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あたらしいカメラ、ほしいカメラ

こんにちは。カメラをもってぶらぶらしているNobuです。

最近、新しいカメラがたくさん登場しています。CanonからR7とR10、NikonからZ30、FUJIFILMからH-H2S、X-H2、HasselbladからX2D 100C。

国内メーカーはAPS-Cサイズ機の拡充、海外は現行機のアップデート、という印象です。

まだまだ新しいカメラが出そうですが、ほしいな~と思いつつ、一つのカメラを使い込むことに楽しみを見いだしたので、次は何にしようかな、と妄想するだけ楽しんでいます。

たくさん新しいカメラが出てくるので、以前の僕なら下取りを利用して、大して使っていないカメラを生け贄に、新しいカメラを召喚していたのですが、同じようなことがないように考えを整理しておきたいと思います。

最近の傾向

国内メーカーを見ていると、2020年くらいから続いたフルサイズ機のラインナップの拡充が一段落して、新しい領域への踏み出しが始まっているように見えます。

例えばCanonであればエントリー機としてのR10、望遠・連射のR7と、いずれもAPS-C機を発売しています。NikonだとZ30が発売になり、V-logカメラがウリになっているようです。

少し前まで日常をシネマティックに動画として残す、という大きな流れがあった気もしますが、最近は関連するYouTube投稿も減っており、流れが変わってきたのかなと感じています。

代わりに写真を撮るためのカメラとして、Leicaの人気と、フィルムカメラが人気になっていました。Leicaは中古が、フィルムはボディもフィルムも価格が高騰していたようです。

なんとなく新規にカメラを手に取る人向けの動画や解説が公開されることが少なくなってきたことから、ブームは終焉に向かっているのかなと感じますが、この後もカメラを続ける人は、きっと趣味として昇華できた方だと思います。

やはり最新の技術が詰め込まれたカメラを見ているのは楽しいのですが、少し前ならLINEで友達になっている人限定に、マップカメラさんが実施していた「品薄中古の先行販売」とかで瞬殺されていたNikon Z9やCanon EOS R3も30分くらいは売れ残ったりしているところを見ると、転売含めて購入者側のニーズが減ってきているのかなとも思います。

むしろFUJIFILMのX-E4なんかは人気品薄が続いていて、中古価格も下がっていない状態。

2年くらい前は、本当に全員が使っているのか?と思えるほど高機能なカメラが人気でしたが、最近は必要十分な機能に、気軽さ、コンパクトさ、みたいな方が重視されているように感じます。

もし、これからカメラを買おうかな、と思っている方がいるのであれば、最新のカメラは必ずしも(あなたにとって)最適なカメラではない可能性があることを知って頂ければと思います。

無理に多機能、高性能なカメラを押される風潮がなくなっている気がするので、今は情報集めに良いタイミングだと思っています。

新しいカメラ

最近発売、或いは発売予定のカメラは何を重視しているのかなと考えてみました。

もちろんメーカーによって個性が異なるので、一概に言えるわけではありませんが、写真機能が充実してきたことにより、写真を撮る、という体験自体に大きな差はないと思っています。

こっちの方が使いやすい、とかあると思いますが、結局使い込んでカスタムして、慣れてしまえば、そのカメラが一番使いやすいので、「これは使いやすくてオススメ!」はあまり当てにならないな~と考えています。

個人的には今、カメラがもう一段飛躍しようとしているステージにきているように感じています。

例えば動画も8Kで撮影出来る機種が増えてきました。YouTubeレビューなどでも言われていますが、撮る側が8Kでも見る側の環境が8K環境がないと、そこまで必要なのか?という意見が出ていますが、5年もしないうちに環境は整うのだと思います。

結局、今必要か?と聞かれてしまえば必要無い、が回答になってしまいますが、ちょっと先を見据えてメーカー側が性能をアップしているのであれば、環境さえ整ってしまえば、みんな当たり前のように8K動画を撮っているはずです。

ディスプレイとか試験的に8Kパネルをつくって、量産化できるようにしている流れはきっとあるんだと思います。次の次のオリンピックとかは、自宅で8K映像を見ながら応援しているかもしれません。

そうなると、次のステップに向かう、次の当たり前を搭載し始めていて、数年後には不要だと言われた機能が「当時としては革新的であった」という評価になるのかなと考えています。

ほしいカメラ

だとすると、発売されるカメラの中で、ほしいカメラはあるかと聞かれると、僕の場合は「ない」という回答になります。

機能だけを追いかけて、持っていれば、いつか使える時が来るかもしれない、と思ってしまいます。一度手にしてしまえば、これが活躍する、人気が出る日が来るかもしれないと、手放しがたくなっていくことも過去に経験しました。

でも、毎日カメラを手に取って、街中をぶらぶら歩いて写真を撮っていると、今の自分ができること、使える機能は思っているよりも少ないです。むしろ動画とか撮らない。

今の自分に最高のカメラは何か、と問われれば、毎日持ち歩けるコンパクトさ、撮影する楽しさが感じられること、データが扱いやすいこと、という条件を満たしたカメラかなと思います。

いちようカメラバッグを持っているので、ミラーレスカメラに便利ズームをつけて動き回ることはできるのですが、東京都心でミラーレスを使って撮影していると警戒されたり、写らないように止まって頂いたり、と周りの人にも面倒をかけてしまいます。

また、パッと撮れることは重要ですが、マニュアルでピントを合わせ、狙った写真を撮れるように設定を変えたりして、明日はこうしてみよう、と思わせてくれる方が、自分の好みには合っています。

機能的にはISO800か1600くらいまでしかあげる時間にしか撮影しないので高感度耐性とか不要で、開放で撮りたい時はNDフィルターをつけるのでシャッタースピードも並程度で良く、連写も子供の運動会くらいでしかしません。

正直、どれでも良いのでは?という評価もありそうな気がしていますが、自分自身でもそう思っています。たぶん、今使っているカメラを使い込んで、もっとこんな表現がしたい、今のカメラのここをどうにかしたい、ということが出てくれば、買い換え時で、最適なカメラを購入します。

気になるカメラ

といっても、気になるカメラはあります。

今は中判デジタルのHasselblad X2D 100Cがとても気になっています。先日発表になったばかりですが、FUJIFILMしか選択肢のなかった1億画素クラスの領域に飛び込んできたカメラです。

フィルムカメラを扱っていると、みんなHasselbladに行き着くと言われたことがありますが、多分にもれず僕もいつかは、と思ってしまいます。

フルサイズよりも大きな中判で景色とか撮影したら、どうなるのかな、と妄想は膨らみますが、センサーが大きくなるとどうしても光のバランスが大切だったり、ブレを防ぐために工夫をしたりと、気を遣うポイントが多くなります。

X2D 100Cは手ぶれも強力なようですが、とはいえフルサイズ同等に気軽に扱えるのかは、まだ分からないので、必要なタイミングが来たときに試そうかなと思います。

今の経験、知識だと、性能をフルに引き出すことが出来ない気がするので。

といいながら、手にしていたらごめんなさい。
もし手に入れた人がいたら、ぜひ感想を教えてください。

最近撮ったお気に入りの写真たち

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