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発達障害は栄養で良くなる

日本で子どもの数が減少し続けてる中、「発達障害」と呼ばれる子どもは増え続けています。
2006年に発達障害の児童数は7000人余りだったが、2019年には7万人を超えて、現在も増え続けている状況です。

それに伴い、子どもへの向精神薬などの処方も増加しています。



発達障害とは?

そもそも発達障害という言葉は、1963年にアメリカの法律用語として誕生し、1970年はじめに日本に入ってきました。

日本では、2004年に、それまでの法律では障害者としてみなされなかった発達障害の定義が確立され、障害者に関する様々な法制度に位置づけされたことによって、医療・保健・福祉・教育・就労などにおける発達障害者の社会的な支援体制の確立を目指すための法律として、発達障害者支援法が施行されました。

その後、発達障害者の支援の一層の充実を図るために、2016年に発達障害者支援法の一部が改正されました。

「発達障害支援法」による発達障害の定義は次の通りです。

「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」

最近よく取り上げられるADHD(注意欠如多動症)、 LD(学習障害)なども発達障害です。

発達障害は、脳機能の発達に関係する障害で、脳の働きの違いによるもので、決して「本人の努力が足りない」とか、「親のしつけに問題がある」というものではないとされています。

今日、発達障害と呼ばれる子どもたちは、もしかすると昭和の時代なら「ちょっと変わった子」や「落ち着きない子」と言われるだけだったかもしれません。

しかし現在は、発達障害の周知が進んだことにより、子どもが少しでも発達障害である疑いがあると、親はすすんで病院へ診断を受けに行く傾向があるようです。

そのことが、発達障害の子どもが増えている一因とも言われています。

発達障害の原因を考える

いえいえ、「発達障害」の増加の原因はそれだけではないのです。

ではどんな原因が考えられるのか?

発達障害の子どもがいるあるアメリカ人の母親が、バイオメディカル療法に出会い、子どもが劇的改善をした経過を詳細に記した本

「発達障害は栄養で良くなる 新時代に希望をもたらす未来医療」

発達障害は栄養で良くなる

著者:サリー・カークを通して見ていきたいと思います。

この本の、医師監修には、主な著書に、「子どもの病気は食事で治す」「この薬、飲み続けてはいけません!」などをお持ちの内山葉子医学博士がされています。

まずは、内山医学博士の言葉をご紹介いたします。

「この作者が出会ったバイオメディカル療法は、発達障害の実態である身体の問題(免疫力の低下、消化能力の低下による栄養吸収障害、身体・脳に起こっている炎症、不必要な薬などの使用、環境から入ってくる多くの毒、バランスを崩したために起こるホルモン異常やアレルギー)を改善することにより10年近く悪化の一途をたどっていた我が子を驚くほど改善させるのです。 

この本では、作者は医療従事者でないものの、 大変詳しく、実践的に書かれています。」

発達障害は脳の障害ではない⁉

では、真の原因は??????

この本の帯より
発達障害はじつは脳の障害ではなく、身体の不調による代謝障害で脳機能が阻害され、精神のトラブル、発達の問題が出ているだけにすぎない。

人を「発達障害」にするその原因とは
●抗生物質、炭水化物・糖質のとりすぎによる
腸内環境の悪化

●カンジタ菌(カビ)が増殖し、腸内で毒素を排出

●悪玉菌の毒素で腸壁に穴が開く
リーキガット(もれる腸)症候群

●腸から漏れた未消化物やカンジタ菌の毒素が血流に入り、免疫反応「遅延型アレルギー」で、脳や全身が炎症

●有害金属による代謝・デトックス機能の低下
自己免疫疾患

●有害金属が胃腸の炎症を起こさせる
過敏性腸症候群

●栄養不足(鉄、亜鉛、ビタミンB群等のビタミン・ミネラル類、必須アミノ酸)

はい、やはり「栄養不足」が出てまいりました!!
その他の原因についても、これまで取り上げたものばかりです。

ということは、これらの原因は、発達障害に関わらず、様々な疾病と関わっているということですよね!!

強力な栄養プログラム

では、具体的な栄養のアドバイスを本のなかから、 ピックアップしてみましょう。

バイオメディカル療法では、たくさんのビタミンやミネラル、そしてその他のサプリメントを摂るのがあたりまえ。

なぜなら

●少食、偏食、消化・吸収力が低下などの理由で、ほとんどの発達障害の子どもたちは、さまざまなビタミン、ミネラル、必須脂肪酸、その他の必要な栄養が不足している。

ほとんどの子どもたち、とくに幼い子ほど、栄養を補うことで、めざましく改善する。変化は数日から数週間で現れるだろう。

おもに大きく改善するのは、会話、アイコンタクト、行動、睡眠など。

●発達障害の子どもも大人も、亜鉛、ビタミンC、カルシウム、マグネシウム、タラの肝油(ビタミンA、D、オメガ3脂肪酸が豊富)などの必須栄養素を大量に必要としている。

●発達障害の子どもたちの多くは、いちじるしい酸化ストレスにさらされている。
この酸化ストレスから細胞を守るには、高濃度の抗酸化物質が必要。
ビタミンC、ビタミンA、ビタミンE、コエンザイムQ10 、セレン、亜鉛、メラトニン。

これらのサプリメントは追加サービスとして、身体の抗酸化を手伝ってくれる。

●子どもたちは、消化・吸収力の弱さ、偏食(わがままではなく、消化器官の不調や味覚・感覚異常)、ビタミンKやビオチンなどの必須ビタミンを産生してくれる善玉菌がすくないこと、などの理由で、身体に必要なビタミンやミネラルが不足している。

●発達障害の子どもたちは、全身いたるところに炎症がみられる。
また、さまさまな機能不全があることも分かっており、免疫システムの検査をした方が良い子どももいる。

免疫システムを弱らせる原因は、多々あるが栄養不足も大きな要因の一つ。

サプリメントは効果が表れるまで時間がかかる

処方箋は、数時間から数日で反応があるけれど、サプリメントは効果が表れるまでに時間がかかることが多い。

栄誉素によって差があり、また個人差もあるが、たとえばビタミンB12 やメラトニンは、早い人で数時間から数日で効果があらわれることがあるが、人によっては、数週間かかることもある。

消化酵素や亜鉛は、効果が出るまでにもっと時間がかかり、だいたい数日から数週間見なければならない。

もっと時間を要するのは、ビタミンA、カルシウムなどで、数週間から数か月かかる。ビタミンEのサプリメントで脳機能が改善するまでには、だいたい半年かかる。
すぐに効かないからといって、あきらめないことが肝心だ。役に立つかどうか判断するには、時間をかけてみよう。

以上が、本からの抜粋となります。

どの薬もそうですが、発達障害を完全に治す薬はありませんが、症状を和らげるための薬がいくつかあるだけです。
処方は基本的に6歳以上なので、小さいうちから、薬で自分の精神状態をコントロールさせて成長していくと思うと・・・・・・・

薬に手を出す前に、まずは子どもたちの栄養不足を改善し、生活環境を見直すことからスタートさせて欲しい!!

せめて、ニュートラ ヴァイタだけでも摂ってくれれば!!と切に願ってしまいます。

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