ふと空を見上げたとき、そうか、こっちの世界には浮島が存在しないんだよな――と、そんな不思議な気分になって立ち止まってしまう人が、いま世界中に何百万人もいるかと推測されます。『ゼルダの伝説　ティアーズ・オブ・ザ・キングダム』が発売されました。 

　いま、世界中の人が、ネット上にいろいろな感想を述べているでしょう。

　なので、わざわざわたしが何かを書く必要はないのですが、いちおう昔は攻略記事のライターをしていたこともありますし、初心者向けのアドバイスを書いてみようかなと思った次第です。

　あくまでも、前作をプレイせず、今回から「ゼルダ」を初めてみたよ――という人に向けてのアドバイスです。前作経験者にとってはなんの役にも立ちませんので、そのへん、ご了承のほどを。

アドバイス1・目的地は「ON」にしておく(←かなり大事)

　次に何をすればいいんだろう?　どこに行けばいいんだろう?

　――と悩んでいる人がいらっしゃいましたら、いますぐ「-」ボタンを押してください。

　そしたら「冒険手帳」の項目を開いて、いまプレイしている「メインチャレンジ」のところを見てみてください。おそらく、そこが「目的地が設定されていません」になっております。

　この設定、プレイしていると、気付かないうちに「目的地の設定がOFF」になってることがあるんですよね。Aボタンを押せば「目的地が設定」され、マップ上に「次に向かうべき場所」が表示されます。

アドバイス2・祠(ほこら)をみつけたら、とにかく入る

　世界のあちこちに存在する祠(ほこら)は、足を踏み入れるとワープポイントとして設定されます。

　なので、クリアするつもりがなくても、祠をみつけたら、いったん入っておくのが鉄則です。

　なお、すべての祠は「入ることができた時点で、必ずクリアできる」ように作られております。まだアイテムが足りないからクリアは無理、みたいなことは起きません。前作「BotW」がそうなっていたので、今回もそうなっているかと思います。

アドバイス３・寄り道は、ゲーム開始から3～4時間たってから

　このゲームは、広大な世界をどのような順序でプレイすることも自由です。いくらでも寄り道を楽しめるゲームです。

　――と言われても、どのあたりから寄り道を楽しめばいいの?　と悩んでしまう人もいるでしょう。すべて自由だよ!　と言われてしまうと、人間は、かえって困惑してしまうものです。

　なので、前作未経験であるなら、おおよその目安は「プレイ開始から3～4時間」と考えておいてください。ストーリー的なネタバレをしないように濁して書くならば、「パラセールの入手」あたりが、寄り道を開始するのにふさわしいタイミングじゃないかな。

　それまでは、言われた通りの順序でゲームを進めたほうがいいと思います。

アドバイス４・鍋を見つけたら、とにかく料理しろ

　ゲーム配信者の方々のプレイを見ると、ばったばったと敵キャラを倒していく動画を堪能できます。

　でも、ああいったプレイは、初心者には無理です。

　このゲーム、けっこう敵キャラにやられまくります。ダメージを受けまくります。今回から「ゼルダ」をプレイする人ともなると、ボコボコにやられる可能性が高いです。

　なので初心者にとって、これを回避するための最適解は「鍋をみつけたら、どんどん料理しておく」です。10個20個30個……と、うなるほど料理を作っておきましょう。これならダメージを受けても、その都度、料理を食べて回復できてノープロブレムです。

　ゲームプレイ的には「ゴリ押し」ってやつですね。美しいプレイ方法じゃないかもしれません。でも100時間くらいは楽しめるゲームなんですから、序盤の頃に「ゴリ押し」することなんざ、気にするこたぁないのです。ゲームに慣れてくれば、いずれ美しいプレイができるようになります。

アドバイス5・根を詰めちゃいけません(←いちばん大事)

　このゲームは、ほんとヤバイんです。

　プレイしていると、ずっと面白いのです。2時間たっても、5時間たっても、8時間たっても、ずーーーっと「これ面白ぇ！」という状態が続きます。エンドレスです。

　なので、どこかで必ず、意図的に休憩をとってください。

　あなたが若ければ、体力が切れて寝落ちするまで没頭してみることを止めるつもりはありません。私も、若い頃はやりました。そんな状態までゲームをプレイすることでしか得られない栄養素みたいなものも、たしかに存在しますからね(笑)。

　でも、30歳を超えたら、そろそろ無理しちゃいけません。

　おそらく今回も、クリアには100時間くらいは必要でしょう。1日15時間ずつプレイしても1週間かかる計算です。こんな化け物のようなゲーム、根を詰めてプレイしちゃいけません。のんびり遊びましょう。マジで体を壊すよ。

　というわけで、初心者向けのアドバイスでした。

　なお、わたしのプレイ状況ですが、さきほどインパ様に会いました。「まだ生きてたのかババァ」と毒蝮三太夫みたいに叫びたくなりました。みんな健康で何よりです。

　というわけで、気が向いたら、またプレイ状況を報告しつつ、アドバイス的なことを書くnoteをアップしようと思います。ではまた。