マガジンのカバー画像

#育児 記事まとめ

1,173
妊娠から出産、子育て、教育についてなど、noteに投稿された育児系の記事をまとめていきます。
運営しているクリエイター

2021年1月の記事一覧

まっしろなうわばきを買った話

3歳の娘は今年の4月、幼児園へ進級する。 ◇ 数日前、まっしろなうわばきを買った。サイズは17.5センチ。 少し早いけれど、慣れるために早めに買っておいてくださいね、と幼児園からアナウンスがあった。今の保育園では、みんな裸足で過ごしている。 うわばきが届くと、娘は飛び跳ねて喜んだ。 「娘ちゃん、おにいさんになるから、うわばき、もう履けるようになるんだ〜」 むっと顔を引き締めて、片足ずつ、靴にねじ込む。 立ち上がると、わぁ、と小さくもらした。 部屋の中で歩いて、こと、

やさしい背景でいたい。

レジに並んでいると、泣き声が聞こえてきた。 抱っこひもの中ではすやすや寝息がしている。 あれは、もう少し大きい子かな? 「……んぉおかぁぁぁあさーん……!!」 世の中で何が起きようが、生活は図太く続いていく。毎日は重なっていき、月曜日はジャンプが出るし、お腹は空くし、子どもは元気に泣く。 いろんな事情があるから、子連れで買い物にもくる。うちもそうだ。大変な世の中がある一方、毎日のたくましい生活だってしっかりとある。 順番になり、妻がレジに進むとき、 「地獄の底みたいな

ぼーっとすることの効用

昨日は鳥取県智頭町で、「森の幼稚園まるたんぼう」が主催している体験会に親子で参加してきた。 雪の積もる山の中を歩き、ソリ遊びや雪遊びなど、子ども達が思い思いに好きな遊びをする。大人達はできるだけ子ども達に干渉しないように見守る、というのが森の幼稚園のスタンスで、私もこの体験会に何度か参加させてもらっている。 一見、ただ単に自由に遊ばせているだけのようにも見えるのだけれど、折々にスタッフの方がさりげなく格言を言われたりする。 例えばこんなこと。 「子どもってぼーっとして

PTAがヘンだと思ったので変えてみた話

PTA、積極的に参加していますか? 共働きが当たり前のこのご時世に、時代錯誤の常識が残る摩訶不思議な世界。 これは、小学校のPTAがヘンだと思ったので変えてみたというお話です。 ここがヘンだよPTA 決まるまで帰れない恐怖の役員選出を経験した方、おられますか?まだやってない人に、何が何でも役をやらせようとする、あの圧力。あれはいったい何なんでしょうか。 みんな、それぞれいろんな事情があります。家族構成も、仕事の責任も、介護があるかどうか子どもを預けられるかどうか、みんな違う

世界一カッコいい恐竜のトレーナー

 3歳の息子が登園すると、クラスの何人かはすでに登園していて、教室の中は花が咲いたように賑やかだ。「恐竜だ!」「ティラノサウルスだ!」「新しいお洋服!」などと言いながらクラスメイト達がわらわらと集まってきた。その中心にいる息子は、少し照れながら、誇らしそうに一度振り返ってから教室へ入っていった。注目を集めたのはティラノサウルスが大きな口を開けてこちらに迫っている様が描かれているトレーナー。某チェーン店で購入したものだ。見切れ品で割引の札が二枚ほど貼り重ねられ、値段は300円ま

はじめて娘の髪をきった日

こんにちは。 仕事初めの月も終わりに差しかかり、あっという間に2月ですね。いろんな疲れが溜まってきたのか、夫もわたしも娘も、朝寝坊ぎみ。というより、寒すぎて布団から出られず、寝かしつけの逆で、寝起きの絵本読み聞かせをしてベッドのうえでダラダラ過ごしています。みなさん、ご機嫌いかがですか。 さて、寝ながら絵本を読むときは、必ずわたしの腕枕に頭を預けてくる娘。わたしにとっては至福のスタイルなのだけど、娘の髪の毛が、ちょうどわたしの顔にかかって、くすぐったいというかクシャミを我

幼稚園に行きたくない息子

月曜、朝。 幼稚園に行くのを嫌がる息子。 「行きたくない」 シクシク泣いている。 シクシク泣くのだ。涙がこぼれ落ちそうになると拭って。静かに泣く。 その姿があまりに健気で、可愛くて、切なくなる。 * 娘も息子も1歳から保育園に通っている。当時私は、会社員だったので、7:30には保育園に送り届けていた。 子供達が「行きたくない」なんて言おうものなら、「会社遅れる!」と怒っていた。 泣き顔の娘と息子にイライラしながら、自転車のチャイルドシートのベルトを締めていた

節分の豆は何歳から?

