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#育児 記事まとめ

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妊娠から出産、子育て、教育についてなど、noteに投稿された育児系の記事をまとめていきます。
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2022年8月の記事一覧

子どもを褒める。子どもを叱る。実はどちらも同じだった。

先日あるお母さんから、深刻な面持ちでこんなご相談を受けました。 お話を伺った後、 「日頃、お子さんをなるべく褒めようと心がけていらっしゃいますか?」 と聞くと、 「はい! どうしてわかったんですか?」 と表情が明るくなられました。 選択肢を与えることはとても良い方法です。 でも「わかんない!」と言われた時、子どもは何がわからないのか、みなさん、わかりますか? これは、褒められて育っている子の“あるある”かもしれません。マンガを見てみましょう。 親からすると、 「好きな方

100人で子育てをすることにしました。

こんにちは。 岸 志帆莉です。 突然ですが、我が家ではこれから100人で子育てをしていくことにしました。 100人で子育てをすることにした ―背景こちらのnoteでもお話ししてきましたが、我が家では春から夫が海外に赴任しました。 以来、残された母子三人でささやかに暮らしています。 わたしたちもいずれ夫が暮らす国に渡航予定ですが、受け入れ側の事情により少なくとも年内はこちらにいる予定です。 そんなわけで今、ひとりで幼い子どもたち(3歳&0歳)を育てているわけですが……

「しあわせな片思い」の記録 #子どもの後ろ姿をアップする

まず、この投稿、メーンディッシュはこの文章ではありません。 ツイッターで、 #子どもの後ろ姿をアップする見た人もやる のハッシュタグを検索してみてください。 数百枚、すばらしい写真がみつかります。 以下、このハッシュタグについての備忘録。 思い付きのハッシュタグこのハッシュタグ、作ったのは私です。 思いのほか反響が大きくて驚きました。 きっかけは自分の何気ないツイートでした。 10年前の三姉妹の、何ということはない夏の日のスナップ。以前住んでいたマンションの近くの公

それはメリットではないけれど、子を持ってよかったと思える瞬間を語ったならば。

一緒に仕事をしたことがある後輩が、転職をしたらしい。 「らしい」というのも、私もその会社を2年ちょっと前に辞めたのであり、人から聞いた話だからだ。ご結婚を機に別の会社へとご転職されたそうだ。ご結婚を機に、ということは何らかその後のプライベートや人生展望にフィットするような選択肢を探してのことなのかなと思った。どうかどうか、その決断に幸あれ。 私も34歳なのであり、最近は同世代から「産むか・産まないか」というテーマについての意見を聞かれるようになった。 長男を産んだ時は2

保育園が休園!14日間を乗り切った「ワンオペ育児×在宅勤務」のタイムスケジュール

今日でようやく、14日間の保育園の休園期間が終わりました。 幸いなことに、我が家はみんな、風邪もひかずに健康。 それでも、元気のあり余る3歳と5歳の息子ふたりと、1日中まるまる過ごすこと。その上、仕事までこなさなくてはならないこと。平日の日中は夫は会社へ行くので、ほぼワンオペです。ああ、大変でした…。 私はフリーランスではありますが、締め切りは毎日怒涛のように押し寄せます。クライアントに「休園なので、あと数日待ってください」というのは絶対無理。フリーだからこそ、仕事がな

文系母と理系7歳の将棋ライフ

子どもはいつもなにかしら新しい出会いを連れてきてくれる。娘のときはシュタイナー教育やヴァイオリンを学び、もうひとり子どもが産まれれば当然そこを繰り返していくんだろうと思いきや、娘と息子だからなのか個の違いなのかなんなのか、今わたしはまったく違う景色を見せられている。ひとつには、将棋である。 将棋とわたしの接点といえば、小説を書いていた若いころ、恐れ多くも団鬼六先生の席に何度かお邪魔し、さまざまな棋士の方がよくそこにいらしていたなあ、ということを覚えている(ちなみに団先生は名

混んでいる電車にベビーカーで乗った話

ごきげんよう、文学YouTuberベルです。先日、都内から地方へ引っ越しをしました。 それなりに距離があると搬出・搬入が日をまたぐのですね。 夫は既に新居にいるため実家に娘を預け、私は18時過ぎまで搬出に立ち会うことに。その後実家で一泊するも、なんと翌日9時には搬入がある(夫は10時からリモートワーク)とのことで、始発で向かうという強行スケジュールでした…! この一連の流れにおいて私が真っ先に危惧したこと、それは“満員電車にベビーカーで乗る可能性”でした。 実家から新

娘のダンス発表会の練習をマネジメントして、「5万人に一人の扉」を開く手助けをしてみた2ヶ月弱のこと

あんまり書かないでいようと決めている娘の話を書こうと思う。 ***** この間、娘のダンスの発表会があった。 年長さんの娘は導入レベルのクラスに所属しているのだけど、今回の発表会はライブ形式で8曲踊るプログラムだった。年長さんのキャパを若干超えている気もしたが、娘は話を聞いた当初からそんなんやるに決まってますやんみたいな顔をしていた。 8曲の中には以前やった曲が含まれるという話だったが、娘は6月時点でそんな過去曲の振りなんて綺麗さっぱり忘れていた。のっけから先が思いや

赤ん坊の娘が発見したもの【エッセイ】

生後5カ月の娘が、急にワガママになってきました。 気に入らないことがあると、すぐに泣く。とにかく泣く。 おしゃぶりがうまく口に入らない。それだけで朝六時から絶叫です。 赤ん坊は泣くのが仕事。そうです。 でも、あやすのは親の仕事なのです。 抱っこの時間が増えて、ちょっと筋肉がついたのは嬉しいのですが、それよりも背中と腰へのダメージが蓄積されているようです。 朝起きた時点で、背骨に沿ったエリアがもう痛い。 ぼくはどうも無理な体の使い方をする癖があるみたいで、気が付くとずっと

「13歳からの地政学」ができるまで①娘の出生

入社23年目の中年サラリーマンは、追い詰められていた。 長女が生まれたのは2020年4月11日。わずか4日前には新型コロナウイルスの蔓延を受けた最初の緊急事態宣言が発令され、街から人影が一斉に消えた。 新聞社に勤める私は、この年の4月1日をもって1面記事など重要な国際ニュースを取り扱う編集者のポスト(デスク)に異動していた。日本のメディアにおいて国際ニュースの占める比重は年々、増していて、時差のために24時間、気が休まらないこのポストは新聞社の中でも最もきつい激務の一つだった