逆転の発想でヒットした商品が世の中にはたくさんあります。
ターゲットや時期、ブランディングなどこれまでの常識と逆手にとった
施策を行うことによって弱点だったものが魅力、武器になることがあると感じました。
今回は特に気になった4つの事例を紹介します。
①ヴィレッジヴァンガード(ヴィレッジヴァンガードコーポレーション)
・クソまずいドリンクをバカ売れさせた方法
このキャッチコピーにより、”まずい”という圧倒的な弱みが、
むしろ強みになっていると感じます。
「どんな味がするんだろう?」「なんか面白そう」「誰かに飲ませてみたい」などといったように弱みが前面に出ていることによって、購入後の想像が膨らみました。
②UNIQLO(ファーストリテイリング)
・ユニクロが成長した最大の理由
あえて服にに興味がない人を狙うという、ターゲット設定があったということに驚きました。最近では、綾瀬はるかさんを起用したCMや、ハイブランドとのコラボなど、むしろユニクロ=オシャレ、服に興味がある人も買うブランドに変わってきているなと感じています。
③カップヌードル(日清食品)
・ふとんの中でひらめいた、“逆転の発想”
・麺をカップに入れるのではなく、カップを麺に被せる
安藤百福氏がアメリカに視察にいった際に、チキンラーメンを2つに折って紙コップに入れお湯を注いで食べたことから、カップラーメンの着想を得たそうです。1つの世界・コミュニティだけではなく色々な世界を見ることの重要性に気づかされます。生産の過程でも逆の発想が生かされているのだと参考になりました。
④雪見だいふく(ロッテ)
・後発メーカーだからこそ逆転の発想で勝負
・冬に売れるアイスクリーム”
後発だからこそ、”どう売るか”、”他社とは違う戦略”を行う重要性を感じました。今でこそ、冬のアイスは当たり前かもしれませんが、当時アイス業界の売上の80%が夏ということを考えると、逆に振り切った戦略かと思います。パッケージにも、冬に温かい室内で食べるイメージを醸し出すために、暖色系の色を使っているなど、パッケージデザインの参考にもなりました。
ちなみに私の出身の北海道では冬のアイス消費量が日本一と言われているそうです。
上記4つの事例に関して
採用に置き換えてみると、弱みや懸念をむしろ魅力にできたり、
ターゲットをあえて変えてみる、他社がやらない採用手法を取り入れてみるなどといったように様々なことができると思います。
現に、O社やH社といったように、ノルマがきつそう、忙しそうといった会社でも”圧倒的な営業力”を身に着けられるという解釈もでき、それが魅力に映る人もいる印象があります。
一見不利な状況、弱点でも”逆転の発想”でプラスにできることは
多くあると感じました。
自分の業務にも落とし込める内容だと思います。