろりと言われた悪気ない一言に、はっとした。果たして40代はどんな場面で求められる人間になるのだろうか。なっていたいのだろうか? 実

極地×育児 ー子連れOKのトークイベントに登壇しました

7月7日の七夕の日、トークイベントに出演してきました。極地建築家の村上祐資さん、amuディレクターの千々和淳さんとの鼎談で、タイトルは『極地×育児 ー正しく恐れる、正しく模する』です。 宇宙服を着て喋ったり、なによりトーク相手があの極地建築家の村上さんということだったり、内容はもちろん面白かったのです。しかし、なにより特筆すべきは、「子連れOK」のトークイベントだったということです。 ぼくは、トークイベントやワークショップ 、あるいは劇場で演劇を見ることなどもふくめて、も

我が家のささやかな性教育

月に一度、私はポンコツになる。そう生理だ。 貧血に加えて刺すような頭痛、たまに内臓を絞るような腹痛、起き上がれなくなるほどの全身倦怠感。そして生理開始前日、私のメンタルは荒れに荒れる。せまりくる限界。 リビングに子を置いて、私は寝室へ駆け込む。駆け込んで枕に顔を埋めて、ウワーッと泣く。(いまのところ怒鳴って子を泣かせたことはない。すごくがんばってるから誰かほめて……。) 心配した子どもたちが寝室にやってくる。1歳次男は私の頭をポンポンして顔を覗き込み「イッ!」とほほえみ