今年は節分が2月2日なんですね。 124年ぶりの現象だそうですが、私はまさか節分の日が移動することがあるなんてびっくりしました。 さて毎年、「鬼は外」「福は内」と投げる豆まきですが、 豆が小さい子供にとって誤嚥のリスクとなることは意外と知られていません。 誤嚥とは食べ物が誤って気管の方に入ってしまうことで、咳き込んだり、気管の一部が塞がって呼吸が苦しくなったり、豆がきっかけとなって肺炎を起こしたりもします。 豆は乾燥していて表面もつるっとしているので、ヒュッと気道の

どのマスクを使うべきか

新型コロナの感染拡大が続き、今やマスクは生活の必需品となっています。 不織布マスク、布マスク、ウレタンマスクと言った種類があり、そのほかフェイスシールドやマウスシールドをしている人もいます。 それらの効果についてはこちらの図がよく引用されていますね。(豊橋技術科学大学プレスリリース) これを見ますと、フェイスシールドやマウスシールドは飛沫感染を防ぐ効果は乏しいように見えます。 感染予防としてはマスクを使うべきで、その中でも不織布マスクが良さそうです。 マスクがなかな

「怒ってるときも大好きだからね」と息子に伝えた話。

子供の前では、できるだけご機嫌でいたいけれど、どうしてもイライラが溢れてしまうときがある。  私の場合、イライラしてしまうシチュエーションのほとんどは「何かをしているときに、それを止められる時」だ。家事をしているときに何回も呼ばれるとイライラ。家事をしながら頭の中で考え事したり妄想を楽しんでいるとき、何度も話しかけられるとイライラ。 「ちょっと待って」と言う口調がいつもよりキツくなってしまうことが多々ある。 そんなとき息子は、眉毛を下げて、肩をがっくり落とし、あからさま

小児科で男性医師に「お母さんは女性だからわからない」と言われた話

息子が生まれたばかりの頃、「男の子の育児」という本は、「女の子の育児」という本よりよく売れるという話を聞いた。 なぜなら、母親はみんな女性だから。 自分は「女」だから「男」の考えることがわからない、育て方がわからないと思う母親たちに「男の子の育児」と題した本が売れる、というのがそのからくりなのだとか。 そのときは、そんなものかな?と思った。 男の子だからわからないとか、女の子だからわかるとか、そんなことってあるのかな。自分とは違う個体である以上、男の子も女の子も同じよう

算数センスは小さな頃からの簡単な習慣で身につく

先日塾に行かなかった娘の勉強法について 書きました。 その時に書き忘れたことを 書いてみたいと思います。 算数の習慣は小さな頃から算数が苦手な子は少なからずいます。 小さな頃からの習慣でそれが変わるかも というお話を聞いたことがあります。 実際にそのあと、娘には意識的に そうしてきました。娘は数学が好きです。 なのでご紹介します。 🌼 算数が苦手な子はあたまに物が 浮かんでこないそうです。 リンゴが3つあります。 バナナが2本あります。 全部で何個ですか? という

メニュー決めが苦手な夫におくる。かんばん方式でメニュー管理

みなさんこんにちは。同い年の夫を持つミハルです。うちの夫を一言でいうなら、料理だけは絶対にやらなかった人(どんな紹介だよ)。 他の家事は手伝うけど、料理だけは奥さんにしてほしい。そう宣って暮らしてきたわけですが、ここ最近転職を繰り返していて、仕事もしない料理もしないで妻の堪忍袋の緒が切れました。重い腰を上げて、去年から料理をするようになったのです。 メニュー決めがストレス料理初心者の夫、メニュー決めがストレスらしく、同じ料理を作り続けていました。ハンバーグ、餃子、オムライ

この世界は生きやすく、優しく変化している。息子、歯医者へ行くの巻

息子がついに歯が痛いと言い出した。 わかっていたのだよ。この日が来ることは。 虫歯を発見した時、私はうかつにも息子に対して 『あ、これ虫歯かな。』と言ってしまった。 それからというもの息子が口の中を見せてくれなくなってしまった。 仕上げ磨きが出来ない日々。 まあいいんだけど。 私の妹は息子たちの歯磨きに気を遣っていて、 いまだに一本も虫歯になっていない。 すごいなぁ。ほんとにすごい。 でも、たぶんうちは無理。 息子がまず無理。 そして私もムリ。 で、こうなった。 息子が